監督：ブラッドリー・クーパー
主演：ブラッドリー・クーパー
　　　レディー・ガガ
音楽：ルーカス・ネルソン

この作品も是非見て欲しい。

この作品の凄いところは監督、脚本、主演を全部ブラッドリー・クーパーが担当している。

元々は巨匠クリント・イーストウッドが監督をする予定だったが、ブラッドリー・クーパーに譲った。

もしクリント・イーストウッドが監督だったらレディ・ガガではなくビヨンセだったそう。

だからこそこの作品はブラッドリー・クーパーとレディ・ガガでしか成り立たない作品となっている。

ブラッドリー・クーパーはクリントイーストウッドのお弟子さんで
ハングオーバーで有名だがハングオーバーまで売れず、それに元々アルコール依存症だったくらい。

今回アカデミー賞にノミネートし、監督としてもこれからが楽しみな監督。

しかもこの作品では、ほとんどアドリブだしお酒を1滴も飲んでいない。

さらにはブラッドリークーパーは歌もギターも弾いた事がなかった。

3年間毎日4〜5時間練習し、兄弟の役で声もカウボーイっぽく寄せるために地声じゃない。

レディ・ガガ自身も昔、顔の事でレコード会社に「もっと可愛くなったら作ってあげるよ。」と言われ、整形までも考えたことも。

それが今作とも

だが本物の歌唱力と、本物の演技力で世の中に本物の歌手であり女優であることを知らしめた。

今作では、作詞作曲もほぼレディ・ガガが担当している。
サントラが三週に渡り全米ビルボートチャートの首位を維持し、世界中をおどろかせた。


カメラワークも20cm〜50cmの距離で撮影したり、ピントの浅いカメラを使用し2人以外をボヤかせて2人の世界を演出していたりと
オーディエンスを作品の世界観に入れ込むのが本当に上手い。

個人的にもう一回、映画館で観たかったと思う作品。