【本の感想】「ケミストリー世界史」科学が動かす歴史。
科学技術の歴史と、世界史の動きをリンクして紹介されています。
いかに、科学の発展により歴史が大きく変わったのか、を分かりやすく実感できる本です。
歴史の大きな変化の裏に、科学アリです。
化学式などを用いて、なぜこの現象が起きるのかまで詳しく説明されています。普段何気なく使用している技術の知見が深まります。
好奇心をくすぐる良い本です。
世界史の大まかな流れも学べ、一石二鳥の本となっています。
案外、人間の中身は昔の人間と変わっていないと思えました。
歴史を学ぶって、人とは何であるかを学べますね。
ペスト流行による心境の変化。
ペストが流行し、ヨーロッパの階級社会に大きな影響を与えた話が面白かったです。(科学とは関係ないですが...)
ペストにより多大な死者が出しました。
貴族も、聖職者も、市民も、農民も、誰もがペストによる理不尽な死を迎えたのです。
平等に訪れた理不尽な死によって、貴族や聖職者の神格化や崇める事が、少なくなったのではないかと思います。
あれだけ、私達は特別や存在だと豪語していた人々が、市民である私達と同じようにどんどん死んでいくのですから、そう思うのも不思議ではありません。
あいつらも、同じ人間で崇める必要がないと、市民が気付き階級社会が崩れていったのではないのでしょうか。
ペストによる死が、人は平等なのだと気づかせてくれた、と思いました。
それ以降、農民や市民による暴動などが相次ぎ荘園などの制度が崩れていったそうです。
このように、歴史も学べちゃいます。イイ本!
好奇心に振り回される私達。
この本を読んで思う事があります。
それは、科学技術などに、常に人間は振り回されてきたのだと思いました。
もっと深ぼると、科学技術の発展には好奇心が必ず必要だと思います。
これとこれを組み合わせたら…、コレを遠くに飛ばすには…などと、好奇心によってここまで技術などを発展できたと思います。
ですが、純粋な好奇心が発展させた科学や技術はもう人間の手に負えなくなったなと考えました。
原爆が最たる例ではないのでしょうか。
使う側である私達が技術に追いついていないと思います。
人として、どうあるべきなのか。
人間力を高めなければと思いました。
スパイダーマンの有名なセリフ。
「大いなる力には大いなる責任が伴う」
まさしくコレだなと思いました。良いセリフすぎです。
どうすれば、人として成長できるのか、中身をより良くできるのか常に考えなければならないなと思いました。
内面大切。
手始めに、周りに優しく生きれる人であろうと努力いたします。
できる範囲で、人として成長できるように頑張りましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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