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ポルトガル移住を考える方が知っておきたい「ポルトガルの教育システム」について

ども、ゆうパパ(@portugalmove)です!
僕は2021年4月にポルトガルに移住してきており、現在はSNSなどでポルトガルの現地の情報や現地生活、移住ビザなどについて発信をしております。

今回はずっと書こうかなって思っていたテーマ

「ポルトガルの教育システム」についてと、実際に移住している僕の考えや現地で感じている肌感について、このNoteで書いていきたいなと思いますのでポルトガルに移住したいなって思っている方は参考にしてみてください。

だいたいSNSではふざけていたり、ポルトガルのこと書いたり、時々アンチをイジって遊んでいます。

ポルトガルに移住したいなって思っている方はNoteでもベストセラーになっている(僕もビックリ!)こちらのNoteもお役に立つかもしれませんので、ご覧ください。

また、ポルトガル旅行関連ではこちらのNoteがガイドブック代わりに役立ちます。

おかげさまで、最近なんだか旅行会社様にもフォローしてもらうことが多くなってきて、そろそろアンチいじりなどというふざけたことが出来なくなりつつある当アカウントですが、本日は近年人気のポルトガル移住というテーマの中でもお子さんがいらっしゃったり、子供をポルトガルで産んで育てたいという方の参考になればという感じでポルトガルの教育システムについて、まずは書いてみようと思います。

結構謎に包まれているポルトガルの教育ってどうなってるの?という話ですね。

間違えている部分や正確でない部分がありましたらどうかご容赦を。
僕も自分の子供達を現地で学校に通わせる中で

「ほんっとに情報なくてめちゃくちゃ困った」んです。
だから、これからポルトガルに来る方には学校関連の計画を立てやすくするためにも役立てていただければと思います。

ちなみに、ポルトガルでは18歳未満の子供がいる場合は学校に通わせる必要があります。これは親の義務になっておりますので小学校の年次にお子さんがなった際には学校に通わせるようにしてください。

ポルトガルの教育システム


ポルトガルの就学は 6 歳から 18 歳までが義務であり、教育制度全体は 2 つの省によって管理されています。教育省(Ministério da Educação)は初等・中等教育を管轄し、科学技術高等教育省(Ministério da Ciência, Tecnologia e Ensino Superior)は大学やポリテクニックなどの高等教育を管轄しています。

3歳から5歳の子どもはプレスクールに通うことができます。これは任意にはなりますが、お子さんにポルトガル語を学ばせたいのであれば、通わせてもいいでしょう。費用はピンキリです。

「幼いうちからポルトガル語に触れることで、あっという間に流暢に話せるようになるでしょう」

…と現地のポルトガル人はみんな言います。(本当かどうかはわかりませんw)

ポルトガルは歴史的に非識字率が高かったにもかかわらず、現在の教育水準は比較的高くなっています。例えば、2018年のPISAテストでは、読解、数学、科学をカバーするテストにおいて、生徒の成績は平均以上。さらに、2019年にポルトガルで就学前学校に通った子どもの割合は92%で、OECD平均の88%よりも高い数字となっています。

ポルトガルの教育制度は、以下の4段階で構成されています

就学前教育(Educação Pré-escolar):3~6歳
初等教育(Ensino Básico):6歳から15歳まで
中等教育(Ensino Secundário):15歳から18歳まで
高等教育(Ensino Superior):18歳以上
6歳から18歳までは義務教育。その後、大学進学または就職を目指します。

就学前教育
労働・連帯・社会保障省(Ministério do Trabalho, Solidariedade e Segurança Social)は、ポルトガルの3歳未満の保育サービスを管轄しています。が、幼児保育施設はポルトガルでは民営化されています。

3歳から6歳までの子どもは幼稚園に通うことができ、これは義務ではありませんが、ポルトガルのローカルでは共働きであることも含め通わせていることが多いです。ポルトガルには公立と私立の幼稚園があり、慈善団体や社会的機関も保育を提供しています。就学前教育(Educação Pré-escolar)は、公立においては3歳から週25時間無料で受けられます。一方で、民間幼稚園やインターナショナル・スクール、モンテッソーリ教育、ウォルドルフ教育を含む私立の就学前教育機関は授業料が発生します。月額は施設にもよりますが、月額400ユーロくらいかかります。

ポルトガルの公立幼稚園は日本の保育園システムに似ていて、シングルマザーや経済的に弱い方を優先しますので、日本人の移住者で公立の幼稚園に入れるケースはほぼないと思います。なので私立を選ぶのが妥当です。

初等教育

子供が6歳になると、小学校に入学します。ポルトガルの公立校は3つの「サイクル」と呼ばれる教育システムをとっており、第1サイクル(Ensino Básico - 1º Ciclo)は1年生から4年生まで、第2サイクル(Ensino Básico - 2º Ciclo)は5年生から6年生まで、第3サイクル(Ensino Básico - 3º Ciclo)は7年生から9年生までとなっています。第3サイクルの初等教育を終えると、修了証書が授与されます。

日本で言う、小・中学校の学年にあたる感じですね。ちなみに成績が悪いとちゃんと留年があります。

国のカリキュラムは、全国の公立学校で共通です。ポルトガル語、数学、科学、歴史、地理、そして必修科目である英語を学びます。そのためか、ポルトガルは「EF EPI英語能力指数の全世界のランキング」では常にトップ10以内に入っています。さらに、7年生からは別の外国語(通常はフランス語かスペイン語)を選択することができます。

中等教育
ポルトガルの中等教育は10年生から12年生までで、生徒には2つの進路が与えられます。より学業に重点を置いたプログラムを選ぶか、職業訓練でより実践的な道を選ぶかです。

ポルトガルの公立中等教育(Ensino Secundário)は無料で、その質は一般的に高いとされています。ポルトガル語、哲学、体育(PE)、外国語などの主要科目を勉強しなければなりません。しかし、それ以外のカリキュラムは、前述した専攻によって異なります。

学生は職業訓練コース(Cursos Profissionais)と理系・文系コース(Cursos Científico-Humanísticos) のいずれかを選択することができます。職業訓練コースでは、IT、デザイン、ホスピタリティなどの分野でのキャリアに直結する職業資格の取得を目指します。一方、Cursos Científico-Humanísticosのコースはよりアカデミックで、ビジュアル・アート、科学、人文科学などの科目を学びます。クリエイティブな分野でのキャリアを目指す学生は、第3の選択肢として芸術専門コース(Cursos Artísticos Especializados)を選択することもできます。

3年間の職業訓練プログラムでは、卒業後に希望する職業分野で働き始めるために必要なスキルを身につけることができるようになっています。

多くの学校では、生徒が最も適切な進路を選択できるよう、小学校の終わりに適性テストを設定し、ガイダンスを実施しています。

子供たちが通う公立学校は、住んでいる地域によって異なりますが、ポルトにもリスボンにも成績優秀な公立学校があります。ポルトのロザリオ聖母カレッジ(Colégio Nossa Senhora do Rosário)やリスボンのマヌエル・ベルナルデス・カレッジ(Colégio Manuel Bernardes)などは、国内トップクラスの公立校です。入るの超大変です。日本人で入れた人を僕はまだ1家族しか知りません。

ポルトガルの中等教育では、宗教系、インターナショナル系、全寮制など、さまざまなタイプの私立学校を選ぶことができます。

宗教学校
ポルトガルの私立中学校のほとんどはカトリック系です。コア・カリキュラムのほかに宗教科目も学びます。多くの保護者がこれらの学校を選ぶのは、年次試験(ポルトガル語)の成績が良く、校外活動の幅が広いからです。英語で授業を行う学校もあり、国際バカロレア(IB)資格を取得して卒業することもできます。学費は年間2,500~10,000ユーロとなります。

ポルトガルでの卒業
ポルトガルの中等教育学校を卒業するには、ナショナル・カリキュラムに従ったすべての科目に合格しなければなりません。筆記試験、授業への参加状況、宿題はすべて最終成績に加算されます。また、11年生の終わりに2回、12年生の終わりに1回の計3回の義務試験を受けなければなりません。一方、職業訓練コースの生徒は、卒業するためにこれらの最終試験を受ける必要はありません。ただし、大学への入学を希望する場合は、試験を受ける必要があります。

高等教育
ポルトガルでは、大学とポリテクニックが高等教育を提供しています。この2つの教育機関の違いは、大学が数学や医学などより学術的な科目を扱うのに対し、ポリテクニックはビジネスや看護などの職業訓練を行うことです。ポルトガルの学校と同様、公立と私立の両方の選択肢があります。

ポルト大学(Universidade do Porto)やリスボン大学(Universidade de Lisboa)などが上位にランクされています。

インターナショナル・スクール
ポルトガルには多くのインターナショナルスクールがあります。子供たちに国際的な教育を受けさせたいのであれば、こうした学校も選択肢の一つです。ほとんどの学校は英国のナショナル・カリキュラムに従い、授業は英語で行われますが、求めるものによっては他の選択肢もあります。アメリカ、ドイツ、フランス、国際バカロレア(IB)のカリキュラムもあります。

リスボン周辺の選択肢としては

・Carlucci American International School of Lisbon (CAISL)
・St Julian’s International School
・Oeiras International School
・St Dominic's International School
・United Lisbon International School
・Park International School

などがあります。ポルトだと、Oporto International Schoolが、Algarve
ではNobel Algarve British International Schoolが有名です。

ボーディングスクール
ポルトガルのボーディングは数校しかなく、そのほとんどがリスボンとアルガルヴェ周辺にあります。申し込みの前に、学校を訪れて施設を見学し、プログラムの雰囲気をつかむことをお勧めします。授業料は通常、年間約3万ユーロ以上と高額になります。

ポルトガルの学費と入学金


ポルトガルの公立学校は移住者も含めて、教科書代(約300€ほど)、給食費、遠足費以外の授業料などは最初から最後まで無料ですが、私立学校では学費がかかります。月額400ユーロから600ユーロほどと幅があります。また、学校給食、制服、入学金など、その他の費用も考慮する必要があります。

インターナショナル・スクールは、学校側が自由に学費を設定できるため、基本的には高額です。学費は学校や学年によって異なり、年間6,500ユーロから22,000ユーロになることもあります。また、近年は英国の教育企業の積極的な投資やM&Aなどもあってイギリス資本の企業とタイアップしてインターナショナルスクールを設立する動きも多く、ポルトガルの中でも投資金額の大きい産業の1つになっています。米国人も増えてきましたのでアメリカンスクールが増えることも今後は予想されます。

公立学校を選択した場合は、自宅または職場の最寄りの学校に入学することになりますが、実際のフローとしては近所の教育機関に学校入学の申請を行います。その中で学区域のようなものがあり、希望順にリストを作り提出しますが、生徒の定員などの事情により入れる学校はランダムに決定されます。しかも割と直前までどの学校になるかがわかりません笑

また、兄弟で入れるかどうかに関してもこれはわかりません。兄弟で行ける学校がわかれるケースもあります。一方で既に兄弟のどちらかが学校に在籍していると、同じ学校に入学出来る確率は高まります。

ポルトガルの公立校はいくつかの問題を抱えています。

・教師によって教育レベルに差がある(日本もそう)
・子供達のレベルにも差がある(日本もそう)
・最近日本でも増えたタブレットの支給がない学校もある
・先生がストライキに参加していきなり学校が休校になる

入学には以下のものが必要です:

お子様の身分証明書、パスポート、または自国大使館からの証明書
登録用紙(学校が用意します)
保健所による必要な予防接種、視力検査、聴力検査の証明書
インターナショナル・スクールでは、プレースメント・テストや過去の学校の成績証明書など、その他の必要書類がある場合があります。

ポルトガルの学校カレンダーと授業時間

ポルトガルの学校は、地域ごとに授業時間や休日が異なりますが、インターナショナル・スクールは、それぞれのカリキュラムや国の学校カレンダーに従って授業が行われます。

1サイクルの初等教育では、子どもたちは9:00から15:30まで学校に通います。第2、第3サイクルでは、08:45から16:45までが学校の時間になります。

課外活動や各種アクティビティなどもあるので、子供達が興味を持ったアクティビティに参加させることも可能です。

ポルトガルの学校では、3学期制を採用しています。正確な日付は学校によって異なりますが、学校は通常9月中旬に始まり、12月中旬まで続きます。クリスマスが終わると、学校は1月の初めに始まり、イースター休暇(3月下旬から4月上旬)まで続きます。第3学期は4月に始まり、6月末に終わり長い夏休みが始まります。インターでは7.8月の2ヶ月間が休みですが、公立校や私立校の一部では6月中旬から9月中旬の3ヶ月間の休みがあります。

休みの期間はサマーキャンプやアクティビティ、旅行など各家族は自由に過ごします。

ポルトガルでの転校
公立学校に入学するための条件として、職場や自宅の近くである必要があります。ただ、引っ越しなどを理由に子どもたちは1年のうちいつでも転校することができます。ただ、3学期制なので、タイミングは合わせられるのがいいと思います。

ポルトガルの転校には費用はかかりません。保護者がポルトガル市民カードを持っている場合は、Portal das Matrículasを通じて、または学校に直接申し込むことができます。ただし、私立校やインターナショナルスクールの場合は、まず学校への相談が必要です。

ポルトガルでのホームスクーリング
ポルトガルではホームスクーリングは合法ではありますが、人気のある選択肢ではないみたいです。ホームスクーリングと個別指導の違いは、親族(ホームスクーリングに分類される)の代わりに家庭教師(個別指導に分類される)が子供を教えることです。それでも、最近はオンラインスクールなどの普及もあって、生徒がリモートで授業を受けられるようにもなっているので通信などにするかどうかは相談して決めるといいと思います。また、ポルトガルの学校ではなく、日本や海外のオンラインスクールに通う選択肢などもあったりしますので、ご家庭で相談して決めるのがいいでしょう。

公立、私立、それともインター?


公立校、私立校、インターナショナルスクールのいずれを選ぶかは、あなたの社会的、経済的状況によって決まります。公立も私立も、授業はすべてポルトガル語で行われます。

お子様が小さいうちは、学校でポルトガル語に触れさせることで、早く言葉を覚えることができます。さらに、カリキュラムはポルトガルの大学やポリテクニックに進学するためのものです。ポルトガルに長期滞在するつもりなら、この方法がいいかもしれません。

私立学校は学費が高くなりますが、少人数制で、課外プログラムや施設の予算が多いなどの利点があります。ただし、私立学校はカトリックベースである学校が多いので、気にする人は別の手段を検討する必要がありますが、多くの日本人にとってそこまで問題にはならないと思います。ただ、気をつけないといけないのは私立学校は新年度の受付開始時期が決まっているので、適切な時期に申込をしないといけないし、それで希望する学校に入れるかどうかまではまだわからないからです。

インターナショナル・スクールは割高(といっても日本よりは安いと思います)で、様々な国際的カリキュラムを採用しています。インターナショナル・スクールでは、英語、または学校によっては他の言語での教育が行われます。その分費用もかかりますし、ポルトガルのインターは現在混み合っていて、ウェイティングリストになる場合も多いです。いくつかの学校を見学したほうがいいと思います。また、学校によって対象年齢が決まっているケースも多いですし、送迎の有無なども確認するといいと思います。

ポルトガル語の学習
子供をポルトガルの公立学校または私立学校に入学させたいのであれば、ポルトガル語を学ばせなければなりません。お子さんが小さいうちは簡単です。しかし、ティーンエイジャーがいる場合は、少し難しいかもしれません。その場合は、インターナショナルスクールに通うのがよいでしょう。ポルトガル国内外を問わず、ポルトガル語を学ぶ方法は数多くあります。家庭教師から語学学校まで、選択肢に事欠くことはありません。

毎年、何千人もの人々がポルトガルに投資し、家族とともに移住しています。安価な物価と治安、そして生活しやすい環境でもあるポルトガルでは子育ての環境としてもとてもいい場所だと思います。

ゆうパパの見解

ここまではポルトガルの教育システムについて書いてきました。
僕自身、移住の際に全然情報がなくて、学校の制度や受付ってどうなっているんだろうか?

と思っていたのですが、実際にポルトガルに来て全く日本語での情報がなくて困っていました。でも、周りでも少しずつ日本人が増えて公立校に通っている人も増えてきたのでなんとなく制度がわかってきたのでここにまとめています。

インターに関してはポルトガルは結構しっかりしたインターが多いしIBなどにも対応している学校が多いのでインターで子育てしたい方には割と選択肢は多いと思います。インターへの英国からの投資も盛んで、今後も増え続けると思います。しかし、教育費もインフレしていて値上げも続くと思います。公立校も選ばなければ普通に通えます。

難しいのは名門公立校と名門私立校への進学です。
名門公立校は、紹介状が必要だったり、法人が必要だったりNISS(社会保障番号)が必要だったりします。D7やD8ビザやゴールデンビザだとこれは不要なので取得しません。なので入ることが大変です。

また、名門私立校も同じです。コネがないと入れないとか入るために超えないといけないハードルがあるため、中々入学への道のりが厳しいです。

あと、基本的に公立校と私立校は返事が遅かったりルーズだったりしますので、こちらから連絡をしないといけないことが多いです。ちゃんと連絡来ないしめちゃくちゃムカつきます。

ただ、公立校だから勉強の習得が疎かになるかと言われるとそういうこともなく、基本的な教育は受けられますし、ポルトガルの教育水準は世界的に見ても低くはありません。数学の世界ランキングは英国とほぼ同等というレベルです。

家庭教師や、専門学校的な教育機関は結構多いので補完することは可能だと思います。日本のように塾が多くあるわけではないので、子供達の進路を踏まえて学校を選ぶといいと思います。

また、大学に関してはこちらも普通に入試があります。
インターのDPを卒業していると試験免除されたり入学に有利になることは多いので、ヨーロッパの大学に進学を考えている場合には、公立校・私立校の上位レベルやインターに通うのが本流であると思います。

大学では勉強したい科目で学部選択をしますので、それに対応した大学を目指すことになるでしょう。ポルトガルの大学だけではなくヨーロッパの他大などを目指す場合もありますので、全てを踏まえて考えるのがいいと思います。また、エラスムス制度での交換留学なども盛んにおこなわれているので、子供の進路を親が一緒に考えてあげることも重要だなと思います。

海外に来て思うのですが、日本のように「塾に預けてはい、おしまい」みたいな感じではありません。海外の進学や勉強などは親と学校と子供の連携で見ることが多いため、親が子供の勉強や進路についてファシリテートする機会が多いです。

過保護にする必要はありませんが、子供が進路を希望した時に応援出来る経済状況や、情報収集(子供だって当然わかりません)などで支援できるようにしておくことがいいでしょう。

また、ポルトガルは世界的には平均年収が低い国で仕事が少ない国でもありますので、優秀なポルトガル人は米国やスイスや英国やドイツなどで働いていることが多いですし、ポルトガルにある大手外資に勤めている人も多いです。ポルトガルに住んでいると経済格差もどんどん拡大しているなと感じます。子供の将来までを考えるなら、国際的に活躍できるように応援してあげるほうが望ましいと考えています。ポルトガル企業への就職がダメだとは思いませんが、日本の中小企業と収入に大差がないため、それならポルトガルのインターで5年くらい通って日本帰って大学→留学経験積む→大学院(海外含む)or就活のほうが流れ的にはいいのではないかなとも思います。

また、ヨーロッパには英語圏の国も多くあります。現地の言葉がハードルになりますが、英語圏での子供の進学を見据えるのであれば英語のフォローなどをしつつ進学を検討することになると思いますので、このあたりはそれぞれの判断となるでしょう。

おわりに

今回は学校についてまとめています。ポルトガルへの家族での移住を考えている方にとっては現地の学校情報がなくて困っている方もいるかもしれませんので、現時点わかっていることについてこちらに記載しております。

僕も、学校と医療の情報が全然なくて困っていました。
しかし、ある程度学校のことについてわかってきたので本Noteにてまとめています。

ポルトガルは子供にとても優しい国で、仕事がない、収入が低いなどの問題はあるのですが、リスボンは23歳まで公共交通機関無料だったり子供への支援が手厚い側面もあります。また、英語を話せる40代以下がとても多くなっており、学校教育に盛り込まれている成果は出ていると住んでいて感じています。

一番この中で難しいのが私立学校で、子供のポルトガル語への抵抗が少ないのであれば僕は私立校に行くことが一番良い選択なのではないかと思っていますが、入学へのハードルが高いので中々難しいと感じています。また、私立校の教職員達はもれなく英語が話せますので英語でのやりとりは保護者として可能です。

子育てに正解はないですが、より良い教育機会を子供に提供したいと考える親は多いと思います。本Noteが参考になれば、ぜひスキなどで応援いただけると嬉しいです。




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