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好調と謳われている「いきなり!ステーキ」、企業分析したら意外とピンチだった話(3)#マーケティングトレース

記事に目を通していただき、ありがとうございます。

こんにちは!そうです。

ついについに第3部です。「ペッパーフードサービス」の最後の記事になります。

第1部・第2部と目を通していただいた方、「スキ」を押してくださった方、本当にありがとうございます。

是非、この記事にもあなたの「スキ」をお願いします。

もしも、まだ記事を読んでなくて「最初から読んでやってもいいよ、しょうがねぇから」という方がいたらこちらからぜひ!!

第一部

第二部

「わざわざ記事読み返すのはめんどい」という方向けに簡単に流れを説明します。


第一部 財務諸表的に海外事業での失敗、国内の伸び悩みからちょっとピンチじゃね?

第二部 なんで海外で失敗したの?

という感じです。振り返るととてもシンプルで、謎に「あんなに時間かけたのに…」と萎えてきます。(無視してください。)


第3部では、

①財務諸表からわかる事「今後の展望編」
②自分だったらどんな施策を打つか

の2本立てでいきたいと思います!


財務諸表からわかる事「今後の展望編」


財務諸表をチェックして、「2019年度計画の概要」を確認してみました!

説明します。2019年度計画の概要によると、(単位:百万円)

売上高:93,562(前年よりも47.3%アップ)
営業利益:1,731(前年よりも44.8%アップ)

という事は、本業で50%近く利益をアップさせていく方針という事になります。

さらに、出退店計画を確認すると

いきなり!ステーキ:直営店、FC加盟店の合計で210店舗の出店を計画

ここで僕の心の中の小峠は叫びました。

「マジかよ!!!自社で利益を奪い合ってるのにまだ店舗増やすのかよ!!!!」

つまり、新規出店を増やすことで売り上げを上げていくという事。

自分がもし責任者の立場だったら、この選択肢は取れないなと感じ、シンプルに思い切りが良くてカッコいいと感じました。(笑)

こちらの事業別の売上高を見ると、

ペッパーランチ事業:前年よりも25%アップ
レストラン事業:前年よりも8.9%ダウン
いきなり!ステーキ事業:前年よりも52.1%アップ
商品販売事業:前年よりも8.6%アップ
となっています。

ここから2019年は、更に「いきなり!ステーキ事業」に力を入れ、店舗数を拡大しながら売り上げを上げていくという方針ですね!


では、「いきなり!ステーキ事業」でより売り上げを上げるためには、どのような戦略をとればよいのか?自分なりに考えてみたので、発表します!


自分だったらどのような施策を打つか


海外編

・和牛専門ステーキ店としてブランディングをしていく

ブランディングとは、

「ブランディング」は英語「branding」が原語のカタカナ語で、「ブランド化」「ブランド戦略」という意味です。英語、日本語(カタカナ語)とも、意味は同じです。

引用元

なぜこのように考えたのかというと、第2部で詳しく書きましたが、アメリカでの店舗拡大に失敗した要因として
・「いきなりステーキ!事業」の強みである本格的なステーキが強みにならなかった

・回転率の高いビジネスモデルが受け入れられなかった

の2つであったと考えています。

そこで、「和牛専門店」としてブランディングをする事で、新しく強みを作る方法を考えました。

アメリカでは「ラーメン」や「うどん」が日本では考えられない値段で販売されています。

オンラインサロンでお世話になっている小野寺さんのTwitterの投稿です。

108円(1ドル)×15=1,620円です。
ラーメンだけで…

日本人からしたらかなり割高な値段設定だと感じます。

この背景から、もともとステーキ文化はありながらも「日本のステーキ」として売る出すことで多少価格が上がったとしても受け入れてもらえるのでは?と考えました。

また最近では、アメリカで居酒屋ブームが起きているみたいなんです。

記事いわく、居酒屋は「フランスのワインバーよりフレンドリーで、スペインのタパスより品揃えが豊富で、イギリスのパブよりハードじゃない。」

引用元

そこでこの居酒屋ブームに乗っかり、もう少し細かく考えてみました。

ターゲット層:居酒屋ブームや日本食を好む高所得な女性
立地:栄えている都心部、おしゃれなカフェやアイス屋等の近く

このような場所に店舗を展開する事で「女性が入り易くなり、その後の甘い物を食べる場所も近くにある」事で客数の増加が可能ではないかと考えました。


国内編

・デリバリーを大幅に強化し、新しい客層を獲得する

「いきなり!ステーキ事業」は、そのビジネスモデルからわかるようにサラリーマンの利用が多いです。また意外にも女性の一人での利用も多いです。

ここで、今までの層だけではなく新しい客層を顧客として獲得する方法として「デリバリーの強化」を考えました。

ターゲットとする層は、「子供のいる家族層」です。

・子供受けするアニメなどとのコラボを行う
・バースデーやイベント事に対応したメニューを展開(デリバリーのみ)
・店舗拡大の利点を活かし、「すぐに届けることが出来る」事をアピールする

などといった施策を打つことで家族の食卓に入り込み、新たな客層を獲得する事が出来るのではないかと考えました。


最後に


改めて3部にもわたる長い記事を読んでいただきまして、ありがとうございます。(1部、2部読んでないって方も読んだことにしときましょう)

正直、とても難しくてかなり時間をかけて作成しました。

その割には内容が薄っぺらく(特に3部作目)、結構ショックです。
多分、マーケティングトレースの「マ」の字もまだできていないと思います。

それでも「スキ」を押してくれた方、拡散してくれた方がいて本当にうれしかったです。
自分で案を捻りだすことが想像以上に難しく、とても良い経験でした。

今日中についた「スキ」の数が最終的な評価対象となります。

今後、より読んでみたいと思えるような面白くて分かり易い発信へと上達してく為にも、最後にワンタッチしてもらえると嬉しいです。

たくさんのご協力ありがとうございました!




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