【旬杯リレー小説】『書の理由』[A]→PJさんの[承]→大橋ちよさん[転]→PJ[結]
◎起【A】作者:PJ
◎承:書の理由作者:PJ
◎転 作者:大橋ちよ
◎結作者:PJ
吉井さんは返事のない僕の顔を見て、それから言葉を続けた。
「竹流くん、実は美緒からあなた宛ての手紙を受け取っているんです」
そう言ってから「今から私の家に一緒に来れませんか?」と、僕の返事を待たずに尋ねてきた。
突然の予想外の質問に、僕は何の返事もできなかった。
「あ、いや。突然すみません。私としたことが。まさかこんな形で会えるとは思っていなかったので。いえ、もしかしたらあの書