見出し画像

大事なのは、どうやって管理するか、ではなく…【マネジメント】

今日もマネジメントに関してやっていきます。

前回までに言ったとおり
マネージャーに必要なスキルは
4つあります。

これまで、意志決定については
「単に決める、のではなく
問題を明確化することが大事だ」

という話をしてきました

そして、コミュニケーションに関しては
発し手ではなく、受け手こそが大事だ
という話をしてきました。

今日は、3つ目の「管理」についてです。


ここでいう管理というのは…

仕事の成果を測定し、目標としていた内容をどの程度クリアしたかを検証し、問題点があれば修正する──という作業のこと

上田 惇生. NHK「100分de名著」ブックス ドラッカー マネジメント NHK「100分de名著」ブックス (p.64). NHK出版. Kindle 版.

仕事の成果を測定
→目標をどの程度クリアしたかを検証
→問題点があれば修正

これが管理だというわけです。

PDCAサイクルで言われるものと
同じですね。

ココでのポイントは

「成果と無関係の事柄を測定しないこと」

ですから
どうやって管理するか…がポイントでは無くて
「何を」管理するかがポイントだ
というわけです。

そして、もう一つのポイントは

仕事の成果を測定した結果は
給料、賞与、昇進などの
賞罰に反映すべきだ
 ということです。


今日の話を一言でまとめれば

「成果」に結びつく項目を管理して
いい結果を出せた人には
お金、立場を与えて報いよ

ということになります。


今回の話は
とても真っ当なことを
言っている…と
すんなり納得できると思います。

ですが、実際にこの通りに
管理が行われているでしょうか?


会社では、目標管理制度があるところも
少なくないと思いますが
そこで立てる「目標」は
本当に、自組織における「成果」に
直結するものになっているでしょうか?

もし、なっているとしたら
それを達成したときに
お金や立場につながっているでしょうか?


正直なところ、私自身の職場では
あまりそういう実感はありません。

これはきっと、変えていかないと
いけないところなのだろう…と思っています。


賞罰の話は、そう簡単に変えられないにしても
自分の目標の方は、自分で変えられます。

 マネジメントは組織に成果をあげさせるものだ。
 そして、誰しも悩むのが、では、組織が卓越した成果をあげるにはどうすればよいか、ということだ。これに対してドラッカーは、次に掲げる「最も重要な五つの質問」を問いなさいと語った。

 ①われわれのミッションは何か?
 ②われわれの顧客は誰か?
 ③顧客にとっての価値は何か?
 ④われわれにとっての成果は何か?
 ⑤われわれの計画は何か?

中野明. 図解de理解 ドラッカーのマネジメント入門 (FLoW ePublication) (Kindle の位置No.282). Kindle 版.

私も、一度、この原点の質問に戻って
考えなおしていきます。

目標は、そこから生まれてくるでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?