リコマース報 by リテーラー

ブランド独自のリコマースオペレーションシステム「Retailor(リテーラー)」が提供…

リコマース報 by リテーラー

ブランド独自のリコマースオペレーションシステム「Retailor(リテーラー)」が提供する、リコマースの市場や事例など、様々な情報を発信するnoteです。

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  • フリースタンダード公式note

    • 25本

    Free Standard株式会社は、「新たな消費のフリースタンダードを創造する」をミッションに掲げ、リコマースサービス「Retailor(リテーラー)」の開発/運営を行っています。

最近の記事

【日本初】ついにブランド公式リユースイベント始動、「Re:LIKE(リ・ライク)」の裏側。

2024年3月15日(金)~17日(日)の3日間、東急不動産株式会社とフリースタンダード株式会社の共催にて、第一回となる日本初(※1)のブランド公式リユースセレクトPOP UP『Re:LIKE(以下、リ・ライク)』を開催しました。(リ・ライク公式サイト) 『リ・ライク』は代官山駅の目の前に位置する“フォレストゲート代官山”にて開催され、9つのブランド様にご賛同いただき、ブランド公式のリユースアイテムを販売したイベントです。当施設で開催されたイベントでは、過去最大の盛況を見せ

    • リコマースとは

      リコマースとは、一度人の手に渡った商品の二次利用、三次利用など、商品を人から人へ循環させていく産業を意味します。英語表記では「recommerce」となり、「re(再生・再利用)」と「commerce(商業・取引)」という2つの意味の組み合わせで成り立つ言葉です。 リコマースの目的は、『製品を長く使うことで、サステナブルな社会に貢献すること』と、『再利用に付加価値をつけることで、経済成長に貢献すること』です。レンタル、シェアリングエコノミー、リユース、リペア、リサイクルなど

      • 「土屋鞄製造所」✕「ストウブ」対談 イベントレポート〜後編:リコマースはブランド価値を上げるのか?〜

        2023年11月に開催した公開セミナー「リコマース先駆者が語る 企業利益を最大化するサステナビリティ事業の始め方」のイベントレポート、パネルディスカッション部分の後編です。 前回に引き続き、株式会社土屋鞄製造所執行役員でコミュニケーション本部長の三木芳夫氏、「ストウブ」の販売を手掛けるツヴィリング J.A. ヘンケルスジャパン株式会社DTC本部長の川越康文氏をゲストスピーカーに、Free Standard株式会社代表の張本貴雄がモデレーターを務めたパネルディスカッションの様

        • 「土屋鞄製造所」✕「ストウブ」対談 イベントレポート〜中編:リコマースに対する消費者の反応や収益目標は?〜

          前編の記事はこちら 2023年11月、Free Standard株式会社とD4Vの共催で、「リコマース先駆者が語る 企業利益を最大化するサステナビリティ事業の始め方」と題して、公開のセミナーイベントを開催しました。 リコマース事業を立ち上げる際、社会課題やサステナビリティに貢献することへの意気込みがつい先行しがちですが、「自社の利益を最大化する」という企業活動の基本となる価値観と両立できなければ、持続的なビジネスにはなり得ません。 既存のビジネスモデルやバリューチェーン

        【日本初】ついにブランド公式リユースイベント始動、「Re:LIKE(リ・ライク)」の裏側。

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        • フリースタンダード公式note
          25本

        記事

          「土屋鞄製造所」✕「ストウブ」対談 イベントレポート〜前編:ブランド リコマースの最新事例〜

          2023年11月、Free Standard株式会社とD4Vの共催で、「リコマース先駆者が語る 企業利益を最大化するサステナビリティ事業の始め方」と題して、公開のセミナーイベントを開催しました。 ブランドが自ら公式のリユース品を販売するビジネスモデルを指す「リコマース」。取り組みへの関心の高さとは裏腹に、実際にリコマースを進めているブランドや企業による実践知の共有は、日本国内はおろか、世界でもまだまだ進んでいません。本イベントはリコマースの先駆的な取り組みに関わる当事者たち

          「土屋鞄製造所」✕「ストウブ」対談 イベントレポート〜前編:ブランド リコマースの最新事例〜

          レンタルモールだけではなく、自社でも「試してから買える」お試しサービスを導入した理由とは。

          筑波大学准教授でメディアアーティストの落合陽一氏が代表を務め、2023年7月にアメリカNASDAQに上場したことで大きな話題にもなったピクシーダストテクノロジーズ株式会社が、2022年11月から販売している、日本初の”超音波研究”から生まれたホームケア用のスカルプデバイス「SonoRepro」。(超音波で頭皮を刺激する先進の機器です。) 「手軽に手に取ってもらいたい」という思いから、2023年2月より、自社のECサイトで「試してから購入できる」お試しサービスを開始しました。

          レンタルモールだけではなく、自社でも「試してから買える」お試しサービスを導入した理由とは。

          リコマース普及へのハードルに、私たちがどう対峙しているか

          こんにちは。フリースタンダード取締役の野村です。こちらの記事でも代表の張本が述べていますが、私たちはブランドの持続的な成長のためにも、いいものをシェアしながら手軽に使える世の中にしたいと考えています。 ただ、この事業を進めていく中で、リコマース導入には2つの大きなハードルがあることに気づきました。1つは「手間がかかって大変そう」という、人的なコストに起因するもの。もう1つは「儲からなそう」「新商品が売れなくなりそう」という金銭的なコストに起因するものです。 今回はこれらの

          リコマース普及へのハードルに、私たちがどう対峙しているか

          「まずは試す」という購入体験。 パイオニアが実践するこれからの顧客戦略とは。

          カーエレクトロニクスの分野で世界的に知られるパイオニア株式会社。「未来の移動体験を創る」という同社のコンセプトを体現する新製品として、2022年3月にリリースされたのがオールインワン車載器の「NP1(エヌピーワン)」です。 同年の10月には同製品をより訴求するために、自社のECサイト上で「試してから購入できる」レンタルのサービスを開始したことでも話題を呼びました。通常の販売だけでなく、0.5次流通とも言えるレンタルの機能を自社ECサイトに実装した意図とは? また半年が経過し

          「まずは試す」という購入体験。 パイオニアが実践するこれからの顧客戦略とは。

          ドイツ本社からは、反対された。 それでも、ストウブが『ブランド公式リユース』を始めた理由とは?

          1731年にドイツで創業したツヴィリング J.A. ヘンケルスは、創業250年を越える、世界で最も古いブランドの一つです。ナイフをはじめとするツヴィリングの家庭用品のブランドラインに加えて、フランスの鋳物ほうろう鍋ブランド"ストウブ"などキッチンウェアを取り扱っており、100カ国以上に展開しています。 日本法人が、その中のブランド"ストウブ"で2023年にスタートしたのが、ブランド公式でのリユース品の収集と販売。すでに熱狂的なファンも多く、順調に店舗展開も進めている中で、リ

          ドイツ本社からは、反対された。 それでも、ストウブが『ブランド公式リユース』を始めた理由とは?

          「買う」をアップデートしたい──フリースタンダードの創りたい未来、そしてその現在地

          こんにちは。フリースタンダード CEOの張本です。前回はフリースタンダードがなぜリコマース事業に取り組んでいるのかについてお話しさせていただきました。今回は私たちの「創りたい未来」と、その現在地についてお話ししたいと思います。 「買う」をアップデートしたい消費のあり方というのは長らく「買う」「使う」「捨てる」というシンプルなものでした。技術や文化の進化に伴って、人の行動もまた進化、アップデートしていきます。最近はメルカリさんのおかげもあって、「捨てる」の代わりに「売る」も多

          「買う」をアップデートしたい──フリースタンダードの創りたい未来、そしてその現在地

          フリースタンダードが事業ドメインに「リコマース」を選んだ理由

          こんにちは。フリースタンダード CEOの張本です。私たちは、ブランド自らが2次流通を提供可能にする「Retailor(リテーラー)」を展開しております。この「ブランド公式で2次流通を主導するリコマース」の文化を日本に定着させるべく日々奮闘しています。 7月7日の今日、おかげさまで「リテーラー」は1周年を迎えました。この記念すべき節目に、これまでの振り返りとこれからについて、そしてこれまで語ってこなかったこと、ふとした気付きなどを少しずつ発信していきたいと考えています。 初

          フリースタンダードが事業ドメインに「リコマース」を選んだ理由

          目的は、売上アップだけじゃない。土屋鞄製造所が、ブランド公式でリユース事業を始めた理由とは?

          こんちには。リコマース報です。今回は土屋鞄製造所(以下、土屋鞄)の事例をご紹介します。1965年にランドセルメーカーとしてスタートした土屋鞄。丈夫なランドセル作りで培ったノウハウを軸に、大人向けのシンプルなレザーバッグの数々でも人気を博すメーカーです。 そんな土屋鞄が2022年に定期的な取り組みとして始めたのがブランド公式のリユース品の販売。メンテナンスやリペアに留まらず、二次流通事業を開始したのは何故だったのでしょうか。同社の執行役員を務める三木氏に話を聞きました。 (

          目的は、売上アップだけじゃない。土屋鞄製造所が、ブランド公式でリユース事業を始めた理由とは?

          リユースフェス「急速に広がるブランド公式リユース市場。先駆者が語る二次流通の可能性。」

          こんちには。リコマース報です。直近10年の間に見られたセカンダリーマーケットプレイスの急成長によって、一気に消費者の身近な存在となったリユース市場。「サスティナブルな社会」をつくる動きが世界的に加速する中、ブランド・メーカーにとって、避けられない経営テーマとなってきています。 海外では「パタゴニア」「リーバイス」といったメジャーブランド、「グッチ」「バーバリー」といったラグジュアリーブランドがリユース事業に参入するなど、急速に事業化が進みつつありますが、日本のブランド・メー

          リユースフェス「急速に広がるブランド公式リユース市場。先駆者が語る二次流通の可能性。」