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「知らぬ間に薬に依存」朝日新聞/患者を生きる(5回シリーズ)を読んで(中編)

 11月24日から「『知らぬ間に薬に依存』朝日新聞/患者を生きる」という連載が始まりました。5回シリーズ。今日は3・4回目について書きます。(「患者を生きる」かぁ…私たちは患者を生きてるのかなぁ)
 最初にですが、新聞にこういう記事が載っても私は自己判断で薬の増減はしていません。容体は個々に違うからです。ノーチラス会も薬の問い合わせに答えてくれます。
 精神科の薬を服用しているものとして、心が揺れる記事だったので、書いてみたいと思います。


3回目「眼瞼(がんけん)けいれん 原因は」(要約)
(東京の50代の女性は、10年ほど前に耳鳴りで耳鼻科に行き、抗不安薬と睡眠導入剤を処方された。)
 2022年9月、目がごろごろする異物感が現れた。これはベンゾジアゼピン系薬を使っている患者に多い(東京・お茶の水井上眼科病院名誉院長/若倉雅昇さんによる)。同院長から「薬剤性眼瞼(がんけん)けいれん」と診断される。悪化を抑えるには薬をやめた方がいいと考えた。睡眠導入剤からやめた。心療内科医はベンゾジアゼピン系薬じゃない不眠症治療薬を処方してくれたが効かない。 

・「考えた」のは患者さんですよね。ドクターからの指示はなかったのでしょうか

4回目「徐々に飲むのをやめると」(要約)
 「薬剤性眼瞼(がんけん)けいれん」のため明るいところにいられなくなる。家族と一緒に食事もできず孤独になる。睡眠導入剤をやめることにしたが、眠れず苦しんだ。心療内科医は「悪い薬じゃない、何で嫌がるの」、精神科に相談すれば「最初に処方した医師が対応すべき」。薬をやめるのに5か月かかった(※)。薬をやめて症状は落ち着いた。「眼瞼(がんけん)けいれん」の患者会に参加した。今の自分は「つながり」が一番必要だと感じている。
※【減薬方法】早起きして体を動かす、徐々に飲む量を減らす。最後は1錠を8等分に切り、ひとかけらを3日に1度ほど。


・文中の精神科の言うことはもっともだと思う。セカンドオピニオンを取るなら、転院しなければならないと思う。
・この方が一人で減薬を実行なさったとしたらすごい。医師と二人三脚でやった方がより安全とも思える。そしてこのくらい丁寧にやればベンゾ系の薬もやめられるということか。減薬の手引きみたいなのがあるといいのに。個人で向き合う問題なのだろうか


 直接関係ないのですが、私「東京・お茶の水井上眼科病院」を知人から聞いて知っていました。医院の地下のフードコートでご飯を食べたりお茶を飲んだりしたこともあります。こんなところであの医院の名前に再会するなんて。


 

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