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「なんかしなくっちゃ」

なんかしなくっちゃ!って思っていても、何をしていいかわからない。なんて感じのことをよく見聞きします。僕だってそんなことしょっちゅです。なんせ「自称、なんかしなっくっちゃオジサン」ですから。

そんな「なんか探し」している人をターゲットに、ビジネス界隈では自己啓発本がヒットしたり、「なんか」の先の目的を作らないといけない!なんていう成功者の言葉にうっとりしている間に「なんか」した気になって終わっちゃうことってありますよねえ。

10年前、新居に引っ越した時に料理を始めようと思って買ったレコノムのミニナイフ(今は人気すぎて買えないみたいですね)。カラフルな持ち手の部分が可愛くて買ったんですが、切れ味を数回試しただけでずっとキッチンにしまってありました。

ナイフの存在すら忘れかけていた2023年のある日、Netflixで海外の郷土料理のドキュメンタリーを見た時に、イタリアのお婆さんたちがミニナイフを使って手際よく野菜をカットしていた。サクサク気持ちよくカットしてて便利そうだなぁって思っていた時に、ふと、レコノムのナイフの存在を思い出して使ってみたわけです。

すぐさま自分の野菜をカットしてみたところ、なんという切れ味&使いやすさ。
思わず「こういうことかぁ」って唸ってしまったのを思い出します。子供が産まれてから一般的な家事としての料理はしていただけれど、いまいち自分の手にフィットする包丁がないな〜と思っていたのだけれど、レコノムのナイフは果物を切るにしても、ジャガイモや玉ねぎ、にんじん、長ネギ、きのこを切るにしてもめちゃくちゃ便利でサクサクきれてフォット感もバッチリ。

趣味のために買った置きっぱなしのナイフが、実は自分の手にフィットしていたこと知った時の感動は今でも忘れない。嗜好品だったナイフが日用品になった瞬間。

「なんかしなくっちゃ」ってわざわざしなくても、自分の生活動線の中でイイかもって思ったことを取り入れてみるだけで、きっと「なんかしてる」、と思いました。

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