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感動を超える余韻⇒CSの「礎」

何時までも心に残る「余韻」!

世界各国からのビジネスや観光て来日される
ビジターの皆さんや文化を愛する人々が、
日本の、様々なおもてなし文化を称賛されています。

日本の「おもてなし文化」は、伝統や慎ましく
細やかな気配りがある日本独自の文化です

と共に、この「おもてなし」は、海外に誇れる
唯一無二の日本人独自持つの文化でもあります。

思い遣り、心尽くし、気遣い、
気働き、何気なさ、奥ゆかしさ

と言うような言葉で表されて来た
日本独自の文化おもてなしの心は、
日々の生活や長い歴史の中で
培われ磨かれ築かれたものであり、
品格のある美しい立ち居振る舞い
として私達日本人が世界中に向け
表現伝達しなければなりません。

日本の「おもてなし」の根幹は、
現実的な形を持つ迄に至る仕草の洗練さ
鍛錬を繰り返すことで身に着けられます。

と同時に、表面上の形よりも、
その裏に隠された心が何よりも大切です。

その人、その時、その場に合わせた
心の動きを控えめな何気ない仕草
として表現する洗練された日本の
おもてなしの文化は世界でも特異です。

また、日本人の感性とも言える
「他人に親切にするという
 感覚が自然に備わっている」

と言われています。

我々日本人からすれば当然のことである
“他者の邪魔をせず、何気ない気遣いや心配り”
は、来日した多くの外国人から見ると
このような様子は、世界中の国々から
驚きに値すると言われて評価されています。

日本旅館では、お客様に背中やお尻を
見せないよう半身で客室などへ誘導します。

また、お客様の靴や履物なども、
汚れていたら翌朝には取り除かれて
綺麗に磨かれてあります。

雨の降っている日には、濡れた衣服を
拭く為の新しい手拭や小さなタオルが
コートのポケットや鞄に何気なくそっと
懐に忍ばせてあったりもします。

あるレストランでは、クロスナプキンや
大きなペーパーナプキンを、椅子に置いた着衣、
床に置いた鞄やハンドバックの下に、
さり気なく、何気なくそっと置いてあり、
正式な食事のマナーに拘らず会話の邪魔に
ならないように飲食物を提供してくれたり、
お皿やグラスを置く時も軽く指先を添え、
正面に向けラベルを回したりする気遣いや
心配り、気働き、手配りがあります。

このような何気ない気遣いや心配りの
言行や態度は、いつまでもお客様の心に
おもてなしの余韻を残しています。

その場の環境や個性に合わせた自然な
余韻を醸し出すおもてなしマインドを持つ人は、
望まれ、求められる前に例え相手に
気付かれない処であっても積極的に
自らの意志で行動し、その人ならでは
おもてなし(思い遣り)の心を自然体で
提供する人を言い現わしていると思います。

日本のもてなしは、触合う人々やお客様、
大切な人、目上目下に限らず人として
相手を尊び敬い、大切に扱う姿勢があり、

その源は
相手の状況や状態を的確に観察し、
 把握すると共に、相手の求めること、
 望むことを、一早く予測、察知すること、
 立ち振る舞いの自然さ、何気ない気配りであり、
 もてなす側の努力や感じさせない気配り・心遣い

このような利他の心の活動です。

このような心身の活動の結果として、
お客様や相手の心に残る余韻が生まれるのです。

余韻には、
物事の余韻、感動の余韻、言葉に
表さない趣(おもむき)など多くの種類があり、
それは、個々人の感性≒感情(心・その位置)
感動と余韻とは深い結びつきがあります。

余韻は、人や物の姿や音が消えた後も、
なお体験した人の五感である
視覚、聴覚、触覚、味覚、臭覚に
何らかの形や温もりとして意識の中、
心の中に残ることをさすと考えます。

人との触合いや様々なサービス業界の、
様々な物と人の印象、態度、受けたおもてなし、
様々なサービス、味わった感動、言葉など、
その対象となる物事は数限りなくあります。

「あの人の言葉や笑顔が
 いつまでも心に余韻として残る」とか
「感動の余韻に浸る」
などと言った言葉でも表現されています。

お客様が心からの余韻を味わうこと、
即ち余韻を与えられることに因って
自らの心にコトと言われる体験が生まれ、
感じ取る心の主な意識には以下があります。

①もう一度素敵な余韻に浸りたいと思う心
②もう一度、あの雰囲気を味わいたいと思う心
③忘れられない自分だけの思い出
 (メモリー)としてとして残したいと思う心

④あの眼差しや優しさがとても
 素敵だったと思う心
⑤あの時の出会いを大切にしたい、
 ご縁にしたいと思う心
⑥友人や知人に話したり、
 知らせたりしたいと思う心

⑦一生の宝物にしたいと思う心
⑧誰かに体験したことを伝えたい思う心
⑨大切な人と一緒にまた来てみたいと思う心

⑩また、あの場所へ来たいと思う心
⑪また、あの人に会いたい、
 会ってみたいと思う心
⑫また、あの人と話したい、
 話を聞きたいと思う心

⑬また、あの人から買いたいと思う心
⑭また、あの人の作ったものを
 味わいたいと思う心
⑮また、あの人に(店で)
 もてなしてもらいたいと思う心

この他にも多々ありますが、
特に認識して置きたい余韻として
主なことを取り挙げてみました。

世界に唯一無二の
日本のおもてなし文化は、
風情
と言われるこの「余韻」
特に重きを置いています
それは、一時的な「感動を超え」
いつまでもその人の心に残ります

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