見出し画像

幅広い知識で砺波のまちを支える!市民の近くで働く技術職の仕事~富山県砺波市~

―これまでのご経歴を教えてください。

前田:大学卒業後は東京都庁に4年間勤めていて、建設局で河川関係の工事の発注や監督の仕事をしていました。

出身は富山県高岡市です。子どもができたことをきっかけに、子育てをするには砺波市の環境がよいと感じて砺波市役所に転職してきました。技術系として入庁して今は3年目になります。

川邉:高校を卒業後、砺波市役所に入庁して5年目になります。最初は民間の建築会社に入ろうと思っていたのですが、働き方などを考えると公務員の方がよいかなと思い、公務員を目指しました。

生まれも育ちも砺波市なので、就職するなら砺波市役所がよいと考えていました。入庁した後、最初は上下水道課で3年半勤務して、昨年の10月に土木課に異動になりました。

今野:砺波市役所に入庁して1年目です。最初はゼネコンに就職して、その後は愛知県内で公務員をしていました。

私自身は愛知県の出身で、妻が富山県小矢部市の出身だったので、そこに近いところということで砺波市役所に転職してきました。

―今はどんなお仕事をされていますか?

前田:都市整備課で、市内に180か所ほどある公園の維持管理や修繕、遊具の更新、チューリップ公園の再整備の工事などを担当しています。

都市計画の関係では、開発行為に係る手続きや都市計画図の修正なども担当しています。

都庁に勤めていた時は河川関係の仕事をしていて、水門や排水機場の耐震補強、新しい橋梁をかけるなど、ここでの業務とは違った内容の仕事をしていました。ただ、積算など工事で使う知識は共通している部分が多いので、その時の知識が今も役に立っていますね。

都庁では、設計を担当する係と工事をする係など、それぞれ係が分かれていたので一つの業務だけをやっていました。市役所では設計も工事もやりますし、契約関係や支払いの手続きなどもするので、幅広い知識がないといけないなと感じています。

川邉:土木課で道路改良工事の発注や監督を担当しています。小学校の通学路の中で危険な道路があった場合に、歩道を設置する工事などをしています。通学路の整備は、計画的に工事を進めていくこともあれば、要望を受けて整備していくこともあります。

土木課全体では13人ほどの職員がいて、係は3人体制です。同じ係に係長のほか、もう一人上司にあたる方がいて、その方に質問しながら仕事を進めています。

技術職の女性の人数は、建築系に1人在籍していて、土木系では私1人です。私自身はあまりそのことを気にしていなくて、皆さん優しく接して下さるので働きやすいですね。

今野:今は都市整備課で、市営住宅の整備や景観の計画などの業務を担当しています。

砺波市には「散居村」といって、田んぼの真ん中に大きい木がある田園風景があり、その維持保全をしていく景観の計画を作っています。

保全に関する町内会などの活動に対しての補助金や、市営住宅の維持管理なども担当しています。前職でも、市営住宅の管理や都市計画の業務など、今の部署での仕事と似たような仕事をしていました。

法律の解釈の仕方などは、市では権限がなく判断できない部分もあるので、その場合は県に照会するなどのやりとりもしています。技術職ですが技術の部分だけでなく、契約や支払いの手続きなど、事務の部分もオールマイティーにやっていますね。

今の部署には、以前も一度この部署にいて異動でまた戻ってきたベテランの方が多いので、わからないことは質問しています。課長は県から出向してきていて県としての考え方も教えていただいているので、いいバランスで質問ができていると思います。

―皆さん、日中は現場に出ていく機会も多いのでしょうか?

前田:私の場合は現場に出ない日の方が少なく、庁舎に戻ってきてから事務仕事を進めています。

川邉:上下水道課の時に比べると、土木課では外に出る機会は減ったと思います。上下水道課にいた時は、一日に何件も漏水が発生して外に出っぱなしということもありましたが、土木課に来てからは急に現場に行くということは減りましたね。

今野:担当している業務の内容的に、今年度はあまり現場に出ることはなく、事務処理が多かったです。来年度はもう少し外に出る機会が多くなるのかなと思っています。

―災害対応もされるのでしょうか?

川邉:例えば先日あった能登半島地震では近隣の道路被害はそこまでなく、パトロールや水道の給水応援などもしていました。

前田:先日の地震では公園施設に大きな被害はありませんでした。ただ、断水している地域の復旧作業の応援として県内外の市には行きました。

―残業など、職場での働き方についてはいかがですか?

前田:工事の発注の時期など、忙しい時期には残業もありますね。1週間ほど集中的に仕事をして、それ以外の時は早めに帰るなどしています。1か月間毎日ずっと残業するというようなことはないですね。

施設の管理をしていると、「設備が壊れている」などの電話が土日にかかってくることもあるので、その場合は土日に対応することもあります。

川邉:土木課に来てからの半年間では、残業はあまりありません。上下水道課にいた時は、発注の時期などは集中的に残業しましたが、それ以外の時は定時に帰っていました。除雪の時期になると、当番にあたった場合などは休日対応をすることがあります。

―職員の方の雰囲気や、職員同士の関わり合いについて教えてください。

前田:職員は優しい人ばかりです。同期が十数人いて、私は社会人経験があるので年下の同期も多いですが、特に年齢なども気にせず、温かく和気あいあいとした雰囲気でやっていますよ。先輩や上司も優しい方が多くて、人間関係も良いと思います。

川邉:ちょうどコロナ禍だった令和2年度に入庁したので、同期との間でイベントはなかったのですが、研修に参加する時などに同期とやりとりをしていました。

入庁して最初に配属された係の皆さんは年が離れていたのですが優しく指導していただきました。

―お仕事の魅力や、やりがいを感じるのはどんなところですか?

前田:公園の遊具を取り換えた時などに近隣の方から「良くなった、子どもが喜んでいる」と言われることがありました。市民に近い仕事をしている分、声がしっかり届いてくるのがよいところだと思います。

今野:ゼネコンに5年間勤めていた時はマンションの建築に関わっていて、その一つのことをずっと続けていくような仕事でした。

行政では、何かを建設することもあれば設計をすることもありますし、工事とは直接関係のない部署に行くこともあります。幅広い知識を習得できる点は、やりがいにもつながる部分だと思っています。

―最後に、砺波市で暮らす魅力を教えてください。

前田:子育てについて言えば、あまり人が多くないので、何かを待つというストレスがありませんね。例えば土日にショッピングセンターのフードコートに行ったとしてもすぐに座れますし、公園に行ってもさほど混んでいないです(笑)子どもにとっても親にとってもストレスにならず、過ごしやすいですね。

川邉:秋はコスモス、冬はチューリップ公園でのイルミネーションなど、季節ごとにイベントがあるということも魅力だと思います。春は桜やチューリップフェアがありますし、夏はチューリップ公園でサマーフェスティバルが開催されます。各季節でイベントがあるのってとてもいいですよね。

今野:街中は生活利便施設が充実しており、買い物等に困ることはなく、街から少し離れれば、田園風景や豊かな自然があり、住みやすく、子育て環境も充実しており、時間の流れが都会に比べてゆっくりに感じるところが好きですね。

―本日はありがとうございました。

この記事は2024年4月9日にパブリックコネクトに掲載された記事です。
砺波市役所の採用情報はこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?