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【がんについて考えてみた!】2024/04/21#072

みなさん「がんについて知っていますか?」
私は、何も知りませんでした、、、


『がんへの恐怖は「がんを知らない」から。』
これは、『押川先生、「抗がん剤は危ない」って本当ですか?』
の帯、がんサバイバー秋野暢子さんの言葉です。

押川先生、「抗がん剤は危ない」って本当ですか?』
この本を読むまで私のがんの知識といったら、
がんになったら辛い治療、痛い、苦しい、お金がかかる、治らない、死んでしまう、そういう先入観や誤解が私の中にありました。
それぐらい何の情報も持っていなかったんです。
そして、知らないから怖い。


この本の第1章で、抗がん剤の強烈な副作用の誤解がありました。
がん患者の苦悩の変化
1983年 1位:嘔吐・悪心
1993年 2位:悪心 9位:嘔吐
2002年 悪心・嘔吐:ランク外
抗がん剤の副作用でイメージしていた「吐き気」は、現在ランクインもしていない。
がん治療の発展は『抗がん剤の進化というよりむしろ副作用を抑える薬の進化』
この本を読んでわかりました。

もし?私が何も知らないまま、この本を読む前にがんの当事者になっていたら、
ただテンパるばかりで、何も考えることができず、冷静な判断ができなかっただろう、、、
「がんになってしまった!」
それだけでパニックになり、何が正しい情報かわからず、
その後の人生は、ずっと悲しんで怖がって、きっと辛いものだったと思います。

2人に1人はがんになる時代だからこそ、自分、家族、友達に、いつか来るがんと向き合うために正しい知識を身につけることが必要だと思いました。

押川先生、「抗がん剤は危ない」って本当ですか?』
この本では、「がんの防災」を学べます。

がんは、突然襲ってくる自然災害のようなもの
いざという時に慌てないため防災訓練と同じように
日頃から十分な知識と対処法を学ぶことが大事です。

「ステージⅣ」=「末期がん」は、誤解だったり、
「手術をするとがんは飛び散る」は、都市伝説だったり、
「緩和ケア」は、治療が尽きたとき最後に受けるケアはなく
「告知とともに始める緩和ケア」っていうのがあって、
あらゆる不安や痛みを解決するケアで、体の痛みだけでなく、仕事のこと、家庭のこと、生き方のこと様々な悩みをケアしてくれるんです。
知らなかった、、、
他には、がん治療の公的支援制度には、高額医療制度、介護保険、傷病手当、障害年金があるのに自分で動いて申請しないともらえない。
知らなかったら治療が継続できないかもしれません。
だから「がんの防災」が大事だということ。

がんは完治しなくても一緒に生きていける。
上手に付き合うことができる。
そして、がんの治療は自分が主導権を持って積極的に動かなくてはいけない。
そうすることによって治療や生活がどんどん充実する。
そういうことが書かれてありました。

ただ恐れるのではなくきちんと備えて!

私は一人暮らしをしていますから、自分で決めなくてはいけないことがたくさんあると思います。
そんな時、怖い、苦しい、悲しい、そんな気持ちに支配されていては正しい判断ができません。
だからこそ、準備をして、いざという時に決断ができるようにしておきたいと思います。


そして、ほんとに誤解だったり、知らなかったりしたことが、こんなにもあるんだとこの本を読んでよくわかりました。
これは2人に1人ががんになる今の時代だからこそ、全ての人に読んでもらいたい本だなぁと思いました。

それではまた!


最後まで読んでくださりありがとうございました。
スキやコメントいただけると嬉しいです。



今日の写真は、2024年4月13日の川尻岬からの夕日です。
川尻岬:山口県長門市にある本州最西北端に位置する絶景の岬

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