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加齢による筋肉の変化をどのようにSTの臨床に繋げるか.


この記事では,STさんの臨床への繋がりを意識して,
「身体」についての記事を書いていきます.

なぜ,身体についての記事がSTさんの臨床に繋がる!と
思ったのか.

それは,「摂食」「嚥下」「発声」は
局所の影響だけではなく,少なからず全身の影響を
受けていると日々の臨床で感じるからです.
局所だけでなく,身体の全体から目の前の対象者が抱えている問題点の
ヒントを見つけ出すことができれば,臨床の介入に広がりを持て
介入の意味合いがより深いものになると考えています.



では,今回の記事では,
「加齢」により生じる,身体の変化ついて書いていきます.

なぜ,「加齢」についての記事を書くのか.
それは,リハビリテーションでは高齢の方を関わる機会が
圧倒的に多いからです.

以下に要介護者の年齢別の割合の表を示します.

性・年齢階層別にみた要介護者等の構成割合
厚生労働省ホームページより転載

この表は平成22年のものとやや古いですが,
75歳以上で要介護者の割合が多いことが読み取れます.

そのため,「加齢」によって生じる身体の変化を理解することは,
目の前の患者さんの身体にどのような変化が生じているのかを
読み取ることに繋がると思います.

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