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土木職だからこそできる“地域住民が安心して生活できる環境整備”

農業振興課の笹渕(ささぶち)さんにお話しを伺いました。

―自己紹介をお願いします

笹渕:私は高校卒業後、平成30年度に小郡市に入庁しました。技術職で入庁し、当時は道路の維持管理業務を担う建設管理課に3年従事し、それから、農業振興課に異動となり4年目を迎えています。

―土木職をめざしたきっかけを教えてください

笹渕:中学の時から、何らかの形で人の役に立つ仕事に従事したいと漠然と考えていました。高校を受験する際に、専門知識に特化した工業高校があると知り、その中でも社会生活を営むために最低限必要なインフラ整備など、人の生活基盤を支える土木に魅力を感じたのがきっかけです。

それから就職活動時に、特に人と密接に関わる行政の方が、それまで漠然と考えていた自分の仕事像を明確に見ることができ、社会に出ても専門性を活かした土木職の方が自分のスキルアップに繋がると考えたからです。

―小郡市役所を選んだ理由を教えてください

笹渕:生まれ育った場所も地縁もなかった小郡市ですが、高校の部活動で何度か訪れたことがあり、全く知らないということはなかったです。

就職活動の時に採用募集があり色々と調べていくうちに、広域交通の発達や物流、商業の立地も進み、人口も急増傾向にある現状をみて、ポテンシャルの高い地域だと感じ、今後もますます発展していく可能性がある小郡市に惹かれました。

小郡市は高速ICが近接しているという立地特性による生活道路の改良や踏切と交差する道路の交通渋滞などの道路整備にかかる課題が多いと感じました。その中で、土木技術者として課題を解決していき、よりよいまちづくりの一員として貢献していきたいと考えたからです。

―現在はどのような仕事をしていますか

笹渕:農業振興課では、農業経営の発展のため土地改良事業の推進や土地改良施設の更新、修繕を行っています。

小郡市には、農業を営む上で必要となる水を貯留するため池が55箇所あり、近隣の市町村と比べると多いと思われます。ため池は農業を営む農業者や水利組合が日々の維持管理を行っています。過去に自然災害により決壊し、人的被害があったことから、全国的に重要施設とされており、維持管理や防災対策の強化促進が図られています。私たちも管理者への維持管理に関する技術的な助言や危険なため池の防災工事を関係機関と連携を図りながら推進しています。

また、ため池以外の水門や揚水機など農地に水を配水するために必要となる農業水利施設の施設更新や整備を県と円滑に進めていけるように、農業者への事業説明会や負担金の徴収事務などを行っています。

さらに、近年の自然災害による浸水被害軽減のため、ため池や農業水利施設を活用した防災対策工事の図面作成などの発注や現場監督が主な業務です。

―仕事のやりがいや面白みを感じるのはどのような時ですか

笹渕:一番は、自分が望んでいた人の役に立つことができるのは非常に魅力的です。

以前の部署でも、道路や水路整備を行った際には市民の感謝の言葉をいただくとやりがいを感じます。また土木の仕事は、自分で考えて映像化した物が実際に見える形で残るため、面白みや達成感を強く感じられます。

高校では基礎的な部分しか学びませんが、業務では、高度な知識、基準や法律に基づき仕事を行うため覚えることは多いです。しかし、日々成長を感じることができますし、市民の生活基盤を整備する業務に携われており充実しています。

―これまでの仕事で一番印象に残っていることは

笹渕:入庁して3年目に担当した道路拡幅事業です。交通量が多く、車両が1台しか通行できない狭い道路を2車線化に拡幅しました。どのような道路線形にするのかから始まり、用地買収や借地協議、関係機関や地元との協議など初めての経験で長期間かけて行う事業であり、思うように進まないことの方が多かったです。

自分で勉強したり、上司や先輩にアドバイスを受けたりしながら、何とか事業を完了させることができた時は感無量でした。生活道路でありましたが、市民の喜びの声は今でも心に残っています。

―仕事で必要な知識・技術はどのように身につけていますか?

笹渕:基本的に正解は基準書や法令に記載されているため、読み込んで勉強します。用語の意味や内容が分からない場合は、先輩や上司に尋ねると丁寧に教えて頂けます。専門性の高い知識は県が主催している研修会に参加したり、業者に相談してみたりと身につけ方は色々あります。参考書やネットを通して学んだり、資格を取得したりするなど自分次第で知識はどんどん深まっていくと思います。

―小郡市役所へ応募を検討している方にメッセージをお願いします

笹渕:小郡市はとても魅力があり、可能性をたくさん秘めていると感じます。公共交通機関の発達や商業施設の誘致など、どんどん活気あふれる住みやすい環境になってくると思います。

職員の方も優しく気さくでユーモアがある方がたくさん居て、毎日楽しく仕事ができます。特に自分と同じ土木職の先輩や上司は頼れる方がたくさんいて、とても仕事がやりやすい環境であると感じます。

たくさんの応募をお待ちしています。

―ありがとうございました

この記事は2024年5月13日にパブリックコネクトに掲載された記事です。
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