この記事は2022年3月2日（水）に開催された 『【DXオンライン勉強会】第10回　有識者が語る！デジタルビジネス動向』の開催レポートです。

コロナ禍をはじめとする社会的・経済的な環境変化を受けて、企業の経営課題としてのDXの重要度は一層高まっています。
しかし、デジタルシフトによる成果の創出は容易ではなく、また、成熟したDX推進体制を構築する企業も限られるのが現状です。

そこで、本講演では「デジタルビジネス動向」をテーマに主要11分野の動向を取り上げて市場概況をご紹介しました。

【ゲスト講師】
株式会社エスクワイヤー
英国MBA（経営学修士）／JDLA General／IoTエキスパート
金谷 敏尊 氏

【モデレーター】
パーソルプロセス＆テクノロジー株式会社
ワークスイッチ事業部　事業開発統括部　部長
事業構想士（MPD）／総務省委嘱テレワークマネージャー／プロティアン認定ファシリテーター
成瀬 岳人

デジタルビジネス主要11分野の紹介

イノベーションが進む業界において、従来型と異なるビジネスモデルの企業が台頭し急速に支配力を持つといった例が散見されます。デジタルシフトの進行に伴ってこのような「産業シフト」があらゆる業界で起こっており、一部の市場では、市場構図や業界エコシステムが将来的に刷新されることも予想されます。

例えば、
・自動車は自動車を作って販売するのではなくモビリティ / MaaSに
・IT製品はインストールするソフトウェアを販売するのではなくクラウドサービスに
・小売・店舗は実際に店舗を構えて販売するのではなくEコマース / スマートリテールに
・本・音楽・ビデオは現物を販売するのではなくデジタルサブスクリプション に

私たちの生活・仕事の様式がここ何十年で大きく変わったのは、このような産業シフトが背景にあります。さまざまな分野で起きている産業シフトを支えるデジタルシフト。
今回は以下の11分野に絞ってご紹介しました。

1. スマートファクトリー / 製造

2. MaaS

3. オンラインコンテンツ

4. スマート教育 / EdTech

5. スマートコンストラクション

6. 電子政府 / GovTech

7. サブスクリプションサービス

8. SaaS

9. シェアリングエコノミー

10. Product as a Service

11. デジタルマーケティング

それぞれがどの業界と関係しているかは以下の図をご参照ください（●は特に関係）。

そして、各デジタルビジネスがどのようなものなのか、主要な市場プレイヤーは誰なのかについては、グラレコでまとめたものをご覧ください。

詳細はアーカイブ動画で解説しています。ぜひご覧ください。

まとめ

以上から、見えてきた現状と求められていることをまとめます。

• 新たなビジネスモデルの企業が台頭し、急速に支配力を備えることで市場構図が刷新される「産業シフト」があらゆる業界で起こっている。

• 産業界において急速に発展するデジタルビジネスの市場動向を踏まえて、自社のあるべき姿／ありたい姿を再考することが推奨される。

• 次世代ビジネスにつなげるために、各ビジネス分野の技術トレンドを見据えて人材・スキルの拡充を進めることが求められる。

WORK SWITCH＋DIGITALでは、デジタル人材を育成するための人材要件と育成メニューの設計等を通してデジタル人材を育成するお手伝いをしています。
デジタル人材の育成に関してお悩みをお持ちでしたらお気軽にご相談くださいませ。

▼WORK SWITCH＋DIGITAL（ワークスイッチ プラス デジタル）

文・グラレコ／さーや
Twitter：https://twitter.com/sayaaan1582

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