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懐かしく思い出したら思い知り

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「これすらも、もう無理になってしまったのか…」

週の始まり月曜日から“今の自分の現実”に気付かされてしまうような出来事がありました。

普段はあまりこういうことは無いんですが、朝からなにやらと色々やっていてふと時計を見ると13時になろうとしていて、いつの間にか結構な時間が経過していたことに気が付きました。

そう言えばなんだかお腹も空いたような気もするけど、あいにくお弁当は持ってきていないしかと言ってどこかにお昼を食べに行くのも億劫だったので、とても久しぶりに最寄りのコンビニへお昼ご飯を買いに行ってみました。

ウチの事務所のドアを開けると、直線距離にして100m程離れた場所に最大手のコンビニエンスストアが目に入ります。ただ、直線距離では100m程なんですが、事務所のある敷地とコンビニの敷地の間には、かなり交通量の多い車道が横たわっています。

この車道を渡るには信号の無い横断歩道を使う必要があるんですが、横断歩道を使おうとすると移動距離は倍になります。そして、なぜだかはわかりませんが、この道路の横断歩道を渡ろうとする歩行者のために車を停止線で停めてくれる運転手はほとんどいません。これまでに何度もこの横断歩道を渡ろうとしてきましたが、これまでに横断歩道の手前で停止してくれたのは“それよりも先の車が(信号などによって)詰まっている時”だけでした。

そんな感じなので、すぐ最寄りのコンビニなのに行って戻ってくるだけで結構時間がかかるのもあって、今ではあまり気軽に利用するような感じでは無くなっていて、ホントに久しぶりには行ってみました。

コンビニに行ってみて「お昼ご飯を買う」という目的でコンビニに入ったのもそう言えばかなり久しぶりだったことに、お弁当がずらりと並んでいる棚の前に立ってから気が付きました。そして、棚の前で何を食べようか選びながら、ふと、

「昔は、ほぼ毎日のようにコンビニでお昼かおやつを買って食べてた時期があったなぁ」なんてことも思いだしました。

10年以上前のその昔、毎日外回りをするような仕事をしていた頃、お昼ご飯は必ず外食と決めていました。出先の近くのラーメン屋を探しては寄る毎日でしたが、時には移動時間しか取れなくてコンビニに立ち寄って適当におにぎりなんかを買って食べながら車を運転しながら移動していたり、案件を終えて帰社する際におやつにアメリカンドッグを食べながら移動していたことを懐かしく思いだしました。

そんな事を思い出しつつ、あの頃も時々食べていた記憶のあった『大盛り明太マヨのパスタ』を手に取りました。裏面のラベルを確認すると「脂質29.4g」とあったので一応ダイエット継続中の身としては、もっと脂質の低いヘルシーなパスタにするかどうかでかなり迷いましたが、さっきまで思い出していた昔の記憶に引っ張られたからなのか「久々にたべてみたい」という欲求が自分の中にあるんだと思い込み、思い切って買いました。それに加えて、たんぱく質を補給する意味合いで『味玉(2個入り)』も買いました。

どうやら自覚している以上にお腹が空いていたみたいで、事務所に戻ってすぐにパスタを電子レンジに入れて温めながら待っている間に味玉を2個一気にやっつけました。食べ終えてお茶を飲んで一息ついたころに電子レンジがチンと鳴ります。レンジの扉を開けると、昔よく食べた懐かしい“あのバスタ”の匂いがしてきました。

熱くなった容器を机に置き、溶けたバターと明太子と海苔とパスタをグルグルかき混ぜていよいよ懐かしの味を口に入れると、想像通りの「うまい」が味わえました。うまさと懐かしさから一気に掻きこむと、その勢いからかしゃっくりが出始めたのでお茶で流し込みつつ、また勢いよく掻きこむのを繰り返します。ようやくお腹は落ち着いてきましたが、容器の中のパスタはまだまだ大量に残っています。さらに継続してフォークを持った手と口を無言で動かしますが、なかなか減っていきませんし、さっきまで「うまい」と感じていたこの濃いめの味付けとバターの濃厚さが段々と負担に感じられてきました。だけど、あと少し。あともうちょっと。そうやって食べ進めて、最後の一口の時点では、「がんばれ、あと一口だ!」なんて具合に自分で自分を応援しながら食べ終えることになりました。食べ終えた後には、普段はあまり感じた事の無い達成感とともに、恐らく脂質の多さに対する体の拒否反応のようなものを若干感じました。

ようやく何とか食べ終えて、空いた容器を前にしてお茶を飲みながら冒頭のように、「これすらも、もう無理になってしまったのか…」と自分について認識をあらためる材料をまた一つ手に入れました。

あの頃は、この大盛パスタを食べてもお腹いっぱいだと感じることも無かったような記憶がありました。実際に、パスタと他に何かを買って食べていたはずです。だから、コンビニでパスタを買う時にはいつもこの「大盛り」という表記とサイズを目印にしていて、それ以外のパスタをコンビニで買う事は無かったように記憶しています。でも、今日は事前に味玉を食べたというのもありますが、それが無かったとしてもこの大盛パスタ一つでお腹の容量は一杯になっていたことでしょう。

今日は、自分にとっての“何らかの区切り”が一つついたように感じています。

これからはもう「大盛り」という表記にもこだわらず、今回思い知った己の胃袋の容量を忘れずに、穏やかに楽しく食事をすることを心掛けていこうと静かに誓いました。

ただ一つだけ解せないのは、あの頃は、毎日外食してコンビニでおやつを買って食べる程の不摂生をしていたはずなのに、今よりも15㎏は体重が軽かったということです。今は、あの頃よりも遥かに摂生した暮らしをしているはずなのになぜこんなに育ってしまっているのだろうか。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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