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IBインターナショナルバカロレア教育で学んだこと

IB(インターナショナルバカロレア)

私がバイリンガルプリスクールで働いていた時、
IBが目指す10の学習者像というものがありました。

当時私は英語についていくのに必死で、ただただ英語を日本語に訳して読むことしかできずそこまで深くIBについて理解していなかったけど、
ある研修で講師が、10の人物像を上げながら鬼滅の刃の炭治郎を例に出し、
炭治郎が理想的だね!みたいなことを言っていたのがとても分かりやすかった。

10の学習者像とは、、、


Inquirers 探求する人

Knowledgeable 知識のある人

Thinkers 考える人

Communicators コミュニケーションができる人

Principled 信念を持つ人

Open minded 心を開く人

Caring 思いやりのある人 

Risk takers 挑戦する人

Balanced バランスのとれた人

Reflective 振り返りができる人

です。


確かに炭治郎は色々な場面でこれらの力を発揮していますね。
よく考えるし、リスクを取るし、思いやりがある。
まさにIBが目指す姿!笑

IBが目指すのはまさに非認知能力を伸ばすことで、
「自らの頭で考えて問題解決ができる自立した学習者」としています。

まさに考える力を伸ばしたいと思っている私には共感しかない。



「自ら考える力」を奪っていないか

10の項目は、何もIBだからと言うわけでなく、どの保育園でも、どの家庭でも意識して良いことだと思います。
同じように、モンテッソーリ、レッジョエミリア、テファリキなど、それぞれ国によっても様々な教育方針がありますが、それぞれの考え方を理解して良いとこ取りすれば、いつかは自分の納得する保育にたどり着くのかもしれません。

私も当時、IBについて勉強しなければいけない状況だったのですが、正直、初めからIBに興味を持って入職したわけではなかったため勉強するのが億劫でした。
同僚との会話もままならないのに、難しい保育用語なんて英語で理解できない。

でも今、解放された今、笑
強いられなくなった今の方がIBについて興味があります。
そしてこのように記事を書いたり、改めて考えたりしている。

保育をしていてもよく思うことですが、
人は、やれと言われてもやらないけど、やらなくても良いことはやりたいんですねぇ。

改めて、
自分の中から出てくる興味、好奇心、そんな感情が初めて人を動かすのだなーと思いました。

〇〇しなければならない状況が、子どもの考える力を奪っていることもあるのかもしれません。

もちろん毎日毎秒、自由にしていた方が良いわけではないし、厳しく注意しなければならない時もあります。
でも、こういう考え方もあるんだねーって知っておいて、ちょっと意識するだけでも違うから。

非認知能力が大事って言われるけど、
まずは大人が、というか私が、非認知能力つけなくては。と思ったり。

そのためにも、
今更ながら勉強を楽しんでいます。



日本人は恵まれているけど

バイリンガルスクールで学んだことはそれだけじゃなくて、
やっぱり日本の教育はだいぶ遅れているんだってこと。

日本は治安も良いし清潔だし、安心して暮らせる国で自分は恵まれていると思っていたけど、
化石賞をもらうくらいには遅れているらしい。

過剰包装のお弁当を見て「これが日本だよね。」と鼻で笑われて痛感しました。

大画面の移動式モニターが幼児クラスにあって、それを使いながら英語の歌を歌ったり
実際に子どもたちがタッチして動かしながら学習したり、
職員には1人一台PCとスマホがあってほとんど紙の印刷をする必要がなかったり、
グリーンバックを使って生徒に向けた動画を撮ったり、
英語の先生たちは実は英語が母国語じゃない人が多かったり、

日本人て努力家だと思ってたけど、他の国の人達ってもっと努力家なのかも、と思いました。


IBを知って学んだこと、
実はたくさんあったんだなーと今実感しています。

まず、モンテッソーリ以外に保育方針を表すものがあることを知ったし、
それをきっかけに他の国の保育にも興味を持ったし、
きっといつかは実際に海外の保育園に視察に行きたいと思えた。

やはり、新しいことを学ぶとどんどん自分の世界が広がりますよ!
私も生涯自ら学び続ける学習者でありたい!
と思っています。

頑張ろうー

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