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難しけりゃ助けてもらえばいいじゃない

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「自分の中に“問い”を持つことって、実はとても難しいことなのかもしれないですよね」

いつものように仲間と対話をしている時に、ふとこんな話が出てきました。

今までにも何度もこんな話は出てきていたので、常にこんなことを考えてはいるんだと思いますが、こうやって今また新たにこの話が出てくるということは、今の時点の僕たちの中でこの話は大きなモノになっているってことなのかもしれません。

冒頭の話を聞いて、「確かに、“問い”を持つことはとっても難しいよなぁ」としみじみと色んなことを思い返しました。

僕自身も「“問い”が大事だ」とか言いながら、自分でも気が付かなううちに“ハロー効果”に引っ張られて他者の印象を決めつけてしまうことがよくあります。それが原因で、その後に色んなことが起きたりして、「ああ、自分はなんて人を見る目が無いんだろう」と思うんですが、そんな時の自分は“問い”を持つことが出来ておらず、ただただ自分の見たいように相手を見てしまい、その“幻影”を重ねた状態で見ている相手に勝手に過剰に期待をしたりして、でも、その相手が葛藤する局面において僕が想像していたような選択や決断をしなかったことについて勝手に一方的に愕然としたりすることが、これまでに何度かありました。

そんなことがあると必ず「一体、自分は相手の何を見ていたんだろう。何度こんなことを繰り返しているんだろう」なんて思うわけですが、それもこれも自分が見たかった“幻影”を勝手に相手に重ねてその“幻影”だけを見ることで、“問い”を持つことをせずにただただ何も考えないでいたからそういうことになっている。

冒頭の仲間の話によってようやく“それ”に気付くことができました。

そうやって気付けたことは、自分自身にとっても役に立つことですし、仕事にも役に立つことであるわけですが、僕個人としてはとっても“痛い出来事”でもあるわけです。

何しろ“対人支援の仕事”を生業としている身であるにも拘わらず“ハロー効果”によってあろうことが幻影を見てしまって、現実を見誤っていたわけですから、とっても恥ずかしいし情けないしで、「出来る事ならこんなことはこの先一生隠し通して生きていきたい」と思う気持ちもあるわけです。もちろん、僕の内側でそんなことが起きていようが起きていまいが、この世の中の大勢に影響はありませんのでどっちだっていいことかもしれません。

だけど、“対人支援の仕事”をしている身だからこそ、「こういうことだって起きているし、こういうことに気付いて修正をかけるべく己に向きあうという取り組みを常にやっている」ということを発信しておく必要があるような気がしています。

何しろ、こういう“自分のいたらなさ”のようなモノに正面から向き合うことが元々出来ていたわけではないですし、いわゆる“日々の鍛錬”のようなモノを継続しているからこそ出来ていることだったりするわけです。だけど、こういう傍目には“些細なコト”に見えるであろう取り組みとか、それらを踏まえてやっている“日々の内省”を、「何かが自分の中に起きるたびに常に行うこと」を繰り返しているからこそ、他者と向き合い話を聴いて一緒に考えるということを仕事として成立させることが出来ているんじゃないかと考えています。

僕には特に何の才能も無ければ何かの素質に恵まれていると思えるようなモノもありません。それに、自分の過去を紐解けば“どうしようもないヤツ”であったことは明白です。

そういうことをハッキリと自覚しているからこそ、こんな風に「気付いてしまったこと全てに向き合って内省をする」ということを常にやり続けておかないと、僕はすぐに“元の自分”に戻ってしまうでしょうし、そうなれば「今の仕事を続けることはできないだろうな」という明確な予感があったりします。

だから、キツイし苦しいしやりたくないし逃げたいとも思いながら、それでも「気付いてしまったこと全てに向きあって内省をする」ということをずっと続けていますし、これからもそうしていこうと思っています。

自分の汚いところや醜いところやダメなところやしょうもないところやクソみたいなところも全てに対して目を凝らして、可能な限り見つけられるように、気付いたら絶対に目を逸らさないように、自己欺瞞に陥らないように。

そのためには、どうしたって“問い”が無ければ始まりません。

でも、自分の中に“問い”を立てられていない時には、そのことに自分では気付けないというジレンマが発生しています。

だから、いつも仲間に助けてもらっています。
そういう状態になっていたら、いつでも指摘をしてもらえるようにお願いしていますし、僕は「そういう状態に陥る人間である」という自覚があるので、その時には“問い”を投げかけてもらえるように尾根がしています。

おかげさまで、今のところはギリギリのところで何とかなっているような感じです。

“問い”を持つことは大事だけど、それがなかなか難しい。

だから、自分以外の人の助けを借りることで、それを何とか乗り越えようとしています。

「ザ・他力本願」

これが僕の真骨頂です。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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