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市民の生活を支える縁の下の力持ち!公共工事のブレーンとしての働き〜熊本県八代市・下水道建設課〜

坂井 亮太(さかい りょうた)様と灰本 孝志(はいもと たかし)様に、下水道建設の計画係としての業務や職場環境について、お話を伺いました。

ーおふたりのご経歴を簡単にご紹介ください。

坂井:平成23年度に技師として入庁し13年目です。最初は土木管理課で道路の維持管理に携わり、その後は港湾、河川、水路担当を経て平成30年度から下水道建設課に所属しています。

まだこの2か所でしか異動経験はないので、今後はいろいろな部署にいけたらと思っています。中堅職員として、これからもっとバリバリと働いていきたいですね。

灰本:小中高を八代市で過ごし、熊本市の大学を卒業後、平成13年度に地元八代市役所に就職しました。最初の5年間は建設部土木課に配属され、その後は下水道建設課に6年、区画整理課に5年、農地整備課に3年、そして令和2年から下水道建設課に所属しています。

もう23年目なので、建設部のなかのことは大体わかってきましたね。

ー最初の配属先はどのように決まってくるのでしょうか?

坂井:入庁直後は、職員数が多い課に配属されることがほとんどだと思います。下水道建設課も職員数が多いので、新規採用職員が配属されることが多いと思います。

灰本:そのほか、技師の配属先としては土木課や都市整備課、建設政策課、農地整備課も多いです。また、各支所の産業建設課に配属されることもあります。

ー現在の業務内容や組織体制についてお聞かせください。

灰本:下水道建設課は、計画係、建設係、水処理センターの3つで構成されています。私たちが現在所属している計画係では、主に下水道の計画に携わっており、あまり現場に出ることはありません。

建設係では自分の担当工事がありますので、現場での立ち会いが多いです。水処理センターは本庁舎とは別の場所にあり、そちらに勤務します。

坂井:計画係では、市民の方向けに下水道施設の案内や見学会、年に2回ほどの出前講座も行っています。下水道事業に関するPR活動も私たちの業務のひとつです。組織体制としては、計画係4名、建設係6名、水処理センター6名で構成されています。

ー繁忙期や、業務の流れについてお聞かせください。

灰本:国や県からの事務的な調査依頼が多い年度始めが繁忙期です。また、次年度の計画も年度中に行います。

坂井:4月、5月の年度初めの時期は大変ですが、計画や調査の仕事は毎年同じ内容のものが多いので、経験を積むほど効率的にできます。

国から補助金等の交付を受けて下水道事業を行うため、補助金等を申請するためには必要書類はもちろん、制度についての勉強も必要です。

また、これから下水道をどこに入れるか、大まかな場所は決まっているので、「来年度からここのエリアの下水道整備を重点的に進めよう」となった場合、初年度は計画係が調査を行います。調査結果に問題なければ、翌年度以降に建設係が下水道を整備していきます。

ー下水道建設課は、なぜ計画担当と現場担当に分かれているのでしょうか?

灰本:下水道建設課は、一度始めると長いスパンで事業に取り組むことになります。「3年かけて道路を作ります」「はい、終わりました」というわけにはいかず、八代市の下水道を“面”で整理するので業務は長期間に渡ります。

そこを管理するためにも、ブレーンとなる計画係がいないと成り立たない事業であると思います。

ー計画係における業務の振り分けはどのように行っていますか?

灰本:エリアではなく、担当業務ごとの振り分けですね。その中でさらに正副と立場を分けています。

坂井:たとえば、トイレから流れる汚水の処理や雨水の処理も下水道建設課の業務に含まれます。汚水の中でも【新しく作る施設】と【既設のものを維持管理する】業務に分かれます。

私は維持管理部門と雨水処理を担当していますが、もう1人が新しく作る施設の担当をしています。

ー労務環境や休暇についてお聞かせください。

坂井:仕事のスケジュールはもちろん、プライベートのスケジュールもかなり組みやすく、ワークライフバランスがとれていますね。

残業も減っていますが、業務量は以前よりも増えていると思います。少しずつ、業務が整備された結果だと思います。

ー職員の教育体制はどのようになっていますか?

灰本:八代市にはメンター制度があり、教育については責任を持って対応しています。メンターだけが面倒をみるわけではなく、職員みんなで新規採用職員を支えていく体制づくりもできていますよ。

坂井:業務内容から専門用語まで、新規採用職員では当然わからないような細かいことってありますよね。そういった「誰に聞けばいいの?」という相談をできる相手がメンターです。

ー職員の年齢構成や人間関係についてお聞かせください。

坂井:課内の年齢層は幅広く、中でも40代〜50代の職員が多い状況です。

灰本:経験者枠で入庁される方もいらっしゃるので、ときには私より年上の職員も新規採用職員として来られます。そういった場合でも、経験や知識はリスペクトしつつ、係の仕事についてはしっかりと教育にあたっていますね。

坂井:職場の雰囲気としては、良い意味でゆるいと思います。気の合う仲間で食事や旅行に行くこともあり、職員同士の雰囲気は非常に良いのではないでしょうか。

ー現在の職場の働きやすさについてはいかがでしょうか?

坂井:風通しも良く、働きやすい職場だと思いますね。

計画係での仕事では、年間計画を策定する上で、どの場所に下水道を整備していくか悩む場合があります。基本的にはルールや前例に基づいた判断をしますが、判断が難しく私が悩んでいる時等は、灰本係長や他の同僚と相談し、話し合いながら解決しています。仕事以外の場面でも、適度に雑談をして、コミュニケーションをとりながら仕事をしています。

ー最後に、八代市の技術職を希望する方に向けて、一言お願いいたします。

坂井:個性を尊重している職場だと思います。明朗でハキハキとした方、うちに秘めた熱い思いのある方、ぜひ入庁していただきたいですね。一緒に働きましょう。

灰本:八代市は、下水道や道路だけでなく、海も港も山もある町。技術職としていろいろな経験を積めるというメリットがあります。課内でも、新規採用職員が安心して働けるサポート体制づくりを進めていますので、ぜひ一緒に、技術職としてのスキルを磨いていきましょう。

ー本日はありがとうございました。

この記事は2024年4月16日にパブリックコネクトに掲載された記事です。
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