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セルフコンパッションで自分を思いやる力を養う

「セルフコンパッション(self-compassion)」は、セルフ=自分自身、コンパッション=思いやり・慈悲、を組み合わせた言葉で、自分への慈しみを意味し、他者を思いやるように、自分自身のことを大切に思うことを意味します。

仕事やプライベートに限らず、ネガティブな状況だったり、ストレスのかかる状況であっても、前向きな気持ちを持ち続けられる心理状態やその技法を指します。

特にこの時期、対面のコミュニケーションが減り、自分と向き合う時間が増え、自身の心理的なコントロール手法のひとつとして、セルフコンパッションの考え方を活用する場面が増えてきています。

日本人は、自分を他者と比較して軽視・謙遜する傾向にあるため、メンタル不全の発生率が高いと言われています。
それは良い面もありますが、自分自身にストレスをかけているのかも知れないですね。

このサイトに実践方法など、詳しく書いてあったので、シェアします。

人は困難に直面した時に、「なぜ自分だけがしんどいのか」と自分一人の問題として抱え込んでしまい、周囲からの疎外感や孤立感に苦しんでしまいます。セルフコンパッションでは自分一人で悲観的に考えるのではなく、「誰もが同じように苦しんでいる」「誰もが苦しい時期を経験する」と他者と共通の人間性を見出すことにより、苦しみが緩和されていく状態を目指します。

人はつらいと思った際に、それを我慢しよう、あるいは忘れようと努力をした結果、さらに混乱してしまうことがあります。マインドフルネスは、苦しみや困難などのつらい感覚を無視したり誇張したりすることなく、「そこにある事実」としてありのままに受け入れ、ストレスを減らしていく取り組みのことです。自分を肯定するセルフコンパッションと密接に関係する概念です。

セルフコンパッションを鍛える3つの実践方法
セルフコンパッションを身につければさまざまなプラスの影響がありますが、ここではセルフコンパッションを鍛える3つの実践方法を見ていきます。

1.リマインドペーパー
リマインドペーパーとは、苦しい状況に陥った時にセルフコンパッションの考え方を思い出せるようにする手法です。セルフコンパッションを身につけていても、苦しい状況が続くと、どうしてもネガティブな感情が先行してしまいます。そのような状態ではポジティブな感情を取り戻すことが困難になります。そうなった場合に備えリマインドペーパーを準備して、セルフコンパッションの考え方を思い出せるようにします。メモしておく内容は、自分が苦しい時に「取るべき行動」や「自分にかける優しい言葉」です。苦しい状況に陥っても、客観的なきっかけを持つことで、冷静に自分と向き合い適切な行動を取れるようになるでしょう。
2.ジャーナリング
ジャーナリングとは、一定の時間内に頭に浮かんだことをあるがままに書き続け、客観的に自分を把握する手法です。書く内容は、自分自身が不安に感じていることや、ストレスの要因、悩みなどになります。大切なのは、カッコつけた文章ではなく、ありのままを文章で表現することです。書き記すことで、自分自身が無意識に感じているネガティブな感情や気付かなかった課題を、客観的に把握し、対処することができるようになります。
3.慈悲の瞑想
慈悲の瞑想とは、自分自身と向き合うためのセルフコンパッションにおいてもっともベーシックな取り組みです。苦しい状態に陥った時には、人は混乱し、冷静さを失ってしまい、上記2つの手法を取る余裕がなくなってしまう場合があります。しかし慈悲の瞑想は、いつでもどこでも実践できます。慈悲の瞑想では「私が安全でありますように」「私が幸せでありますように」「私が健康でありますように」「私の悩みや苦しみがなくなりますように」と、まずは自分自身に優しい言葉をかけます。心の中で傷ついた自分を癒やすための言葉をかけることで、気分が楽になり、優しい気持ちになれます。

セルフコンパッションを高めて、あるがままを受け入れると良いと思うのです。


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