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志村けんとして見るならどこにする

シリーズ・現代川柳と短文 136
(写真でラジオポトフ川柳224)

 その人はたんに音楽が好きで、それゆえ音楽を使ってなにができるかを考えるようになった。狡猾というよりは、無邪気さゆえの集中力。リズムは人びとを興奮させ、記憶となって保存され、ふたたびもとのリズムとして再生され、べつの人びとへと伝播していった。うねり。はるか上空から見おろしたそれは、「音楽を使ったなにか」ではなく、音楽そのものの形をしていた。

▼これまでの「現代川柳と短文」は以下から!


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