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2022年2月に読んだ本3選

1月はちょこちょこつまみ読みしかしてなかったので、紹介できず。
2月は良い本を読めたなーという、良い読了感がある。

ウルトラライトハイキング

最近、友人の影響で登山にハマって、低山ハイキングをよくしている。
そんな中、リスペクトしているGo Ando氏「山と道」についてのnote記事で本書が紹介されており、興味があったので読んでみた。
ULについての知識が深まったし、これは生涯にわたるバイブルになる予感がする。

道具を軽くするのではなく、自然とつながる感覚を得ること、それこそがウルトラライトハイキングの核なのです。

これを読むまでは、ULとは軽量化の技術であり、身体的負担を減らしたり、登山へのハードルを下げる為のものと思っていた。
が、それは単なる手段のひとつであり、そもそも原点が違うことがわかった。
原点は、自然とつながる、自然との距離を近づけるという思想や哲学、自然回帰という文化だった。

特になるほど…と思った考え方として、「インパクトの軽減、分散」がある。
例えば、荷を軽量化することで歩行時の自然へのインパクトを軽減できる、自然への悪影響が少ないルート選択ができるなど、環境への配慮を重視する考えで、とても参考になった。

中盤以降の、実際のギアについての技術指南についても、このメーカーのこれが良い!という賞味期限がある情報ではなく、場面によりこういう考え方で選ぶという内容であり、非常に有益。

そして時々入るイラストもかわいい。

自然とのつながりを大切に、身軽に、楽しいハイキングにしたい。
いつかロングトレイルにも挑戦したい!!!

Distance わたしの#stayhome日記

今日マチ子さんによる、2020年4月からの1年間のイラスト日記。
タイトルからもわかる、感染症の影響をもろに受けた1年間の日常が描かれていて、読んでいて愛おしいような、少し寂しくなるような、不思議な気持ちになる。

正直、今もこの感染症の影響で、暗澹とした気持ちをずっと引きずったままだ。
将来がグレーで見えづらくなっているし、どうなるのかさっぱりわからない。
この1年が、将来「こんな必死にマスクしてた時代もあったねー」になるのか、「こんな当たり前のことが、このころは珍しかったのか」になるのか。

時代が移り変わっている今の日常を切り取った、貴重なイラスト集だと思う。5年後、10年後に読むと、また意味が違うんだろうな。
何度でも読みたい作品。

仕事と自分を変える「リスト」の魔法

最近To Doのタスク管理アプリを模索中なので、改めて読み直す。

堀正岳氏の著書は、「ライフハック大全」「知的生活の設計」と愛読していたが、一番救われたのは本書だと思う。

  • 頭の中を書き出す「ブレインダンプ」という手法で、頭の中がごちゃごちゃで何から手をつけたらいいのかわからない状態から抜け出せた

  • To Doリストのアプリや手帳を利用しても、すぐに使わなくなっていたが、タスクの粒度を細かくすることで活用できるようになった

など、参考になった点が多々ある。

今回は、前回読んだときはあまり興味がなかった「体験を高い解像度でとらえていく」という項目が参考になった。
観音クリエイション氏の記事でも「おっこういう感覚いいな」と思ったので、細かい情報や気持ちの言語化を積み重ねて力をつけていきたい。


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