見出し画像

エンゲージメントを用いてより良い授業を

先日記事にした授業評価アンケートをコツコツと作ってみました。YouTubeや関連の本を見てエンゲージメントについて勉強した上で、学校での授業評価に生かしてみようとアンケート項目から検討してみました。さらに学年団の先生方から「良い授業とは」というテーマでご意見をいただき項目を取捨選択しました。


エンゲージメントとモチベーション


画像3

エンゲージメントを測る5つの要素として【勉強への熱中と誇り】、【共感とチームワーク】、【学習環境】、【サポートと目的】、【正当な評価と将来】というものを基本に質問を考えてみました。例えば【勉強への熱中と誇り】では「この授業を家族や友人に紹介したいですか」や【正当な評価と将来】では「先生はあなたの話をよく聞き、大切にされていると感じましたか」など15項目を聞き、1クラス(世界史A)で試験的にアンケートを行い、データをまとめてみました。

画像1

まだまだ母数は少ないですが5要素を元にレーダーチャートにまとめましたが平均以上のスコアは取れているようで安心しました。まずまず面白いと感じてくれているようです笑 また質問ごとの相関係数を考察してみると

「この授業を受けることができて良かった」×「普段の生活に役立っている」       0.74(強い正の相関がある)

「先生はあなたの理解度を確認しながら授業を進めた」 ×「先生はあなたの話しを聞き、大切にされている」 0.79(強い正の相関がある)

などの結果になりました。やはり生徒から満足や達成感を得ようと思った際、どんな教科であっても進路や生活に役立つものを授業に盛り込むことが大切だとわかりました。また生徒1人1人の理解度を確認した上で授業を進めることで教師から大切にしてもらえているという心理的安心感を与えることができるのだとわかりました。今後はさらに学年団や学校全体でアンケートを実施し、生徒のエンゲージメントを図り授業改善に繋げていきたいです。大学時代にゼミで7勉強した統計学の基礎知識が少し役に立って「なんでも勉強しておくものだな」と感じています。


学校成長モデル(フライホイール)


画像2

前回も記事の中で紹介したフライホイールを用いた学校成長モデルです。これを見るとやはり成長体験や生徒のエンゲージメントを高めることで「通いたくなる学校」に近付けると思います。今回紹介したアンケートはまだまだ改善の余地があります。しかし、質問項目を再検討すれば授業以外にも学年団や学校全体のエンゲージメントを調査することもできると思います。成長できるより良い学校にするために活用していきたいです。アンケート項目についてやこんな項目を入れたらというご提案・ご質問などあればコメントをいただければ嬉しいです。


最後までお読みいただきありがとうございます!サークルを立ち上げました!↓こちらもどうぞ!また良ければスキ♡やフォローをいただき、noteや教育現場をより良いものにしましょう!


たるみん先生制作の私のMetaMoJi実践事例②のYouTube動画もぜひ↓


8/27に学校のICT推進(リモート授業など)を考え、意見交換ができるサークルを立ち上げました。まだ8名しかいませんが50名以上の学校関係者やICT機器関連の方、保護者の方の登録を目指しています。ご興味がある方はコメント欄に書き込み、そしてサークルへのご参加よろしくお願いします!

この記事が参加している募集

スキしてみて

探究学習がすき

学校ICT化のために有意義に使わせていただきます😁