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”FLASHBACK 2 DELAY”について

こんにちは。都内にいます。note16日目です。

『DELAYを絵筆に、SFを描いている』

FLASHBACK 2 DELAYについて。

「コンパクトかつ頑丈である事」「ディレイからさらに幅広く絵が描ける事」
この2つの条件で圧倒的に注目していたのがFLASHBACK 2 DELAYでした。
7種類のディレイとルーパー機能、最長7秒までの可変幅、3種類のサブディヴィジョン(符割)セレクター、
感圧式のMASH機能も新導入しながら、コストパフォーマンスの高さも驚きです。

ベーシスト、特に私の様なフレットレスベースがメインのプレイヤーが使うディレイの場合、
いにしえの音質重視のショートディレイさえあればいいのだというタイプと、
私が駆け出しの1996年録音、1stアルバム『STOMUTATION』の頃以前から使ってきたような、
多機能かつさらに演奏しながらリアルタイムでツマミを動かしてフィードバックまで使いきり、
なおかつそのフィードバックの最後の最後の音質までこだわりきるタイプと、両方存在意義があると思います。

FLASHBACK 2 DELAYは後者のバリエーションを豊富に持ちながら、
音質的なこだわりも一つ一つフォロー出来る所が魅力です。
幅広く絵が描けることを条件に選びましたが、
ひとつひとつのかかり方のアナログ感、渋さも捨てがたく、
プログレッシヴロックメドレーなどもレパートリーにあるさいは、
テープやアナログ機能も大活躍です。
もちろんこれらの私が渋いと感じた一つ一つのディテイルも、
初期型や多ペダルのユーザーからこちらに流れてきた場合は、
同じ機能のものにも若干の音の差を感じ、甲乙つけるのかもしれません。しかしながら、それは他の某メーカーのディレイで私が30年来、2号機だけを気に入って3つ常に持っていたのと同様、好みで決めて頂けたらと思います。

最後に私のディレイの使い方のひとつで、
ベースでリズムを刻みながら「ドルルルル・・・」と瞬時に発信させるテクニックがありますが、
FLASHBACK 2 DELAYは狙っている帯域と実音をすくい上げるポイントが若干異なる為、
もっと上の高音域がフィードバックしていくような響きになりますので、
適材適所で選んで頂けたらと思います。
ただ私は、今まで使って来た他メーカーの機種では得られなかったクリスタルやテープ機能を中心に現在は重宝しています。
現時点でのインプレッションはこんな感じですが、1ツアーごとに新しい発見が期待できる機種です。
引き続き、ポテンシャルを掘り進めて、随時報告していきたいと思います。

(現在、20枚目のアルバムを制作中です。これのツアーでもメイン使用します)


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