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老子流 長生きの秘訣

漠然と、長生きはしたいなぁ…と
思っています。らるです。

今日は久しぶりに老子の話です。

味わい深い本は
時間を置いてから読み直すと
また違った見方ができてきます。

今日は、老子流の
「長生きの秘訣」について

老子は、長生きについて
天や地をお手本にしよう

…と言っています。



「自分」で生き続けようとしないこと

天は永遠であり、地は久遠である。天地の大自然がそのように永久の存在をつづけていけるのは、点も地も無心であって自分で生きつづけようなどとはしないから、だからこそ、長く生きつづけることができるのだ。

前掲書、P33

天地が永遠に続くのは
「無心」であり、
「自分で生き続けようとしない」から
こそだ
というわけです。

これを、人間が見習うとしたら
「私心私欲をもたない」こと

ということになります。

解説にも、こう書いてあります。

おれがわたしがと自分をむき出しにしていると、敵もできて足もとをすくわれる結果になる。自分を放ち棄てて無私になること、つまりは我欲を捨てて無欲になること。「私を少なくし、欲を寡なくす」というように、「私」は「欲」と連なっている。「道」と一つになって自然な流れに身をまかせていくなら、そこに自分の個性をつらぬく道がひらけてくる。

P34

自分をむき出しにする
欲をむき出しにする

…ということをやっていると

敵ができて、足もとをすくわれ
しまうようになります。

だからこそ、逆に
無私無欲になっていけば
敵をつくらず、むしろ
「個性をつらぬく」ことも
できるようになっていく
、というわけです。


言うのは簡単だけれど…

確かに、老子の言う通り

我欲をむき出しにせず
自然体で生きている人は
敵は少ない
だろう… とは思いますし

そういう人であれば
自分らしく、個性をつらぬいて
生きていく…ということも
できるだろう
な…というのは
容易にイメージができます。

きっと、こういう人は
過度なストレスもなく長生きをして
おだやかに死んでいくのでしょう。

ぜひ、こういう生き方をしてみたい
そう思います。


ただ、やはり「我欲」をなくすというのは
なかなか難しく、私も気が付くと
自分の欲求に囚われた行動…

(食べすぎ、飲みすぎ、ゲームのし過ぎ
 他人への配慮の足りない仕事の進め方…など)

をとってしまっています。


生き方としてしみついてしまっているものなので
一朝一夕にどうにかなるものでは
ありませんが、
日々自らを顧みて、一歩ずつ理想のあり方に
近づいていくしかないのだろうな…と
思っています。


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