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年の瀬の体調不良にご用心

このままの暖かさではお正月が来る気がしないなぁと思う暖かな日が続いていましたが、
やっと?とうとう?冬らしくなりましたね。
寒暖差でカラダの不調を訴える方も多くなる季節ですが、年末はクリスマスや忘年会などのイベントが多くなったり、大掃除や帰省で体力を使ってしまいがちな時期でもあります。
年末特有の不調と言うと、身体的なものをイメージしやすいですが、身体的な症状の他に精神的な症状が現れる場合も少なくありません。

今回は精神的な不調について簡単に解説していきましょう。
年末に余裕がない日々が続くと、精神的にもストレスがかかりやすくなりがちです。
ストレスは私たちの脳にある神経伝達物質(セロトニン)と密接な関係にあり、ストレスが生じると神経伝達物質の働きが乱れやすくなると言われています。
その結果、憂うつや不安、焦燥感やイライラなどが生じるケースが多いのです。
これらの精神的な不調がカラダへ影響することも多いのです。

それでは、年末の疲労回復に効果的なことを考えてみましょう。
まずは意識的に日光を浴びることです。
日光が不足すると体内時計のリズムにもズレが生じ、良質な睡眠が取れずに疲れやすくなる可能性が高いと言われています。しかし、日光を浴びることで体内時計がリセットされ、熟睡しやすくなるのです。
その結果、不調の緩和や解消が期待できます。

また、日光を浴びずにいると、脳の神経伝達物質のひとつであるセロトニンが低下するとされています。
セロトニンは精神の安定を図る物質のため、分泌量が足りなくなると、うつ状態を引き起こしやすいので、注意しましょう。
しっかりと日光を浴びると、セロトニンの分泌量は活発化します。
冬は寒い日々が続くので、外に出るのは億劫かもしれません。しかし、日光浴は15分程度でも効果を発揮します。
屋外での日光浴が難しい場合は、部屋の窓越しでも構いません
窓がある分、日光は多少遮断されるものの、セロトニンの分泌量を増やすには有効です。

心身の不調を防ぐためには、しっかりと食事を摂ることも必要です。
食事は私たちにとって当たり前ではありますが、摂る栄養素を意識することで、さまざまな疲労感を緩和・解消させるために役立ちます。
例えば、たんぱく質は筋肉を作ったり、修復したりするだけではなく、精神の安定を保つ脳の伝達物質・セロトニンに関連するトリプトファン(アミノ酸)などが含まれていますので、積極的に摂取しましょう。

年末は、仕事やプライベートの忙しさやストレスから、知らず知らずのうちに心と身体の不調が生じがちです。
小さな不調の積み重ねにより、大きな不調へと発展することはめずらしくありません。
「自分は大丈夫」と軽く考えるのではなく、日ごろから疲労の緩和・解消の方法を習慣化することで、年末の体調不良を防ぎましょう。

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