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システムが全て

今日は指導者講習会があり、様々な学びをすることができました。
色々ありすぎて、全然整理できていないのですが、印象に残ったことを書きます。

今日の講習会で最も印象に残ったことは「システムを遂行するための練習を考えろ」ということでした。
言い換えると、「自分たちが目指すバスケをするための練習をしよう」ということです。

例えば、スクランブルDFをやろうとするなら、トラップの練習やローテーションの練習が必要です。さらには、そのトラップをするためのスキルが求められます。具体的には手を上げてOFに密着する(スティック)など。さらに、トラップをしかけるということは体力が必要です。だから、走り込みやフットワークが必要になります。

こういう風に「自分たちのシステム」があって、「それに必要な練習」を精査するというのがコーチの仕事であるということです。さらに、それをいかに選手に伝えることができるかどうかもコーチの手腕にかかっています。

さて、このように考えると「自分のチームはどんなバスケをしたいのだろう?」ということになります。

いくつか考えたので、以下にまとめておきます。誰かの参考になれば幸いです。


どんなシステムで戦うか

①90秒シフト

これはアルバルク東京U15のシステムです。

細かくメンバー交代を行い、スタートの5人に疲労がたまらないようにします。理想は10人で1試合を戦い抜くというものです。これによって特定の選手だけでなく、より多くの選手に出場機会が与えられるので、より多くの経験をより多くの選手に与えることができます。

また、出ている間に激しくプレッシャーをかけたり、走ったりすることで相手を疲弊させることもねらいとなっています。
というつつも、現在は7〜8人くらいで戦っているのが現状です。

②4アウト1イン

OFのシステムです。〇〇オフェンスというほどシステム化されていませんが、いくつかルールやエントリーが決まっています。

  1. パス&ラン(パスしたら1on1を助けるためにカッティングする)

  2. ドライブへの合わせ(基本ドリフト、ボールストップしたらフォロー)

  3. ハイポストからの攻め(シザース、ハイポストから1on1)

  4. スタック(ローポスト1on1、ウイングからミドルドライブ)

  5. 3ユニットトランジション(ガード、ウイング、センター)*特にセンターのリムランを強調。

基本はクローズアウトが生まれたら1on1をしかける。周りはそれを助けるように動くことを原則としています。
このオフェンスシステムはだいたいできているかな、という感じです。

③3アウト2イン

三原学先生が取り組んでいる3アウト2インのオフェンスです。
このオフェンスにはまだ手を付けられていないのですが、4アウト1インの状況からでも同じオフェンスはできるので、4アウトの1つのオプションという形になる気がしています。

このシステムの良いところは、ミニバス未経験の選手でも活躍することができるというところです。うちの選手の良いところとして「コンタクトを嫌がらない」ということがあります。ハイローだったり、ポスト1on1だったり、接触を嫌がらずにプレーできるシステムで初心者でも活躍できるようにしてあげたいです。

詳しくは以下の動画を観てください。

④ファンディフェンス(ノーミドル)

次は、DFのシステム。一般的なマンツーマンです。
ノーミドル。2線はオープンディナイ。ヘルプ&ローテーション。
基本的なことしかやっていません。
強調しているのはポジショニングと視野。
それと、コミュニケーションくらいです。

スクリーンへの対応は、オンボールはスイッチアップ(いけたらブリッツ)、オフボールはスライド。

⑤プレスDF

プレスはまだまだできていません。ただのマンツーマンプレスくらいしかできません。

理想は2ー2ー1プレスみたいに、ラン&ジャンプや、コフィントラップを仕込みたいです。これは、春季大会までの課題かな。

終わりに

こんな感じで頭のなかにある自分なりのバスケットを書き出して見ました。
割りとシンプルなので、個人技術を高めることに時間を割くことができると改めて思いました。

やはり、育成年代は個人技術がとても大事。ただ、個人技術を発揮するためのシステムが浸透していなければ意味がない。

だから、システムが全てということになるのだなと思います。

さて、明日からまた大会です。
課題は「リムラン」と「ドライブが止まったときの対応」。
ターンオーバーを減らしつつ、トランジションで点数を稼ぎたい!

ゴール設定は「攻めたDFで45点以内に抑える」!
裏のコーチとしての目標は「凛とした姿勢で明るくコーチング」!

頑張ってきます!

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