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【エッセイ】マイペースでいいんじゃないか

忙しい世の中で

最近の世の中は忙しい。
情報過多であるし、効率性が求められる。

知っておくべき情報も多い割には、無駄な情報も多いから、情報の取捨選択も必要となる。
知らずのうちに、情報収集に時間をとられる。

仕事に行けば、ムダを省いて効率的に働こうと強要される。より効率のよい方法が良しとされ、仕事とプライベートは分断される。仕事はしんどいもの。楽しみはプライベートで。のように。
ワークライフバランスとは言うものの、そもそもワークもライフの一部のはずなのに。

マイペースでいたい

そんな中、思うことは「もっとゆったりと生きたい」、「マイペースに暮らしたい」である。
もっと好きなことに時間をかけたいし、働くのだって、正しいやり方よりも楽しいやり方でしたい。

ずっとそう思いながら生きているのだ。

マイペースとは何か

でも、もうすでにマイペースとは何かが分からなくなっている。やるべきこと、やらなければいけないことに気圧されて、自分がやりたいことが見えなくなってきている。

今やりたいことは思いつくが、それが本当に心からやりたいことなのかがわからない。

今の希望としては、旅に出かけたり、本を読んだり、人に干渉されず自分の気の向くまま思うがままに暮らしていきたい。

だがそれはいまやりたいことであって、そんな生き方が嫌になることもあるのではないか。
そう思うと、すぐに実行はできないのだ。

マイペースが分かれば

理想が見つかっても、実行すればよいのだが、それが簡単なことではない。
いつもついてまわるのは、お金と家族だ。

やはり、生きて行くにはお金がかかる。贅沢はしなくても、衣食住は必要だし、多少趣味にもお金を回したい。将来のことを考えると、多少貯金もした方がいいだろう。それができないとなると、不安が募る。

また、自分らしくマイペースに生きたとして、家族が持てるのかという不安もある。古い考えなのかも知れないが、親、先祖から受け継いだ血を自分で途切れさせてしまうのは、自分にとってかなり抵抗があることなのだ。(誰に頼まれた事でもないし、社会と関わりながら生きていて家族が持てるとは限らないが)

仕事とプライベート

そう考えると、仕事を趣味にしてしまうという方法が思い当たる。
けど、今の現代ではそれが難しいように思えるのだ。
仕事は体系化され、効率よく行えるようになっていると、個人で巨大組織、大手企業に打ち勝つことなんて不可能ではないか。新しくひとりで仕事を始めるにはよいアイディアや特殊な技能が必要に思う。
趣味に毛が生えた程度では、お金にはつながりそうもないなと思う。

これからについて

さて、これからどう生きていこうか。
このまま、面白くない仕事を続けるのか。
それども、何か新しいことに挑戦するのか。
はたまた、別の選択肢があるのか。
もう少し悩むとしよう。
どれにせよ、もう少しマイペースでいたいな。

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