最近の格闘技の本を読んでの、私がドナルド・トランプを支持する部分。

Afflictionという総合格闘技の団体があったんですよ。

日本の総合格闘技団体のPRIDEは、闇社会との癒着の噂が原因でUFCに買収され、自然消滅しました。

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当時の世界最強の格闘家として、評価されていたのは、PRIDEヘビー級王者のエメリヤーエンコ・ヒョードルでした。

彼の当時の異名は、

60億分の1

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ロシアン・ラスト・エンペラー

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この消滅で、PRIDEのライバル団体だったUFCは、ヒョードルとの契約が噂されましたが、UFCは契約に失敗します。

UFCは、UFCでの試合以外での、ヒョードルの格闘技の試合を禁止する契約を提示しました。

しかしヒョードルは、祖国ロシアの格闘技であるサンボの世界大会に出たかったので、その契約を打ち切ります。

ヒョードルは、プーチンとも親しく、サンボの世界大会への出場は絶対に譲れないものがあったようです。

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UFCの代表ダナ・ホワイトは、この事件をMMA史上最大の失敗と述べています。

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ヒョードルに相応しいファイトマネーを払える団体がない。

彼に相応しい対戦相手をマッチメイクできるプロモーターがいない。

そこでヒョードルに注目したのが、総合格闘技団体のAfflictionのオーナーだったドナルド・トランプです。

トランプはヒョードルと契約します。

さらにUFCのヘビー級元王者ティム・シルビアと、UFCのヘビー級元王者アンドレイ・アルロフスキーを引き抜き、ヒョードルとのマッチメイクに成功しています。

ヒョードルの試合ができる資金力がある団体は、世界にないと思われましたが、トランプの登場で夢のカードが実現しています。

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トランプが登場することで、全盛期のヒョードルは、10年間で28連勝という記録を達成することができました。

その中でもトランプが実現した2試合は、当時の総合格闘技の世界では、UFCができない最高のカードだったと言えます。

その時期の彼を支持します。

今の世界情勢を鑑みますと、残念ながら彼を支持することはできません。

ですが彼も人間ですから、私は彼の全人生を支持しませんとは言えませんね。

大統領選の敗北で、彼のキャリアを全て否定するのではなく、優れた活動については賞賛を送りたいものです。

参考資料。



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