マガジンのカバー画像

エッセイ

6
運営しているクリエイター

記事一覧

大昔子どもだったオバさんの独り言

大昔子どもだったオバさんの独り言

つい先日起きた中学生によるショッキングな事件…原因は「イジメ」ではないか?と言う話しが囁かれている。加害者である少年が被害者の少年から受けた精神的な苦痛をイジメであると感じた事がことの発端らしい。そもそも最近では相手がイジメだと感じればイジメだと認定される傾向にある。それが両者にとって本当に良いとされる定義であるのか?ニュースを見聞きする度に疑問に思ってしまう。

一言で「イジメ」を定義付けて決め

もっとみる
平成を駆け抜けた男 三浦春馬

平成を駆け抜けた男 三浦春馬

ミニシアターとはいえ、スクリーンで映画を鑑賞するのは…たぶん娘と観た『ハリーポッター』以来だと思う。ポケモン以来かと思っていたがハリポタの方が後だとつい先日気付いた(笑)にしても10年以上にはなるわけで久し振りにワクワクするものである。

『天外者』冒頭、あっ!このシーンから始まるのか…予告動画で幾度となく見なれた追い掛けられる シーン。除け、除け…と我先に前のめりに走る2人にニンマリする。竜馬

もっとみる
春馬くんありがとう

春馬くんありがとう

『ありがとう』…と言う言葉をこんなに言った一年間は無かったと思う。自営業なので職業柄挨拶としての日常会話で使うけれど、普通の生活をしていたらそれほど頻繁に使用する言語では無いのではないか?と思う。

その『ありがとう』と言う言葉を自然に口に出せる素晴らしい人。他人に何かをして貰えば感謝を伝えると言うことは凄く当たり前のことかもしれないけれど、わりと「どうも…」とか「すみません」と言いがちではないだ

もっとみる
生成りのひと

生成りのひと

『生成り色』…洋裁学校でわたしは天竺木綿を扱う時に生成と習ったので、無漂白の生地本来の色ってこんな色なんだぁ…と思っていて乳白色っぽい色だと思い込んでいた。自然な色と言っても糸に拠って違うよね?くらいは思って居たけれど…専門外で深く調べたりもしないまま思い込んでいました。

生成り色とは、漂白あるいは染色される前の「素材そのものの色」のことをいいます。 具体的には、ほんの少し黄色がかった白色です。

もっとみる
感動する心から未来へ

感動する心から未来へ

コロナ禍になってから急にと言うわけではありませんが、特に感じるようになったこと…いろんな物事への『感謝』の気持ちが薄れている…何でも在って当たり前、して貰って当たり前、無ければ憤慨する!人生50年も生きてくればこの世の中に『当たり前』なんてひとつも存在しない事ぐらい分かります。そう思うだけの経験が在るからです。何も人生経験が少なくても幼い子どもだって子どもなりにそんな経験をしてしまう事だって在りま

もっとみる
変わり行く風景

変わり行く風景

昭和のど真ん中に産まれたわたしにとっては、感じる事の無い不思議な違和感を平成から令和に懸けて感じる時がある。

小学校に上がる前に九州に越して来たわたしにとっては、都会で暮らした幼少期の記憶は朧気にしか無い。通っていた幼稚園の事とか近所のお友達の事。幼稚園の記憶についてはアルバムからの写真の記憶もあるから自分自身の記憶とは幾らか違うかもしれない。

海の側に小学校が在り、分校が山間部にあって遠足な

もっとみる