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「考える」ことが楽しくなる一冊

本日の読書感想文を書いて行きます!!

今回の対象書籍はこちらです。

「世界で800万人が実践!考える力の育て方」 
  著者:ライフコーチ 飛田 基
  Amazonレビュー 3.9

この書籍は、下記のような悩みを抱えている人にオススメだと思います。

・頭の中の考えを整理出来なくて困っている
・やりたい事とやるべき事との葛藤を抱えてモヤモヤを抱えている
・子供の勉強の成績が悪くて心配
・忙しく働く中で資格の勉強をしているけど、中々、記憶に定着しない。
・今、世界で起こっていることの前後関係を整理したい

自分の頭の中にある考えや葛藤を整理したい、ある出来事の前後関係や
背景にあるものを深堀りしたい、このようなニーズのある方にオススメの書籍です!

全体的なストーリーとしては、下記のようなものとなっています。

TOC「制約理論」で有名なゴールドラット博士が使っていた、3つの思考プロセスを生活の中でどのように使って行くのかという実践的なテーマの書籍です。

書籍の中では、悪い友達に囲まれ学校の成績も低調な中学生が3つの思考プロセスを使って、どのように友人との関係性を改善させ学校の成績も向上させて行ったのかを事例を交えながら解説されています。

最終的に事例に出てきた中学生は、この3つの思考プロセスを使う前は下から数えたほうが早かったような成績にも関わらず3つの思考プロセスを活用したことで成績上位者に名を連ねるようになったそうです。

僕はこの書籍を読みながら、学生時代にこの3つのツールを知っていたら、もう少し成績が良くなっていたかもなと感じました。ケツから数えて10番目ぐらいだったので50番目ぐらいにはなれたかも、笑

その他に色々な使い方の事例が記載してあって、タイトル的には子育てに役立てるための書籍のように思えますが、十分に大人にも使える内容になっています。

むしろ、問題が山積して、悩ましい問題が次々と出てくる現代社会の中で生きる大人こそ使うチャンスが多いと思います。

3つの思考ツールとはどのようなものかというと、

・クラウド
・ブランチ
・アインビシャス・ターゲット・ツリー

の3つになります。

こも3つの思考ツールを簡単に説明すると、

「クラウド」
クラウドは、自分の中にある葛藤や他者との意見の対立を解消したり
出来るようになるツールです。

葛藤や意見の対立の例

(夜中にラーメンを食べたくなったけど、太る原因だから我慢したい気持ちも
あるけど。。。あ〜胃袋が欲している! どうしよう??)

(家賃払っても一緒だし家買ったほうが良いんじゃないと考える持ち家派の妻と
金利や経済状況、自分のキャリアを考えると持ち家には慎重派な旦那の意見の対立)

「ブランチ」
因果関係を整理して、理論的に考えるためのツールです。一見、複雑に感じる出来事も
因果関係をを整理することによってシンプルに考えることが出来ます。

因果関係を整理する題材の例
(なぜ急な円安が進んだのか?)
(なぜ便秘が続くと健康に良くないのか?)

「アンビシャス・ターゲット・ツリー」
目標を達成するまでの道筋を立てるためのツールです。目標達成を妨げる原因も考えて、行動目標に落とし込むとても現実的なツールです。ただ野心的な目標を書いて念じるだけで引き寄せ!みたいなフワフワしたものとは一線を画しています。

目標設定の例
(高難度資格を取得したい)→(資格取得を妨げる要因なんだろう?)→(妨げる要因を乗り越えた先にある未来は?)

(体重を5キロ減らしたい)→(減量を阻む要因はなんだろう?)→(阻む要因を乗り越えた先にある未来は?)

簡単に説明するとこのようなツールとなります。

このツールを使う際は、付箋を記入してペタペタ貼りながら使って行くので少し面倒くさいなぁ〜
感じるかもしれません。ほんとに、、、実際やってみると面倒くさいです。。。

でも、実際にやってみると思考が整理されていくので、モヤモヤが解消されて、面倒くささ以上のリターンが見込む事が出来る優秀なツールです。

この3つのツールの中でも、これだけは実際にやってみてほしいなと感じたのは「クラウド」です。

現代社会って、普通に暮らしていても色々な文化や価値観にふれることが多いと思います。そういった中では自分の中に起きる葛藤や他人との間に起きる対立が多く発生しやすい状況にあると思います。

そんな中でも、自分の価値観をしっかり持ちつつも他人の価値観や文化もリスペクトして行くためのツールとして「クラウド」はかなり役立つのではないかと感じました。

「クラウド」については、前半部分に記載してあるので、その部分だけでも読んでみて下さい!

それでは、また、チャオ

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