血中酸素濃度に配慮しながらウォーキングする方法と酸素カプセルのメリット
血中酸素濃度と酸素カプセルについて、
メリットとデメリットをまじえながら、
そして血中酸素濃度が低い状態で生活を送るとどうなるかについて、
ご説明します。
血中酸素濃度とは
血中酸素濃度とは、動脈血に含まれる酸素の量のことです。
正常値は94~95%以上で、
肺で酸素を取り込んだ後、
心臓から全身に送られる血液にどれだけ酸素が含まれているかを示します。
血中酸素濃度は、
酸素カプセルや酸素マスクなどで吸入する酸素の濃度や量、
肺の機能や状態、血液の循環やヘモグロビンの量などによって変化します。
血中酸素濃度が低下すると、
全身の臓器に酸素が十分に行き渡らなくなり、
疲労感や頭痛、動悸、息切れ、ぼんやり感などの症状が現れます。
重度の低下では、意識障害や臓器不全、死亡に至ることもあります。
酸素カプセルとは
酸素カプセルとは、
高気圧と高濃度の酸素を利用した健康機器のことです。
酸素カプセルの中に入ると、
通常の空気よりも高い気圧と高い酸素濃度の環境になります。
この状態で酸素を吸入することで、
血液中の酸素濃度を上げることができます⁵。
酸素カプセルには、以下のようなメリットがあります。
疲労回復:
酸素カプセルで高濃度の酸素を吸入することで、
疲れや痛みの原因である乳酸を分解し、
体外へ排出することができます。
また、酸素が新陳代謝を高め、細胞の再生を促進することで、
疲労回復に効果的です。免疫力向上:
酸素カプセルで高濃度の酸素を吸入することで、
免疫細胞の活性化や抗酸化作用が高まり、
感染症やアレルギーなどの予防や治療に役立ちます。
また、酸素がストレスホルモンの分泌を抑え、
自律神経のバランスを整えることで、
免疫力を向上させます。美容効果:
酸素カプセルで高濃度の酸素を吸入することで、
肌細胞に酸素が行き渡り、
ターンオーバーを促進し、
肌のハリやツヤを改善します。
また、酸素には脂肪分解酵素を活性化させる作用があり、
ダイエットにも効果的です。
酸素カプセルには、
以下のようなデメリットもあります。
耳抜きの必要性:
耳抜きできますか?これが難問になる方が意外にいらっしゃいます💦
酸素カプセルは、カプセル内を高気圧状態にするため、
飛行機に乗ったときに感じるような鼓膜の圧迫感があります。
この圧迫感を解消するためには、
耳抜きをする必要があります。
中にはうまくできない人もいるのです。
そういう点では、スキューバを楽しむ方は耳抜きが必須で
かつ潜る行為は、どうしても酸素が不足がちになりますので
潜る方には最適のリカバリー手段のひとつといえると思います。閉所恐怖症のリスク:
酸素カプセルは、カプセルに入って扉を閉めるため、
初めは緊張する人が多いです。
特に閉所恐怖症の人にとっては、
不快な状態になる可能性があります。利用制限の存在:
酸素カプセルは、妊娠中の人やペースメーカーを埋め込んでいる人など、利用できない人がいます。
また、持病がある人は、
医師の許可を得てから利用する必要があります。
血中酸素濃度が低い状態で生活を送るとどうなるか
血中酸素濃度が低い状態で生活を送ると、
以下のような影響が出る可能性があります。
脳の機能低下:
脳は、全身の酸素消費量の約25%を占めるほど、
酸素に依存しています。
血中酸素濃度が低下すると、
脳の酸素供給が不足し、
集中力や思考力、記憶力などが低下します。
また、酸素不足が長く続くと、
脳細胞が死んでしまい、
脳卒中や認知症などのリスクが高まります。心臓の負担増加:
心臓は、全身に酸素を運ぶために、
血液をポンプする役割を担っています。
血中酸素濃度が低下すると、
心臓は酸素不足の組織に酸素を届けるために、
より強く・速く動かなければなりません。
これにより、心臓に過度の負担がかかり、
心不全や心筋梗塞などのリスクが高まります。免疫力の低下:
免疫細胞は、酸素をエネルギー源として、
感染症やがんなどの病原体と戦っています。
血中酸素濃度が低下すると、
免疫細胞の活性化や増殖が阻害され、
免疫力が低下します。
これにより、感染症にかかりやすくなったり、
がんの進行が早まったりする可能性があります。
血中酸素濃度に配慮しながらウォーキングするメリットと酸素カプセルのおすすめ
血中酸素濃度に配慮しながらウォーキングすることは、
健康や美容に多くのメリットがあります。
ウォーキングは、有酸素運動の一種で、
酸素を効率的に取り込み、全身の血液循環を促進します。
これにより、酸素カプセルと同様に、
疲労回復や免疫力向上、美容効果などが期待できます。
しかし、ウォーキングを始めるには、
気力や体力、時間や場所などの条件が必要です。
特に、血中酸素濃度が低い状態でウォーキングをすると、
逆に体に負担をかけることもあります。
そこで、血中酸素濃度に配慮しながらウォーキングしたくても
なかなかその一歩が出ない方には、
お気軽にできる酸素カプセルがおすすめです。
酸素カプセルは、
ウォーキングの前後に利用することで、
以下のようなメリットがあります。
ウォーキングの準備:
酸素カプセルで高濃度の酸素を吸入することで、
血中酸素濃度を上げ、
ウォーキングに必要なエネルギーを補給することができます。
また、酸素カプセルの中はリラックスできる空間で、
ウォーキングに向けて気持ちを整えることができます。ウォーキングの効果向上:
酸素カプセルで高濃度の酸素を吸入することで、
ウォーキング中に発生する乳酸の分解や排出を促進し、
筋肉の疲労や痛みを軽減することができます。
また、酸素カプセルの中で高気圧に慣れることで、
ウォーキング中に低気圧になることによる
耳の不快感を防ぐことができます。ウォーキングの後処理:
酸素カプセルで高濃度の酸素を吸入することで、
ウォーキング後に発生する活性酸素を除去し、
細胞のダメージを防ぐことができます。
また、酸素カプセルの中でリラックスすることで、
ウォーキングによるストレスや緊張を解消することができます。
酸素カプセルを利用する際に気をつけるべきポイント
良いことづくめに思える酸素カプセルですが、
利用する際には、
以下のようなポイントに気をつけることが大切です。
利用前に医師に相談する:
酸素カプセルは、持病や薬の服用などによって、
副作用や危険性がある場合があります。
利用前には、必ず医師に相談し、
安全性や適切な利用方法を確認してください。利用時間や頻度を調整する:
酸素カプセルは、
一度に長時間や頻繁に利用すると、
酸素中毒や気圧障害などのリスクがあります。
利用時間や頻度は、個人の体調や目的に合わせて調整し、
過度な利用を避けてください。
ちなみに、私が利用しているメーカーさんの目安としては
酸素カプセルで1時間の睡眠をとった場合、
約3~4時間の睡眠をとった状態に相当します。
たっぷりと酸素を取り込むため、
全身はもちろん脳もしっかりと休めることができ、
スッキリと目覚められます。
最初は慣れるため、30分から1時間程度の利用が推奨されています。
じょじょに慣れて90分を目安とされるとよいのかな、と思います。
30分というと、そんなに短くてきちんと酸素は取り込めるのか、
と疑問に思うかもしれません。
とくに、睡眠不足に悩まされている方は、
「最低でも90分使うべきなのでは」と考えるのではないでしょうか。人間はレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返す『睡眠サイクル(睡眠周期)』が、1回約90分単位となっています。
そのため、一時期「睡眠時間は90分単位で考えたほうが良い」という考えが流行しましたが、現在は睡眠の長さよりも質の高さを重視することが大切だと分かっています。酸素カプセルは高濃度の酸素を取り込めるため、
上質な睡眠のように脳をしっかり休ませることができます。
そのため、30分や1時間の利用でも十分なリフレッシュが可能です。
長時間の利用はあまり変化はみられない
酸素カプセルは、高濃度の酸素を取り込むことのできる装置ですが、
注意すべきは「長く使えば多くの酸素を取り込めるわけではない」
ことです💦
酸素カプセルで酸素を多く取り込むことができるのは、
ガス化した『溶解型酸素』と気圧を利用しているためです。
通常、私たちが呼吸により取り込んでいる酸素は、
『結合型酸素』といいます。
・結合型酸素…毛細血管よりも粒子が大きい
・溶解型酸素…毛細血管よりも粒子が小さい
通常の呼吸で取り込む結合型酸素は、毛細血管の隅々まで行き渡りにくく、逆に溶解型酸素は毛細血管の隅々に行き渡りやすくなっています。
さらにカプセル内の気圧を上げると、
粒子の小さな溶解型酸素はリンパ液など体液を通しても
酸素が体の隅々まで巡るようになります。
ポイントは、この気圧の有無と%です。
溶解型酸素が体液を通して効率良く全身を巡ることができるのは、
気圧の%を上げるためです。
長時間利用しても、気圧によって取り込める酸素の量は一定です。
そのため、長く酸素カプセルの中にいても、
取り込む酸素の量に変化はほとんど見られません。
また、血中に溶け込んだ酸素は72時間ほど体内を巡っています。
効率の良さを重視するなら、
3日に1度のペースで酸素カプセルに入り、
継続して使い続けることをおすすめします。
耳抜きをする:
酸素カプセルは、カプセル内の気圧を変化させるため、
耳の圧迫感が生じます。
この圧迫感を解消するためには、
耳抜きをする必要があります。
耳抜きの方法は、
鼻をつまんで息を吐く、
口を大きく開けて舌を出す、
嚥下運動をするなどがあります。
シンプルに、飴ちゃんをなめることで
耳の圧迫感を感じずに快適に過ごせる方もいらっしゃいます笑閉所恐怖症の人は注意する:
酸素カプセルは、カプセルに入って扉を閉めるため、
閉所恐怖症の人にとっては不快な状態になる可能性があります。
閉所恐怖症の人は、利用前に自分の状態を把握し、
必要ならばカプセルの中で音楽を聴いたり、
目を閉じたり、深呼吸をしたりするなどの対策をとってください。
我が家では、酸素カプセルよりスペースのゆとりがあるボックスタイプでかつ、モニターでは、ネットフリックスやアマゾンプライムが、
もちろんスマホ一台ご自身のがあれば、気がついたら寝てしまい
あっという間に利用時間が終了されているケースも少なくありません。
でも、閉所恐怖症の方は慎重に使い始められることを
確実に確認されてください。酸素カプセルの種類や施設を選ぶ:
酸素カプセルには、気圧や酸素濃度、大きさや形などの違いがあります。自分の目的や好みに合わせて、酸素カプセルの種類を選んでください。
以上が、血中酸素濃度と酸素カプセルについての説明と提案です。
血中酸素濃度に配慮しながらウォーキングすることは、
健康や美容にとって非常に有効ですが、
状況に応じて、
酸素カプセルを利用することで、
より効果的になることができます。
酸素カプセルは、気軽にできる健康機器ですが、
利用する際には注意点もあります。
自分の体調や目的に合わせて、
酸素カプセルを上手に活用してください。
~ご参考~
(1) 血中酸素濃度(SpO2)とは…下がるとどうなる?
https://allabout.co.jp/gm/gc/489323/
(2) 酸素欠乏症は危険です -酸素濃度低下の原因と対策
(3) 酸素欠乏症とは?なるとどうなる?
(4) 酸素欠乏症とは?なるとどうなる?
https://lab-brains.as-1.co.jp/for-biz/2021/10/36403/
(5) SpO2が低値になると臓器にどのような影響が出るのか知りたい
https://kango-oshigoto.jp/hatenurse/article/6698/
(6) 酸素カプセルのデメリットや注意点を徹底解説!
(8) 酸素カプセルのしくみと7大効果
(9) 酸素カプセルの有効性とメリットデメリットについて
(10) やりすぎは危険?!
酸素カプセルで酸素の摂取目安とは
(11) 酸素カプセルの効果や注意点を徹底解説! https://www.ozmall.co.jp/relaxation/article/26465/
(12) 酸素の重要性
https://s-five.jp/酸素の重要性/
(13) 酸素カプセル・酸素ルームの仕組は?
体に及ぼす影響やメリット
(14) 酸素カプセル・酸素ボックスのメリット&デメリット
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