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婚活ノンフィクションで苦しむ男女の特徴は何なのか?

先週ツイッターに巨大な火柱を拭き上げたドキュメンタリー番組、婚活ノンフィクション後半戦が満を持して放送された

前半戦では子供部屋おじさん煽りをされ婚活の洗礼を浴びせられていた29歳婚活男子も、今回は無事に高学歴アラサー女子との仮交際にまでこぎつけることが出来ていた。敏腕婚活アドバイザーの手腕が発揮されたようで安心である。ここから3ヶ月以内に真剣交際に至るか否かを判断しなければならない。ちなみに仮交際とはお試し期間であり、この3か月間でお互いに良いな、と思い合えたカップルは真剣交際に至って成婚へ向け進んでいくのである。詳しく婚活界隈を知りたい方は、大人気婚活漫画『婚活バトルフィールド37』を読むことをおすすめする

仮交際に至った高学歴女子からの勧めで、結婚後の家事育児能力を磨くため一人暮らしを始める婚活男性。そこまでは理解できるが、婚活ノンフィクションにはまだ先があった。なんと彼女からは毎晩手料理を作ってそのレシピと写真を送ることを要求されたのである。流石にこれはおかしい。仮交際の段階で課されるには重すぎるハードルに途端に緩んだ空気は消え不穏な予感が漂ってきた。しかし婚活男子はめげずに、毎晩料理を作り写真とレシピを彼女へ送り、その期待に応え続けた。

しかし予想通りというべきか、婚活ノンフィクションはそんなに甘い世界ではなかった。仮交際期間終了間際に彼に告げられたのは『パパに反対されたから』というお断りメッセージだった。いい年をしてお断りの理由がパパの反対というのには笑ってしまった。

また振り出しに戻された可哀そうな元子供部屋婚活男性とは対照的に、同時並行で敏腕婚活アドバイザーの指導を受けていた北海道出身の婚活女子は、ついに意中の男子と真剣交際にまでたどり着いていた。彼女も婚活開始直後は年収350万にもかかわらず自分の年収の2倍3倍の相手と結婚したいといった高望みが見られたが、婚活アドバイザーからの『今どきの年収1000万男子が選ぶ女性は年収800万前後。年収350万で夢を見るな』といった的確なアドバイスを受け、自身の認識をアップデート。目線を下げることに成功した彼女は若さや整形によってアップデートしたルックスにより、無事に男子との真剣交際に辿り着けたのである。

パパの反対を理由に真剣交際に至らなかった高学歴女子と、目線を下げて真剣交際に至った上京女子。対照的な結果となった彼女たちを見ればわかる通り、女性が婚活ノンフィクション地獄にはまり込む一番の理由、それが男性のハードルを下げられないことだ。

もうこの辺で妥協するしかない』と理屈ではわかっていても、感情では納得できないので駄目なところ探しをして『ほら、やっぱりこの人じゃな駄目だ』と破断にしてしまう。感情を納得させるために理屈を使ってしまうのである。

結婚に向けて子供部屋を出て一緒に暮らすための予行練習として、一人暮らしを始めて欲しい。ここまでは理屈もわかるしそこまで行き過ぎた要求ではないだろう。しかしその次に繰り出された『日々自炊で料理をしてそのレシピと写真を送れ』というのは明らかにヤバい。感情に脳が支配され『こいつじゃダメな理由作り』を始めてしまっている。男性が『いや流石にそれはしんどい』と反論してきたり、送られてきたレシピや料理が見るからにアウトであれば、自分にちょうど良いが好みでない男を切るうまい理屈が立つのである。

感情を優先して高望みが止められないことが婚活女性の地獄の原因だとすれば、婚活男子が中々成婚できない最大の原因とは一体何なのだろうか?

ちょうど数日前、Tiktokerの男性が投稿したスポーツを経験していない帰宅部男子をボコボコにする動画が話題となった。『スポーツを真剣にやってない男はマジで危機感持った方がいいよ。最後に腹から声出したのいつ?そんなんでモテるわけないだろ』という危機感ニキによる帰宅部煽り説法は帰宅部がマジョリティのツイッターで大炎上となった。TiktokとXは混ぜるな危険なSNSである。

確かに子供部屋煽りをされ料理レシピを送らされていた29歳婚活男性は見るからにスポーツとは縁がなさそうな理系男子である。彼が婚活で度々苦渋を飲まされ、挙句に凄腕婚活アドバイザーに『目上の人のアドバイスを聞いている時に腕を組むな。そういう態度を女性の前でも無意識に取ってるからあなたは何時まで経っても婚活が上手くいかないんじゃないのか?』と正論激辛説法されているのには、体育会系社会で上下関係やコミュニケーション能力を磨いて来なかったこともあるのかもしれない。

もし彼が説法されるほどに笑顔で前のめりになり『もっと来い!』といった戦闘態勢を取れる部活で揉まれたツーブロックゴリラであれば、婚活バトルフィールドに参戦する前に恋人を作り結婚できていたであろう。筆者の周りでも部活でスポーツに真剣に取り組んでいた男子たちのアラサー既婚率は100%である。アラフォーまで婚活を頑張ったいた友人たちははみな帰宅部や文化部の面々であった。やはり婚活男子が苦しんでいるのはスポーツをガチっていなかったからなのだろうか?

ここで大切なことがスポーツをやることでなぜ男子は結婚できるのかということだ。危機感兄貴はスポーツをやることで理不尽に耐える強い男になれるし自信がつくのでモテるんだ、と解説していた。もちろんそれもあるが部活ガチ勢がモテる理由はそれだけではない。体育会系男子たちは無意識のうちに男性が結婚するために最も大切なことを実践できているのだ。そしてそれは実のところスポーツマンでなくとも誰でもやろうと思えばできることでもある。

帰宅部非モテ男子が婚活ノンフィクション地獄に堕ちないためにできること、それが……

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