小1息子、恐怖のMRI終了(2回目)までの道のり。

偏頭痛と疑わしい症状がきっかけで、半年前より慈恵医大にて検査をしてもらっていた小1の息子ですが、先日挑んだ2回目のMRI検査にて「異常なし」とのことで終了しました。母もやっと一安心です。

ここまでの道のり長かった…といっても半年前から今回まで、何か大きな疑いがあってずっとモヤモヤしていたわけではないのですが、2回目の検査数日前から想定以上に大騒ぎとなったため、その数日がとてつもなく長かったように感じることとなりました。

今回は、そもそもなぜ検査をすることなりしかもなぜ2回目までに至ったか?ということ、そして大騒ぎとなってしまった2回目検査までの数日についてを、自身の備忘録も兼ねてこちらにしたためたいと思います。

本当に偏頭痛なのか?月1スパンでの発症に疑問が生じる

振り返ると、昨年秋くらいから月1位で定期的に偏頭痛っぽい症状が出ていたのですが、私自身が偏頭痛持ちだったこと、発症しても2~3時間程度で収束すること、また旅先で発症し応急措置してもらった病院でも、「お母さんのが遺伝しちゃったかもね」なんて言われていたこともあり、詳細な検査にまでは至ってませんでした。

ただ、自分と比べると短いスパンで発症していることなどから「勝手に偏頭痛と決めて良いのか?」と疑問が生じ、かかりつけ医の紹介で慈恵医大に行くことになりました。それが今年の2月です。

保育園児(6歳)人生初のMRIを経験、パニックでギャン泣きに

初診の1週間後、当時まだ保育園児(6歳)だった息子がMRI検査をすることになりましたが、狭い機械に入れられ謎の爆音がする状態に、パニックでギャン泣きとなり、大騒ぎの末になんとか検査を終えたとのことでした。

その時はパパが付き添いで、私は電話で様子を聞いただけだったのですが、可哀想すぎて「とにかくなんでも買ってあげてなだめてあげて!」と指示し、病院のカフェでスムージーを購入させました。

そんな一苦労の数日後に結果を聞きに行くと、「血管の異常や腫瘍などは全くないのでその点は心配いらないけど、脳の左右差が少し気になる。念のため半年後にもう1度MRIやりましょう。」ということになったのです。

なんかスッキリしない微妙な結果&息子がもう1度MRIをやらなくてはならなくなったことで「マジか…」という感じでしたが、仕方がないので半年後の予約を入れて帰りました。

そして半年後…格段にあがってしまった検査へのハードル

2回目のMRI検査数日前、息子へまたMRIをやることを知らせると、文字通り泣き崩れました。15分20分くらいでしょうか…しばらく嫌だと泣いていました。なんとかお風呂に入り夕飯を食べていましたが、また思い出してウルウルし始めました。

1回恐怖体験をしたことで、まんまと検査に対するハードルがあがってしまったのです。

私はなんとか検査を乗り切ってもらうために、「ママはさ、そういう時はなんかカプセルみたいなに宇宙船に乗ってるんだと思うようにするよ!宇宙船が飛ぶ時でゴーってすごい音がする、みたいな?」などと、逆に楽しいこと想像して乗り切ろう作戦的なものを提案しましたが、母のハイテンションでの提案も虚しく「そう思いたいけど、オレには無理だ…」とまた静かに涙していました。

これならどうだ!と「終わったら〇〇(商業施設名)行って、クレープ食べて、お昼も好きな物食べて、おもちゃ買って、クレーンゲームもやろう!」と禁断の“物で釣る作戦”を発動(本当よくないですが)しました。
普段なら確実にテンション爆上がりになり、絶対に話に乗ってくるであろう渾身の提案でしたが、これにも力なく「うん…」と答えるだけで、いよいよこれは本当にマジで相当嫌なんだな、と私もかなり不安になってきました。
ちなみに息子は超強気なイキりキッズで、ふだん落ち込むことはありません。

腹をくくり、作戦を考え始める息子

検査前日の朝も、開口一番「はぁ…明日検査か、緊張する…」というセリフでリビングに登場しました。
その日は一日中、ため息と「明日検査か…」というセリフを繰り返しており、その都度私も「もうやるしかないよ、頑張ろう!」を繰り返していました。度重なる「検査か…」「頑張ろう!」のやり取りで、検査中止はできないことを悟ったようでした。

そしてついに腹をくくったのか、夕飯の時にはどうやって検査を乗り切るか?を息子自身考え始めていました。私もあらためて「騒がずじっとしてればすぐに終わるよ。騒いだら15分だけど騒がなければ5分だよ。だからじっとしていよう!」と冷静に伝えました。さすがに5分は盛りすぎだったので、旦那から「余計なこというな!」という鬼のアイコンタクトがきましたが、息子は明確な数字での説明がわかりやすかったようで納得し、いろいろと作戦を考えているようでした。

いよいよ当日。考えた作戦を実践…結果はいかに?

結局、息子が考え実践したのが「足こちょこちょ作戦」でした。検査中にパパに足をこちょこちょして貰えば乗り切れるかも、と思ったようです。ちなみに“足こちょこちょ”は、寝る前にやってもらうと息子が気持ちよく眠りに入れる儀式的なもので、それを取り入れることを思いついたのです。
前夜にシミュレーションし「いけるかも」という手応えを掴んだ様子でしたが、本当に当日実践し、泣くこともなくスムーズに検査を終えて検査室から出てきました。

その顔は達成感に満ちており、「泣かなかったよー!やっぱ足こちょこちょが良かったわ!」と本人も納得の出来、といった様子でした。

私は「いくらなんでもそれで乗り切れるのか?」と半信半疑でしたが、無事乗り切れてよかったと思うとともに、息子自身で考え乗り切ったことに頼もしさを感じとても嬉しくなりました。まさかここで息子の成長を感じることになるとは、棚ぼたの感動でした。

正式に「異常なし」。原因はスマホデバイスかも?

数日後、2回目の検査結果が出ました。結局、半年前と脳の状態に変化はなく「個体差ゆえの左右差で異常なし」と結論づけられました。

何か重大な病気があり発症している偏頭痛というわけではなかったため、「ゲームとかやりますか?スマホでYouTubeを見たりゲームをやったり、親世代から比べると格段に子どもの目が疲れる時代なので、頭痛を訴える子どもが本当にに多いです。」と言われました。これはうちも完全に当てはまりますので、その点はなるべく注意しましょう、ということで診察終了となりました。

今回、これも棚ぼただったのですが、親ではなく病院の先生に「スマホやゲームのやりすぎには注意」と言っていただいたことが、親が言うよりも断然息子に響いたようで、「病院の先生が言っていたから」と少し意識できるようになりました。いつまで続くかわかりませんが、せっかく恐怖の検査を2回もして得た教訓なので、意識し続けてもらえたらと思っています。

まぁ、何はともあれ息子よ、とてもよく頑張りました。お疲れ様でした!




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