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ばいばい2018

2018年をそろそろ振り返ってもいいよね。
この一年は大げさに聞こえるかもしれないけれど私にとっては激動の一年だった。

長女が産まれた2012年を皮切りに、この6年間は出産授乳育児また出産育児……の繰り返しだった。
6年間常に産後か妊娠中か、そんな感じ。
妊娠中だから、産後だからとホルモンのアップダウンが激しくて、もはやいつが常だか分からなかった。
孕むことと産むことに忙しく、そして専心した6年だった。

今年の3月に末っ子が1歳になった。
離乳食もほぼ完了をむかえ、歩行も少しずつできるようになった。
そんな様子を見ていると、急に視界が開けたような気がしたのだ。

何かできるし何かしたい。

そんな欲求に駆られた。
あれは4月。
箕輪編集室の追加募集を見つけて申し込んだ。
熱狂とか熱量とかかすり傷とか、みんなタフなメンタルでタフな言葉を繰り返していて、とても刺激的だった。
私はどれだけ自分に言い聞かせてもそこまでタフにはなれそうにもなかったし、タフな言葉も使いこなせそうになかったので、最終的にはゆるゆるとフェードアウトしたのだけど、威勢の良い人たちを眺めているのは楽しかった。

5月、noteで開催されていたcakesコンテストに応募した。
そのころ書いたものを今読み返すと、どう考えても無理でしょう、というラインナップなのだけど、応募する、という行為が楽しかったし私にとっては新しかった。
「わたし」が読まれるという経験にわくわくした。
地元のローカルメディアの方とコンタクトをとったのも5月。
皆さんとても気のいい人で、時々取材依頼を下さる。嬉しい。

夏ごろ少し体調とメンタルを崩してしまい、寝込む。
食べられないし、起き上がれないし、そんな自分に落ち込むしでどうにもならなかった。
受診するしかないと病院へ行ったら受付で過呼吸をおこして車椅子で運ばれたのもいい思い出(違う)。

秋、少し調子を取り戻して、note の更新も増えた。
来年から末っ子を幼稚園に入れる決意をしたことで営業にも力を入れる。
いくつか素敵な出会いがあって、来年度に希望が見える。
子供の成長以外で、先を見て楽しみに思うということがもう長いことなかったので、なんだか変な感じがするのと同時に不思議と生きやすく感じた。
この6年間は子どもが無事に大きくなること以外になにかを望めるほど自分に余裕がなかったのだと気が付く。
子どもたちの無事を願うこと以外に気持ちを持っていくのがこわかったのだ。
よそ見をしたらこの子たちが平穏に大人になれないのではと思っていた。
気分はまるで戦時中で、保証されない安寧の中にいる心地がいつだってあった。
それが自分の未来を見つめたことでそんな緊張感がふうとほぐれたのだ。
そろそろ自分の人生を楽しんでみようかな、と思えた。

少しずつnoteが楽しくなってきた秋の終わり、愛読しているぽこねんさんやヤマシタさんのnoteで紹介してもらえて飛び上がるほどうれしかった。
うそ。飛び上がった。

そこからnote酒場への流れはもはや必然で、とても滑らか且つ自然だったと思っている。
会いたい人たちに会いたい絶頂のタイミングで会えたと思う。
ぽこねんさんはとてもぽこねんさんだった。
やわらかくてふんわりしていて、芯がしっかりした知的な女性だった。
ヤマシタさんは鎌倉の緑の中に暮らす巨匠、みたいなイメージだったけれど、実際はとてもフランクで柔らかい雰囲気の方だった。きっとすごくいいお父さんだと思う。

他にもいつも読んでいるnote のいろんな人に会えた。
皆さん、会う前よりもっと好きになる素敵な方たちばかりだった。
有賀さんに「味どう?」ってスープの味見をさせてもらったり、憧れの田中裕子さんをお見かけして思わず声をかけてしまったり、吉玉さんと(同い年とは思えないくらい落ち着いたしっかりした方だった)お仕事の話をしたり、コウさん(可憐だった。そしてとてもいい匂いだった)とチーズケーキを食べたり、あーぽにゅさん(笑顔がとてもかわいかった)や少年Bさん(終始優しくて紳士だった)に入るなり声をかけてもらえたり、まこさん(イメージ通り過ぎて初対面とは思えなかった)といろんなとりとめのない話をしたり、ナースあさみさん(手際の良さ!!!!)とマフィンをつくったり、ヤスタニアリサさん(ふんわりしたとてもかわいらしい方)と嫁トークをしたり、下瀬ミチルさん(会ってますますファンになった)と感動の対面をしたり、ミチルさんに紹介してもらってyoko.*さん(モリゾーニットが素敵な大人の女性だった。ところがTwitterのアカウントとか見る限り多分年下?!)にも会えた。
書ききれないけれど他にもたくさんのnoteの人たちに会えて、とても幸せな時間だった。
私のアイデンティティの一部にしっかりとnoteが組み込まれた日だった。

年末、note海外組の大旅そばさんが一時帰国されているということで、まこさん、あーぽにゅさんが都内でそばさんにお会いするというのに便乗させてもらった。
東海地方にいながらライブチャットで(ぽこねんさんも!)少しお邪魔して皆さんに会ったのだ。
時代を感じる。

そばさんのnoteはいつでもやさしくて、少しロマンチックで、最も楽しみにしているnoteのひとつ。
そばさんに会えたことでもう2018年に思い残すことはない。
元気に手を振ってさようなら2018。

娘の○○とか、夫の◇◇とか、昔の△△とかではなくて、今の私が繋いだたくさんの人達に出会えて、そして未来を見ることができた一年だった。人から見るとささやかすぎることかもしれないけれど、6年間産んで育てることに注力していた私にとってはとても劇的で眩い一年だった。

来年はどんな1年になるだろう。
いろいろ抱負らしきものもまた書きたいな。

皆様良いお年を。
読んで下さりありがとう。

来年もよければ読みに来てね。
なるべくなるべく楽しいことを、来年も引き続き書きたいなー。

また読みにきてくれたらそれでもう。