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感想文 映画「茜色に焼かれる」を観て③

 *ネタバレあります*


  
 だから映画の最後に、主人公が「神様」というタイトルの演劇をする、ということに繋がるのかどうかはわかりませんが、

 私は、まず、息子にとって主人公であるシングルマザーは「神様」で、それは偽物の神様ではなく、まれびと的な、本物の神であると解釈しました。

 この息子も、とても好感の持てる男の子で、クラスメイトから母親の仕事のせいで、というより、それを利用した酷いいじめにあっていても、そんな自分のことより母親のことをいつも気にかけているような行動をしたり、そういう空気感も伝わってきました。そして亡くなった父親が読んでいた大量の本を読んでいるからなのか、成績も優秀なのです。

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