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12月の#キクキキ

 みなさんこんにちは!record 1.5スタッフです。
 本noteは12月の#キクキキをまとめたダイジェスト記事です!#キクキキの概要は以下noteをお読みください。

 今年も残すところあとわずかとなりました。先月の#キクキキでは、COP28特集を3本続けてお送りしましたが、今回は久しぶりの通常回をお届けします。

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◆12月のPodcast配信「危機は気候か、環境か、...か?」◆

 12月19日公開、偶数月担当のやまだい回では「気候危機の現在地」を捉えるため、気候危機に関する様々な情報や議論を共有し、共に考えるきっかけづくりをしていきます。

 いつもはコーナー2本立てでお送りしているやまだい回ですが、今回はゲストの方とのお話が盛り上がりすぎた模様。最初のコーナー「そのニュースちょっとまった!」はちょっとおやすみして、以下の1本立てでお送りしています。

 ◇コーナー① 気になる数字やデータの話◇

 気候危機に関する様々な数字やデータを専門家の方にピックアップしていただき、そのポイントを紹介していくコーナーです。

 12月回でゲストにお越しくださったのは、東北工科芸術大学教授/エネルギーまちづくり社代表取締役の竹内昌義さんです。10年以上にわたり、エコハウスをはじめとした社会的な取り組みを続けてこられた竹内さん。今回のトークテーマは、「建築と気候危機・エネルギー問題」です。なかでも、竹内さんが特にご注目されているのは「断熱」の問題。改善すれば膨大な省エネルギーを達成できる建物の断熱ですが、日本は他の国に比べて整備が進んでいないのが現状です。この遅れの原因について、竹内さんは「誰かが悪いというよりは、全体としてそういう(断熱に対して忌避的な)ムードをつくってしまっていた」と振り返っていらっしゃいます。

欧米と比べると日本の建物の断熱措置はかなり遅れている

 その後、話題は断熱の問題の一般的な議論から、これまで竹内さんが行ってこられたアクションへ。建築物省エネ法の法案を国会に提出させるための署名という形でアクションを始められた竹内さんですが、活動の中で、気候変動の市民アクションに参加する若者からの協力が、建築業界内でのアクションの限界を破る鍵となったそうです。つながりあった社会問題に取り組む人々の連帯の重要性を示す、示唆に富んだエピソードにやまだいも感心していました。

 本編では、行政機関内部の政治的思惑などの踏み入った情報から、今の日本において足りないのは「議論をして何かを決めてやっていく」という姿勢だといった壮大なスケールにまで話が及ぶ、活発な議論を聴くことができます。是非Podcast本編をお聴きください!

(Text、編集: 後藤隼)

◆更新状況◆
2023/12/28:公開しました。


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