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エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展を見てきた 2019年10月

エドワード・ゴーリーはアメリカの絵本作家。11月までやっている練馬区美術館の展示を見てきた。まず練馬に初めてきたので、とても物珍しい。美術館前のオブジェも(たぶん)練馬大根をあしらっていてとてもシュール。

展示は1Fと2Fだったかに分かれていて、週末だったせいか人は多め。でも上野や六本木界隈に比べたら断然見やすい。

ゴーリーの展示は実は何年か前に見たことがあったので、今回もその巡回なのかと思っていたけど、なんか違う…図録買えばよかったな。

基本、絵本の原画が見られるわけだけど、まあその線の細さというか、細やかさというか。基本、絵本も原画と同じサイズで製作するらしくて、ポスターや広告を除けば、同人誌みたいな絵本が多数。いい…

特に私が好きな絵本は『おぞましい二人』なんだけど、今回は前から欲しかった「ウエスト・ウィング」を買った。

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この絵本の何が怖いかって、文章は一切ないこと。その上での絵が、明らかに怪奇現象的なシーンを捉えてたりして、この順番とかどいう意味があるのか。

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窓のアレはあからさまだけど、右下に落ちている白いカードとか…怖いというか、じんわりと不穏な空気が漂う。妄想好きにはいくらでも楽しめる。

もう一つ好きなのは、簡素なトロッコに男女が乗って…という話。さいごは帰ってこないやつ。『ウィローデイルのトロッコ』かな?こういう全く救われない話はよい。原語だと、『The Willowdale Handcar』か。洋書屋さんにあるかな。

あ、絵本を買うとポトカードが一枚付いてました。『不幸な子供』の。前回地方で買った図録と比較してみたい。ちなみに、今回のチケットも、かわいい。

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