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キロンとドラゴンヘッドがコンジャンクション

この記事ではキロンとドラゴンヘッドのコンジャンクションについて触れています。
前回キロンとドラゴンヘッドがコンジャンクションしたのは、2008年7月28日10:39amで、水瓶座にありました。
この時獅子座の金星と180°の角度にありました。
今回牡羊座で16年ぶりにキロンとドラゴンヘッドが合(コンジャンクション)となります。


コンジャンクションについて

キロンとドラゴンヘッドのタイトなコンジャンクションは下の画像の占星術ソフトでは2024年3月5日 20:46pmで日本では牡羊座の位置でピッタリと重なっています。

2024年3月5日 20:46pm  Astro seek

ではキロンとドラゴンヘッドについてどう言った意味があるのかを見ていきましょう。

ドラゴンヘッド

ドラゴンヘッドは、占星学で北のドラゴンヘッド(または単にノード)とも呼ばれ、南のドラゴンテールと対になる要素です。
これは月の軌道と太陽の軌道が交わる2つの点で、北のドラゴンヘッドが上昇点、南のドラゴンテールが降下点となります。北のノード、またはドラゴンヘッド(占星学的には同義語)は、占星学において魂の目的や成長の方向性を示す要素です。

  1. 魂の目的: 北のノードは個々の魂が進化して成長するために探求すべき方向を示します。これは魂の進化の目的や生まれ変わりの目標を象徴します。

  2. 未来への課題: ドラゴンヘッドは未来への道しるべであり、個人が乗り越えるべき課題や学びがそこに表れます。これは成長と学びの機会を提供します。

  3. 新しい経験: 北のノードの位置は新しい経験や冒険を示し、それによって個々の魂が発展し、進化することが期待されます。

  4. 集団や社会との関わり: ドラゴンヘッドは他者とのつながりや集団での役割を示すことがあり、社会的な経験や協力を通じて成長する可能性を示唆します。

キロン

キロンは1977年10月18日にアメリカの天文学者チャールズ・トーマス・コーエンによって発見されました。
コーエンはカリフォルニア州のパロマー天文台で働いていた天文学者で、彼が率いる観測チームが小惑星キロンを初めて発見しました。
小惑星キロンは太陽系内の小惑星帯に位置しています。小惑星帯は、火星と木星の軌道の間に広がる領域で、多くの小惑星が存在しています。キロンもこの小惑星帯に属しており、太陽からの距離や軌道要素は他の小惑星と同様にバラエティに富んでいます。

キロンは占星学では、傷つきやすさや癒しのプロセスを象徴する小惑星で、ギリシャ神話のケイローン(Chiron)に由来しています。

キロンはギリシャ神話に登場するケンタウロス(人間と馬の混合体)で、医術や音楽などで知られました。彼が傷つけられても不死である特性を持っていました。


  1. 傷つきやすい側面: キロンは個人が傷つきやすい部分や過去の傷を表します。これは感情的な深さや共感力に関連します。

  2. 癒しのプロセス: 同時に、キロンは癒しの力をもたらす存在でもあります。過去の傷やトラウマを理解し、それを癒すプロセスを通じて成長が期待されます。

  3. 教育と知恵: ケイローンはギリシャ神話で知恵あるセンタウロスであり、学びと知識を象徴します。キロンの位置が強調された場合、個人が教育や知識の取得を通じて発展する可能性があります。

  4. 独自性と深さ: キロンは通常、他の天体とのコンジャンクションやアスペクトで強調され、個人の独自性や深みを示すことがあります。

コンジャンクションの影響

キロンは傷つきやすさや癒しのプロセスを象徴し、ノードは魂の成長や進化を示します。
キロンとノードが重なることで、過去の傷や課題が魂の進化に影響を与えている可能性があります。これは感情的な癒しや成長の機会を示唆しています。

数年ぶりのコンジャンクションであれば、過去の傷や魂の成長に新たな視点がもたらされるかもしれません。
個人の天体とアスペクトを形成すると、過去の経験を振り返り、感情的な癒しや個人の進化に焦点を当てる期間になる場合もあります。

牡羊座で重なるキロンとドラゴンヘッド

  1. 牡羊座のキロン: 個人的な挑戦、傷つきやすさ、癒し。
    過去の傷や挑戦を克服し、個人的な成長に向けてポジティブなエネルギーをもたらします。感情的な癒しと自己探求が重要です。

    キロンが牡羊座に位置する場合、個人的な挑戦や傷つきやすさが強調されます。この配置は、生命の旅で経験した苦しみや痛みが、自身の成長や他者との関係に影響を与える可能性を示唆します。
    牡羊座の特性がキロンに結びつくことで、積極的で行動力のあるアプローチでこれらの課題に取り組むことが期待されます。感情的な癒しや自分を受け入れるプロセスが重要です。
    感受性が高い: 傷つきやすい一面があり、他者の言動に敏感に反応することがあります。過去の経験からくる感情的な傷が影響することがあります。
    深い内面: 内省的で、自分の感情や過去の痛みに向き合うことが重要です。内面からの成長や癒しに焦点を当てることがあります。
    他者との信頼の構築が難しい: 過去の傷が影響して、他者との信頼関係を築くのが難しい場合があります。感情的な壁を感じることがあるかもしれません。
    他者への理解と共感: 自身の経験からくる他者への理解や共感が強まります。他者とのつながりを大切にし、感情的なサポートが重要です。

  2. 牡羊座のドラゴンヘッド: 個人的な進化、行動力、新しい始まり。
    このアスペクトは、積極的で自己主張的なエネルギーをもたらし、個人的な目標や成長に向けて前進することを奨励します。

    牡羊座のドラゴンヘッド(北のドラゴンヘッド、または単にドラゴンヘッドとも呼ばれる)は、個人的な成長や魂の進化を示す点で、牡羊座の特性と結びついています。
    積極的な成長と進化: 牡羊座のドラゴンヘッドは、個人的な進化や成長に焦点を当て、新しい経験やチャレンジを通じて自分を向上させることが重要です。冒険心旺盛で、未知の領域に飛び込む勇気があります。
    自分を知る探求: 牡羊座のエネルギーが加わり、自己主張やアイデンティティの探求が強調されます。自分自身を深く理解し、自分に忠実でいることが強調されます。
    リーダーシップの資質: 牡羊座の特性がリーダーシップの資質を強調し、他者を鼓舞し、新たな方向に導く能力があります。
    冒険心と独自の視点: 牡羊座のドラゴンヘッドは冒険心に富み、独自の視点から物事を捉えることができます。他者と異なる方法で問題に取り組むことができるでしょう。

これは一般的な性格の傾向であり、個々のホロスコープの他の要素や状況によって影響を受けることがあります。

牡羊座のキロンとドラゴンヘッドのコンジャンクションは、個人的な挑戦や傷つきやすさに焦点を当て、同時に魂の成長への方向性を示唆しています。
この組み合わせにより、自分の弱さや傷つきやすい側面に向き合いながら、それを乗り越えて成長するプロセスが強調されるかもしれません。
この時期は、自分の内面に深く掘り下げ、感情的な癒しと個人的な進化に焦点を当てるチャンスです。

ありのままを受け入れる

感情的な癒しや個人的な成長は、過去の経験を理解し、その中から学び取ることに焦点を当てることで進むでしょう。
同時に、ドラゴンヘッドは進むべき道方向性を気付けせてくれます。
積極的で新しい始まりへのエネルギーも持っており、自分自身や他者・外側とのつながりをより深めるチャンスを提供します。

性格を擬人化してみた


キロン: 哲学者のような存在で、深い感受性と癒しの力を持つ賢者。
過去の傷を理解し、人間の複雑な感情に共感する。

ドラゴンヘッド: 冒険心豊かな冒険者であり、未知の世界への飛び込みと新しい挑戦を愛する探検家。自分自身の進化と成長に常に挑戦している。

傷を知っているから痛みがわかる。
傷を知っているから共感もできる。
過去の経験が今に繋がりその先の未来へと続いていく。

自己の内側を振り返ることは、忘れていたあの頃の痛みが今この瞬間に蘇って、とても辛い時期になる方もいるかもしれません。

その痛みは経験と知識となりいずれ知恵として、きっと自分の役に立ち取り巻く世界の役にたつことになる。

最後に牡羊座の特徴をまとめておきます

牡羊座(Aries)は、黄道12宮の最初の星座で、春分点を通過する太陽の位置と関連しています。

  1. 元気で積極的: 牡羊座は火のサインで、エネルギッシュで積極的な性格があります。冒険心旺盛で新しいアイデアに飛び込むことが好きです。

  2. リーダーシップの資質: 牡羊座はリーダーシップの素質があり、自分の目標に向かって進む姿勢が強調されます。行動力があり、挑戦に果敢に立ち向かいます。

  3. 熱烈な感情: 情熱的で感情を率直に表現する傾向があります。感情が高まりやすく、自分の意見をはっきりと述べます。

  4. 冒険心: 新しい冒険や挑戦を求め、退屈が苦手です。刺激的な状況や競争に強く引かれます。

最後まで読んでくださってありがとうございます。


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