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モノが売れた。それも、とんでもない形で。

GWにポップアップイベントを開催すべく、札幌にやってきた。

気候や道民性なんかも他県とはすこし違うと聞いて、どういうアプローチでモノが売れるのか、正直掴めないところがあった。

今回一緒に出張にきた、京都のYくん(27歳)。

札幌で彼は、とんでもないストーリーを展開することになる。

***

バケモノ級のコミュ力を持つ彼は、北海道の美味しいごはん屋さんを探すべく、すすきので地元の方におすすめの店を聞き回っていた。

すると、*親切な女性が、バイト先の店長がグルメに詳しいとのことでバイト先まで案内してくれることに。

その店長が本当に優しい方で、色々お店を教えてくれた。たまたま、そのお店で食事をしていた*カップルが話を聞いていたようで、彼氏さんが京都出身ということもあって仲良くなった。

そのまま、お店を3件ほどハシゴ。彼氏さん行きつけの素敵なバーにも立ち寄った。

何の変哲も無いマンションの1室に、そのバーはあった。居心地がよくて、*マスター*バイトの院生も、そこにいた*常連の方も、とても気さくな人たちだった。

登場人物が増えたところで、とんでもない売れ方の話に戻る。

北海道という地に知人も友人もほとんどいなかったが、驚くことに

*親切な女性
*店にいたカップル
*バーの店長さん
*バイトの院生
*バーの常連さん

全員が、応援にきたといってイベントに顔を出し、商品を買いに来てくれた。

会話の中で仕事のことには少し触れたものの、まさか出会って間もない中でこうやって本当に足を運んで、そして商品まで買ってくれるなんて考えもしてなかった。

これはとんでもない売れ方。
とんでもなく、体温のあるモノの売れ方だった。


色んな方が言うように、これからは人と人との関係にお金を出すことがどんどん増える。そして、応援したい・してもらえる関係を増やしていくことが欠かせなくなる

1クリックでモノが買える時代だからこそ、体温があるモノの売れ方に価値を感じた。

***
また別の夜、仕事で知り合った方とご飯に行くことになり、その友人がご飯の席に知人のキャバ嬢を連れて来た。

Yくんはこれまでのこともあり、キャバ嬢も応援にきて買ってくれるのでは、と少しだけ下心を抱いた。

イベント最終日、宣言通りキャバ嬢もまた顔を出してくれた。

商品を見たり立ち話をしたりした後、そのまま帰ってしまったのでどうだったのか話を聞いた。


「髪型を褒められた…嬉しい。ちょっと気に入られてるかもしれない」


……。


Yくんがすすきのの夜に消えるのも時間の問題だと思った。

男は単純である。
不純な下心はいけないという、そんな話。



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