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知識をドーナツ型に身につけるとみんなが話を聞いてくれるらしい

これをドーナツ知識理論と呼ぶ。

結論から言うと、
みんなが知っている真ん中には手を出さなくていい。
メジャーから外れたドーナツの部分の知識をところどころ、本気でつまみ食いせよ。

ってことらしいです。

これは島田紳助さんが語っていたことを自分なりに咀嚼した記事です。
元ネタは「神竜の研究」と言うDVDです。(検索すると違法アップロードされたものがあったりしますが。)
島田紳助さんが引退前にお笑い専門学校の生徒を前に、売れるための法則について語った物です。

「引退前のぶっちゃけトーク」と言う意味合いが強く、最後だから言ってしまえと言う本音であるためすごく価値のある音声になっていると思います。芸能界を極めた男のある種の真理が語られています。

もちろん、M-1で勝つにはどういう手法を取ったらいいのか、と言うことがメインで語られています。
しかし、島田紳助さんは同じ方法論でいくつかの飲食店を成功させている事実があり、さまざまなところに応用のきく話なのだと思います。
ビデオの中にはいくつも重要なことが語られていますが、今回はトークの引き出しの作り方についてです。

テレビで様々なジャンルの話題を振られた時にどうしていたのか

1ジャンル1つのことについて深く語れるようにしておけ。
それだけです。
その知識は、少しマニアックと思われるところの方がいい、とのことです。

例えば「スマホ何使っているの?」と言われた時に「iPhoneです」となると「ふーん(普通だな)」と言われてしまいます。

「iPhoneてすごいんだよ。カメラの画質が高くて、純正のワイヤレスイヤホンもすごくて・・・」

そんな話をされたらどう感じるでしょうか。
「知ってるよ!もういいよ!」
と思うのではないでしょうか。

では逆に「二つ折りスマホ使ってるよ」となったらどうでしょうか。
「なにそれ。マニアックだな。なんでそんなの使ってるの?」
と興味が湧いてくるのではないでしょうか。

例えば、音楽でもみんながちょっと詳しくないアーティストが好きと言うと興味を持ってくれる確率が上がりそうです。

その理屈で、あらゆるジャンルについて一つだけ詳しくなり、そしてその一つにだけ愛を持って語れるようにしていたとのことです。
そうすれば、「その分野についてめちゃくちゃ詳しいやつ」と言う目で見てくれると言うのです。

話をさらに突っ込まれたらどうする

その1つにしか詳しくないので、他のことについて聞かれたら困ってしまいますよね。
その時は芸人特有の話術でそこにしか詳しくない理由を屁理屈にして乗り切るとのことです。
ここは芸人さんにしかできないことかもしれませんね。

まとめると

つまり、みんなが注目するメジャーどころにはあまり価値はなく、そこからちょっと外れたところに詳しい方が価値があるということなのです。
それが「ドーナツ型の知識」と言うことです。
それぞれ一つ詳しくなれ、とのことですがその一つにはちゃんと愛がないといけません。
嘘はバレてしまうとのことなので。

この理論で大変なところ

この理論、パッと話されるとすごくいいな、と思うのですが、実践しようとするとハードルが存在していることに気づきます。

興味のないところを面白がる必要がある

全く興味のないところを面白がれないとドーナツ型の知識は身につけることができないのです。
自分であれば興味のない分野は「芸能界」「スポーツ」「格闘技」といったところでしょうか。
あなたの興味ない分野を思い浮かべてみてください・・・どうでしょうか。
面白がれますか?

自分の好きなところと紐付けると面白がれるかも

自分の興味関心があるところから攻めてみるといいかもしれません。
自分はゲームは割と好きなのですが、
「ゲーム好きの芸能人」「スポーツゲーム」「ゲーム好きの格闘家」
これらだったら興味を持てる気がしてきました。

たった一人でいいので、その人のファンになれると良さそうですね。

メジャーどころはあんまり価値がないと心得る

これは結構罠だと思います。
芸能界について詳しくなろうかな、と思うと割とまず一番有名な人を知ろう!と思っちゃうんですよ。
でも一番詳しい人はそこにあんまり興味ないんですよね。

漫画を好きになろうとしたら「ワンピース」は読んじゃいけないってことです。
ちょっぴりマイナーな作品っていうのがその世界を知らないとわからないのが非常に難しいところだと思いました。

多くのジャンルに興味を持つのはしんどい

2〜3個のジャンルであればできそうですけど、多くのジャンルについて興味を持つのはかなりしんどいな!と思います。
でも意識的にチャレンジしてみる価値はあるのかなと思いました。

スキルでも同じことがいえるのでは

何か新しいことを学ぼうと思ったときに、大勢の人が目指しているところを学ぶのではなく、ちょっと外してみるのは結構アリかなと思いました。

プログラミングについて学ぼう、と思った時にとっつきやすくてみんながやるWEBプログラミングではなく「インフラエンジニア」を目指してみる。

といったことです。プログラミングやったことない人はちんぷんかんぷんな話題ですみません。

インフラエンジニアというのはリアルな職業で言うと大工さんや電気・水道局の人って感じでみんなを支えるような役割のエンジニアです。
派手さはないのですが、ものすごーく需要の高い職業で、みんな派手なところに目が行きがちの中、非常に硬派な選択で良いと思います。

ちょっと長くなり過ぎましたね。
皆さんもドーナツ型に知識を広げる、を試してみてください。ではまた!