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綾辻行人の館シリーズを読んでみた

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綾辻行人の館シリーズを読み始めてみました。最後まで読み進められるかわかりませんが、ボチボチ書いていこうと思います。
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綾辻行人の館シリーズを読んでみた-②水車館の殺人

綾辻行人の館シリーズを読んでみた-②水車館の殺人

あらすじざっくりストーリー前作が島と本土の対比構造だったのに対し、今作は過去と現在の話が交互に展開される。
仮面を付けた家主が招待した人たちは、絵画には目がない人達ばかり。
目的は公開されない、藤沼一成が描いた幻の絵。一年前と同じように、今年も事件に巻き込まれる。

- 以下ネタバレあり -

感想まず、白い仮面に車椅子。それに寄り添う美少女。このシチュエーションで、まずは仮面から入れ替えトリック

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綾辻行人の館シリーズを読んでみた-①十角館の殺人

綾辻行人の館シリーズを読んでみた-①十角館の殺人

あらすじざっくりストーリー何の予備知識も入れずに読み始めた。
登場人物である大学生たちは、本名でなくミステリ小説家に倣ったニックネームで呼び合う。多少でもミステリに触れたことのある人なら心の中でニヤリとするところ。
それぞれのキャラクターも立っており、カタカナで登場人物の数の割に、すっとイメージが入ってきて読みやすい。

離れ小島に立つ古びた洋館。
船は約束した1週間後にしか来ないという、まさに典

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綾辻行人の館シリーズを読んでみた-はじめに

綾辻行人の館シリーズを読んでみた-はじめに

本は好きだけど

昔は本を読んでいた。特に推理小説は好きだった。かと言って、人に好きだと大手を振って言えるほど詳しい訳でもない。

シャーロック・ホームズや江戸川乱歩の少年探偵シリーズも読むには読んだが、人に伝えられるほど深くは読んではいない。

ポアロやミス・マープル、金田一耕助に三毛猫ホームズ。誰でも一度は触れるであろう探偵達に、例に漏れず触れた程度だ。
中学生の頃には、いっちょ前に自分でも小

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