見出し画像

点と点とを繋げるために

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「色んな取り組みをしていて、それぞれがそれなりに効果は出ているような気がするんですが、なんというか点になっちゃって線にならないというか、点と点が繋がっていない感じがするんですよね」

ウチが関わらせもらうようになるよりもずっと以前から、社内を「もっとよくしよう」と考えて、様々は取り組みを外部の人達の力も借りながら、経営者が主導で社員さん達と一緒に取り組みを続けている経営者の方から、こんな話を聞かせてもらうことがありました。

この話を聞いた時に、ふと、“筋トレ”のことが思い浮かんできました。

筋トレには様々な種目が無数にあります。誰もが知っている代表的な種目から、トレーニングをしている人でもあまり知らないような種目まで様々あります。

そんな無数のトレーニングの中から幾つかの種目を選び出してその日のトレーニング種目が決定して実際にトレーニングを行うわけですが、適当に思い付きでトレーニング種目を選んだりしていたとしたら「とりあえず体を鍛えた」ということで“点”として「体の“どこか”は鍛えられた」という意味だけでの“成長”はあるでしょうが、“線”となるような「継続的に狙っている部位を鍛えて目指す自分になる」というような各回のトレーニングが連続していて繋がっていくことにはなりずらくなります。

そんなことが、冒頭の話を聞いていて思い浮かんできました。

じゃあ、トレーニングにおいて「“点”で終わらずに“線”として繋がっていくモノにするためには何が必要なのか?」という問いが出てくるのは必然かもしれません。

そこに必要なのは、何を差し置いてもまず第一に“目的”であることは間違いありません。

“目的”とは言っても何か大層なモノだったり壮大なモノが必要なわけではありません。ただただ、「自分自身が何のために“その行動”をするのか?」という理由や根拠のことを“目的”と呼んでいます。

なので、僕のように「ヤセるため」でも、最近たくさん増えている「ボディメイキングのコンテストに出るため」でも、「競技に活かすため」でも、「健康維持のため」でも何でもいいわけです。その本人にとっての“目的”であれば、傍から見てどう見えるかなんて一切関係ありません。

この“目的”次第で、筋トレで言えば「どんなメニューを行うか?どんな種目を取り入れるか?何セットくらいやるのか?どれくらいの頻度でやるのか?」などを決定するための条件が決まってくるんじゃないかと思っています。

とは言え、“目的”によってメニューや種目やセット数や頻度などを決定するためには、ある程度の“正しい知識”が必要不可欠になってきます。それは筋トレをやるうえでの大前提になってくるでしょう。何しろ、どの種目であっても“正しい知識”が無ければ“トレーニング効果”を効率よく得ることがとても難しくなってくるからです。

そして、“目的”があって“正しい知識”によって効果を得ることを継続するためには、毎回のトレーニング毎に“振り返り”を行う必要があります。

“目的”に基づいて“正しい知識”に則って効果を得られているかどうかを“振り返り”をすることで、“正しい知識”に則って“正しい効果”が得られているかどうか?の検証をして、“正しい効果”が得られていれば「もっと良くするにはどうしたらよいか?」を振り返り、“正しい効果”が得られていなければ「どこをどう修正する必要があるか?」を振り返り、それによって見えてきたことを材料に“修正”をしていく。

そんな風にすることで、“点”と“点”が繋がって“線”になっていくんじゃないかと経験と体感と観測を基に実感しています。

“目的”と“やることについての正しい知識”と“振り返り”がきちんと揃うことで、せっかく時間も労力も意志力も使って取り組んでいる物事を“点”で終わりにせずに、しっかりと繋げて“線”にして、先々への継続と“点”では作り出せない“よりよい効果”をどんどん大きくしていって、その“線”はそのままスタート地点でもありゴール地点でもある“目的”に接続して、それが円環しつつ、その円周はどんどん広がりながら、まるで螺旋のように上昇していく。

なんていうイメージが、僕の考える「“点”と“点”が繋がって“線”になる」の先にあるモノのような気がしています。

冒頭の話をしてくれた経営者の方には、ここまでの全てをその場でお伝えしたわけではありませんが、大事なポイントについてお伝えしてそれについての話をまた聞かせてもらって、なんてやり取りをする中で、「目から鱗が落ちた」なんて感想を話してくれたこともあって、ひとまずはしっかりと受け取ってもらえたような実感がありました。

もちろん、僕の話だけしかしなかったとすると(いつもの如く)なかなか伝わりづらくなってしまうので、仲間が「わかりやすい説明を例を交えてたくさんしてくれたから受け取ってもらえた」というのは前提中の前提として抑えてもらえていると助かります。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

#ビジネス #仕事 #群馬 #高崎 #対話 #組織開発 #人材開発 #外部メンター #主役から主人公へ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?