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放送作家の仕事とは?【第15回】新人時代に仕事をもらうためにやったこと③

「職業は放送作家です」と言うと、多くの人に「どんなことをしているんですか?」と質問されます。そこで、このシリーズでは、謎に包まれた放送作家がどんな仕事なのかをいろんなテーマで具体的に書いています。おつきあい、よろしくお願いします。

【著者プロフィール】
テレビのゴールデン番組からアイドルのラジオ番組まで構成する30代の放送作家。企画を通してチーフ作家になることもあれば、声をかけられお手伝いに徹する仕事も好き。このコラムは、プロになるためのリアルな指南書だったりします。

今回のテーマは「新人時代に仕事をもらうためにやったこと」

放送作家という職業はフリーランスなので、基本的に仕事は自分で取りに行かなくてはいけません。しかし、それぞれの番組で放送作家の席は決まっています。では、新人はどうするか? そこには工夫が必要です。そこで、筆者が実際に新人時代にやってきたことを振り返ってみたいと思います。今回は第3回です。

新人時代にやったこと③「数にこだわる!」

新人時代、会議でとにかく話すことができない。「このVTRがどうやったら面白くなるのかアイディアを出せ」と言われても、まったくイメージがわかない。では、どうすればいいのか?

悩んでいた筆者は、世の中に出ている「アイディア」や「企画術」の本を片っ端から読んでみました。するとわかったのは「アイデアは記憶の複合にすぎない」ということ。何もないところから、アイデアが生まれることはなく、自分が見たものや聞いたものなどからしか生まれないのだそうです。
 
そこで!

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【著者プロフィール】 テレビのゴールデン番組からアイドルのラジオ番組まで構成する30代の放送作家。企画を通してチーフ作家になることもあれば、声をかけられお手伝いに徹する仕事も好き。このマガジンは、プロになるためのリアルな指南書です!

聞いたことはあるけど、よくわからない”放送作家”の仕事について現役放送作家が解説! プロになりたい方や興味のある方に参考になるようひも解い…

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