カリメア

日記

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最近の記事

アニメ映画で戦争を知る。

今回は、2016年に公開されたアニメ映画『この世界の片隅に』についてです。 . 第二次世界大戦下の広島県呉市(くれし)を舞台にしています。 戦争の中、18歳の主人公すずが、嫁ぎ先でたくましく生きていく様を描いた作品。当時の日本の文化や生活を垣間見ることもできます。 キャラクターデザインが小ぶりなので全体的に柔らかいイメージですが、戦争物なので痛々しい描写、残酷な描写もあり、リアルを感じます。 . 戦争を扱っている作品としては、宮崎駿監督の『火垂るの墓』が有名ですが、この作品も

    • アニメ映画『君の名は。』はなぜヒットしたのか。

      今回は、2016年公開 新海誠監督のアニメ映画『君の名は。』です。  東京で暮らす主人公の瀧と、田舎で暮らすヒロインの三葉の心が突然入れ替わり、お互いを意識し始めるけどある日いきなり入れ替わりがなくなって、瀧は三葉を忘れかけていく中で、記憶を頼りに岐阜県飛騨まで三葉に会いにいったら実は彗星の落下でもう死んでいた! 飛騨の山頂で奇跡的に起こったタイムリープ的な力でなんとか彗星落下前の三葉と入れ変わり「ティアマト彗星」の落下で消えてしまう村を救おうとする瀧、結果的に過去は変わっ

      • アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』

        今回は、2011年放送の『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』略して『あの花』について。 埼玉県秩父市を舞台とした、男女6人(1名は霊体なので成長等は無し)の恋や衝突、各々の成長を描いた作品。 主人公達は、小学生時代、超平和バスターズなる名前で秘密基地で遊んでいた。 ある夏の日に本間芽衣子(ほんまめいこ/めんま)の突然の死によって、ほとんど自然消滅みたいに集まらなくなってしまう。 . ある日、高校生になった主人公 宿海仁太(やどみじんた/じんたん)の前に死んだはず

        • アニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』

          今回は、2017年4月に公開されましたアニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』についてです。 この作品は、森見登美彦さんの同名の小説が原作です。 京都を舞台にした恋愛ファンタジーです。 主人公である「私」が同じサークルの後輩「黒髪の乙女」に恋心を抱く。 しかし、奥手な「私」はアプローチすることができないので、ナカメ作戦(ナるべくカのじょのメに止まる作戦)で彼女の行く先々に先輩が偶然居合わせた感を出すのだが、、、 原作では1年の物語をアニメ映画版では一晩の物語として描いてい

        アニメ映画で戦争を知る。

          青春の向こう脛

          今回は、アニメ映画『心が叫びたがってるんだ』についてです。 2015年劇場公開した作品で、脚本は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』の岡田麿里さんです。 舞台は『あの花』と同じ埼玉県秩父市です。 幼い日に、丘の上のお城(ラブホテル)に憧れるヒロイン成瀬順は、たまたまそのお城から父親が女と車に乗り出てくる姿を目撃してしまう。 順は憧れのお城から出て来た父親のことを母親に話してしまう。 それがキッカケで順の両親は離婚してしまい、順も自分を責めてしまう。 自分の

          青春の向こう脛

          アニメ『あそびあそばせ』について簡単に

          今回は、2018年夏クールの作品『あそびあそばせ』についてです。 ぶっ飛んだ中学生3人のギャグアニメです。 遊び人研究会、通称あそ研なる同好会のようなものを立ち上げて、ちょっと変わった遊びに興じるんです。 作品の濃い内容からは想像もつかないような爽やかなオープニングから始まります。 原作を知らない自分は、どちらかと言うと『けいおん』のような日常系アニメかと思いましたが、1話目からお腹を抱えて笑ってしまいました。 ビジュアルからは想像できない様な顔芸やキャラ設定で爆笑必

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          アニメ『人類は衰退しました』を簡単に

          今回は、人類は衰退しました。について 2012年夏クールのノイタミナ枠だった気がします。 とにかくぶっ飛んでるアニメで、その名の通り人類が衰退して、代わりに妖精さんが沢山いる世界でのお話です。 主人公は数少ない人類代表!調停官の「私」 僕自身この作品の世界観が結構好きで、今でもたまに見てしまいます。 可愛い妖精さんがめちゃくちゃ破天荒で、サイコパスみたいなことしまくるんです。 その作り込まれたギャップがたまらないです。 何も考えずに見ることができる作品なので是非み

          アニメ『人類は衰退しました』を簡単に

          アニメ映画『聲の形』について簡単に

          今更ですが、記念すべき一回目の投稿なので自分がアニメを好きになってから一番好きなアニメ映画作品になった『聲の形』についてです。 2016年9月公開当時、自分は大今良時さんの原作は見ずに劇場へ足を運びました。高校生の恋愛物だろうなあくらいの気持ちでした。 蓋を開けてみると全く別物。もちろん恋愛要素は多少はありましたが、、、 まず、ヒロインが先天性の聴覚障害で耳が聞こえない、いじめの描写も過激で、でも不思議と嘘ではない生々しさが感じられて最初から度肝を抜かれました。 高校生になっ

          アニメ映画『聲の形』について簡単に