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【心理学】RAS(毛様体不活系)入門【自己分析】

今日は私の名前の由来になっているらすについてです。
RAS(Reticular Activating System)といいます。
RASは脳の中で非常に重要な役割を果たす部分で、私たちの感知や認知に影響を与える要素です。

RASとは

RASは脳の中にある特別な部分で、私たちの感知や認知をコントロールする役割を担っています。
RASは、外部からの情報や刺激を選別し、私たちの意識に取り込むかどうかを決定します。
つまり、RASは私たちの注意を引くものや重要な情報を選び出すフィルターのようなものです。

RASがバイアスを作る

RASは私たちの認識にバイアスをかけることがあります。
バイアスとは色眼鏡・偏見のことです。
これは、私たちが特定の情報や事象に注意を向けやすくなる現象です。

購買バイアス

RASは、私たちが気になる商品やサービスに対してバイアスをかけることがあります。
テレビCMで何度も商品名を見聞きすると、その商品に対する興味が高まり、購買意欲が増すことがあります。
「何度も同じCMが流れているな」
と感じることもあると思いますが、我々の五感を通じて無意識に、一方的に刷り込んでいる、という解釈が正しいと思います。

情報の偏り

RASは私たちの意識に選別された情報を取り込むため、特定の情報源や観点に偏ることがあります。
例えばワクチン推奨派と反対派などはどちらも偏ったバイアスがある場合が多いです。
メリット、デメリットを併記した中立的な意見は少数はです。
これが、私たちの意識に特定の情報や信念が強調される原因となることがあります。

RASが重要度を決め、価値観を形成する

RASは私たちの感知や認知において、何が重要であるかを決定し、それに基づいて私たちの価値観を形成する重要な役割を担っています。

重要度の判断

RASは私たちが受け入れる情報や刺激に優先順位をつけます。
ある出来事や情報がRASによって重要だと判断されると、それに注意を向け、それに関連する価値観が強調されます。これが、私たちが何に価値を置くかを決定づける一因となります。
今月の水道料金の支払いより、目先にギャンブルを選ぶ、という行為もその人のRASが優先順位をつけた結果ということになります。
無意識がそうさせているので、意志の力ではどうすることもできない場合が多いです。その場合は医療機関の力を借りないと難しいかもしれません。

RASが人格を作る

RASは、私たちの選択や行動に影響を与え、それが結果的に私たちの人格を形成します。
例えば、RASがポジティブな刺激に反応する人は、楽観的でポジティブな性格を持つ傾向があるかもしれません。
逆に、ネガティブな刺激に反応する人は、悲観的な性格を持つ可能性が高いです。

つまり、RASは私たちの感知、認知、バイアス、価値観、そして最終的には人格に大きな影響を与える重要な要素であることがわかります。
私たちの日常生活において、RASがどのように機能するかを理解することは、とても重要だと思ったので、この名前を使わせてもらっています。

そして、一人一人RASは違うので、それを想定するために、ペルソナを作ります。
いろいろな場面でRASは使えるので、ぜひこの概念を知っておいてくださいね!


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