着いた日の日記です。もう2ヶ月も前のことです。

アメリカに着きました。着いてしまいました。

渡航当日も前日もその前にも友だちがたくさん遊んでくれました。

なんだか泣くのはもう嫌で、なんなら私が泣くのはお門違いな気がして、なるべくサラリとにこやかに渡航したいと思っていました。

だからこそ、寂しさから目を逸らして、意識的に考えないように、みんなと会いました。

案外うまくいきました。

お正月の気持ちのまま、半ば無理やりぼーっとしながら、寂しさに気づく前に着いてしまえばいいと思っていました。

飛行機に乗りました。ビジネスクラスは初めてなので、どんなもんだろうと、楽しもうと、乗りました。
広くて、広くて、やりたい放題です。

このまま飛んでしまえばそれでいいと思いました。

私はいつも飛行機で寝ます。離陸を確認する前に寝ることもあります。そうしようと思っていました。

しかし、眠れそうにないまま離陸しました。

CAさんが話しかけてくれます。
泣いてしまいそうな気持ちを飲み込んで、次々と出てくるご飯を食べました。

ビジネスクラスで泣いてる人なんていなくて、とりあえず映画を見てみました。『ザリガニの鳴くところ』をすべて見ました。

まだ眠れなかったので、音楽でも聴いてみようと思い、ANAが用意したaikoメドレーをかけました。

aikoです。友だちに会えなくて寂しく思っている私が、今、共感するような歌詞ではありません。本当にこれっぽっちも。でも涙が溢れてきました。

なんとなく私も味がしない気がして、涙が出ました。

と、ここまで書いていました。
ずっとメモの中に潜んでいたので公開します。

アメリカに着いてから数日は、
朝起きると毎日吐き気に襲われて、本当にどうしたものかと思いました。
時差ボケだったのか、緊張なのか、なんだったのかわからないままです。

あっという間に2ヶ月強が経ちました。
2ヶ月経った今の気持ちは、次にします。