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前編:Z世代起業家が語る、「アントレプレナーシップの育て方」/ポイントは、徹底的な自己肯定/自信の持ち方3条件/Re:Generation

アントレプレナーシップの基本は、「ちいさな勇気」 / 「ちいさな勇気」の根底は、自信にある。/自信は、徹底した自己肯定によって生まれる。

インタビューアー:
前回、右近さんは、アントレプレナーシップの本質は、「ちいさな勇気」であるとおっしゃられていました。では、その「ちいさな勇気」はどのようにして獲得することができるのでしょうか?

右近:
ありがとうございます。確かに、じゃあ「ちいさな勇気」はどうやったら獲得することができるの?どうやったら発揮できるの?というのが次の疑問だと思います。

結論、「ちいさな勇気」は自信から生まれます。そして、その自信は、徹底した自己肯定から生まれます。この、「徹底した自己肯定」というのがポイントです。なんか自信がある、なんかできると思うというのも大切ですが、自分が持っている基礎的・日常的な自己肯定力を磨いておくことが非常に大切だと思います。

「徹底した自己肯定」を実現するための3つの条件

インタビューアー:
なるほど。「徹底した自己肯定」というのは、どのようなものですか?

右近:
徹底した自己肯定には、3つの条件があります。

①:「自分は、〇〇に自信がある。その理由は△△だから。」と言えること。
②:①の数を多く言語化することができていること。

③:②の結果、自分が将来、社会においてどのような活躍をしていけそうか、暫定的にも解像度高く描けていること

分かりにくいかもしれませんが、とても大切な3条件です。
何回も読んでおいてください。詳しく解説していきます。

①:「自分は、〇〇に自信がある。その理由は、△△だから。」と言えること。

右近:
まず、「自分は、〇〇に自信がある。その理由は、△△だから。」と言えることです。例えば、「自分は、好奇心に自信がある。その理由は、小学生のころ、休み時間はとりあえず図書館にいって、いろんな本を眺めていたためである。」みたいなことです。少し弱いかもしれませんが、十分立派で、好奇心の理由づけになる経験です。

その他にも、「行動力に自信がある。なぜならば、やりたい習い事は、とりあえずやってみたいと親にお願いしにいっていたからである。」とかもそうです。これは、好奇心・交渉力・実現力などの裏付けにもなるでしょう。

また、「熱中力に自信がある。その理由は、小さい頃からゲームをたくさんしていて、したいゲームに関しては、徹夜でゲームをしていたからである。レベル上げに熱中していた。新しいキャラの獲得にも粘り強く取り組んでいた。」でも良いです。

ここで大切なのは、とにかく、無理矢理でも良いので、「〇〇に自信がある。その理由は、△△だから。」をたくさん言語化することがコツです。最初は、自分でも言い過ぎかもしれないところを無理矢理でも言語化して、自分にはその能力があると信じることが重要です。

②:①の数を多く言語化することができていること

右近:
次に、「②:①の数を多く言語化することができていること」です。①で、自分の強みとその理由を言語化しましたが、やはり、1つでは、自分のオリジナリティを出すことは中々難しいです。

そこで、「a.一つの能力がずば抜けて高いと思えるか、b.少し高めの複数の能力を同時に持っている、c.ないし、それぞれ、そのポテンシャルがあると見込まれる」ことが重要になってきます。

例えば、「自分はちいさな頃から、人とは違う意見・発想を持つことが多かった。それは、先生からも言われたし、クラスの人から、〇〇君の意見は面白い・変だと言われたことが多かったためだ。」ということだけがあっても、それだけではどうしても弱いです。

そこで、「人とは違う意見を持つことが多い×本を読むことが好き」という特徴を掛け合わせて、書評をする人になろうというようなものです。そこに、「文章を書くことがうまい」という能力が加われば、素人なりに書評家になることができるでしょう。

また他にも、「海外が好き×ラップが好き」があれば、海外のラッパー専門で発掘してくる人になれると思います。その際に、英語も必要になってくると思うので、そこは努力して勉強すると、「海外のラッパーを、英語でリサーチすることができる人」になることができます。

以上のように、異なる複数の能力を言語化し、その能力を複数掛け合わせることで、自分は、こんなにできることがあるんだ!そして、その独自性が生まれることで、その自信はさらに大きく・強固になっていきます。

(後編に続く)


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