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クリスチャン・ボルタンスキー展を見てきた2019年8月

これ、よかった。現代アートは敷居が高くて敬遠しがちなんだけど、これはしっくりきた。最初の「咳をする男」なんだけど、嫌悪しかない。なのに見てしまう。なんだろ…もう一つの「なめる男」もそうなんだけど、なぜか子供の頃の深夜番組を思い出す。昔、放送してた「悪いこと」とか「バミリオンプレジャーナイト」を感じる。

基本的に死の香りがする。ボルタンスキーの死までカウントし続ける展示とか、すごい。

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死は免れない。そいう雰囲気を感じ取ってはみたし、おそらく全ての作品に通底するのだろうけど、比較的わかりやすい感じで、「死」は提示されてるのかな。

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この映像も良かった。artってやっぱりよくわからないんだけど、普通に暮らしていたらわからない感じ、これは情動なのかなんなのか難しいんだけど、そういう気持ちを想起させる。

わたしはそれがアートの力だと思ってるし、必ずしも美術館でしか感じられないものではないと思う。日々の生活や見ているものの中にいろいろ潜んでる。でも感じるほう、感度が鈍いとキャッチできないので、気を付けたい。

https://www.nact.jp/exhibition_special/2019/boltanski2019/



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