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有料老人ホームや特養施設など介護施設を見学する時の注意点

有料老人ホームや特養施設など介護施設を見学する時の注意点


ずっと住みなれた我が家で最後まで暮らせること、こう切望する方は多いのではないでしょうか。

ただ生活しやすい住まいは年齢と共に変化や工夫が必要になります。


例えば、以前より歩くのがおぼつかないとか、玄関の段差が上りにくい等あれば、手すりをつけるのがいいでしょう。


また、今までは布団で寝ていた方も、徐々に布団の上げ下げがしんどくなったり、床に伏して起き上がるのが大変になった場合、介護用ベットを使用するのがいいでしょう。こちらはレンタルで借りることもできます。中には、その人の身長によって高さを変えれるのもありますので、そちらを選ばれた方がベットの上り下りが楽になるケースは多いと思います。


さらに、夜間トイレに行くことも多くなることでしょう。そんな時には人感センサーのライトをつけるとスイッチのオンオフが無くて楽です。


あとは入浴方法です。座ってシャワーで体を洗うようにできるよう、手すりや、椅子の設置なども必要でしょう。


このようなご自宅で徐々にケアマネージャーの方や、ご家族と相談しながら工夫していったことが、いざ施設に入らなければいけなくなった時は、設置されているか確認項目とするのが良いでしょう。


実は、専門の介護施設だから当然あるものというとそうではないこともあります。


実際、母がおせわになっている施設は、ベットの高さを変えることができないと入居してから知りました。

また他の施設も同じように高さを変更できないベットなのかというとそうではありません。高さを変更できるベットを設置している施設もあるのだと知りました。


最後まで実家に住めない状況になった時に、住みやすい施設を選ぶにはどうしたらいいのでしょうか?


部屋の明るさや、開放感、介護施設の職員の方の人数等もそうなのですが、ベットの上げ下げは、母にとっては毎日のことでとてもしんどいと感じています。


次に移ることができる時は、今まで生活していた住空間、そしてサービスをしていただく方の体制だけでなく、住む立場でのちょっとしたことだけれども、ないととてもストレスにつながっていしまうことを確認してあげようと大切だと痛切に感じました。


こういったことは、やはりお話しを伺ったり、パンフレット、あるいは評判ではわからないことです。実際見学させていただき、確認することが一番でしょう。


一度施設に入ると、介護度も徐々に上がってしまう方は多いようです。その状況もご家族や、ご本人、そして施設の方を相談しながら、今とこれから進行するであろうからだの不便さを考えてどのような施設がいいのか選択してみることが必要でしょう。

企業組合リ・そうるけあ

代表理事 高山和 たかやまあい